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焼酎の飲み方をじっくり解説!好みのスタイルで楽しもう

焼酎の飲み方をじっくり解説!好みのスタイルで楽しもう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

鉛筆アイコン 2020年7月14日

焼酎の美味しい飲み方といえば、定番のロック、水割りはもちろんのこと、のどごしがさわやかな炭酸割り、そして寒い日はお湯割りも人気の飲み方のひとつだ。しかし言葉では知っていても、どうすれば一番美味しく飲めるのかということは、試行錯誤を重ねることだろう。本記事では、焼酎の美味しい飲み方やアレンジレシピなどを、焼酎初心者の人にもわかりやすく解説していく。記事を参考に、好みの飲み方を見つけてほしい。

  

1. 焼酎の美味しい飲み方:基本編

焼酎の飲み方を紹介する前に、知っておきたい焼酎の基本がある。それは焼酎の種類である。焼酎の種類は大きく分けると乙類焼酎、甲類焼酎、混和焼酎の3種類に分類され、主につくり方によって分けられる。

では、それぞれの特徴を解説しよう。

乙類焼酎

乙類焼酎とは、主な原材料に麦、米、芋、そばなどを使用して、単式蒸留でつくられる焼酎の種類である。素材の味わいや香りがしっかりと残っていることが特徴なので、ロックや水割りなど、素材の味そのものを楽しめるシンプルな飲み方が人気だ。「本格焼酎」もまた、乙類焼酎に分類される。

甲類焼酎

甲類焼酎とは、連続式蒸留機でもろみを何度も蒸留させてつくられる焼酎の種類である。色は無色透明で素材独特の香りもなく、雑味のないピュアな味わいが特徴なので、サワーやチューハイのベースとしても好まれている。

混和焼酎

混和焼酎とは、その名の通り乙類焼酎と甲類焼酎をブレンドしてつくられる焼酎の種類である。味わいはまさにふたつの中間で、乙類焼酎の独特なクセがあまり得意でない人や、甲類焼酎にもう少し風味がほしいという人におすすめのマイルドな味わいとなっている。

2. 焼酎の美味しい飲み方:初心者編

焼酎の美味しい飲み方は人それぞれ好みはあるが、基本の飲み方は押さえておこう。素材の味をそのまま楽しみたい人はストレートやロック、素材の風味とほどよいアルコール感を楽しみたい人は水割りやお湯割り、さっぱりと飲みたい人は炭酸割りなど、飲み方によって味わいもさまざまだ。

ここでは乙類焼酎と甲類焼酎のそれぞれの美味しい飲み方をいくつか紹介していく。

乙類焼酎の美味しい飲み方

乙類焼酎の特筆すべき点は、やはり素材そのものの味わいと豊かな香り。まずはロックで軽く一口含んで、鼻に抜ける素材の風味を感じよう。ロックは少しずつ溶け出す氷と焼酎がうまく調和して、飲むほどに違う味わいが楽しめるが、どうしても強いアルコール感が苦手という人には水割りもおすすめだ。焼酎と水の比率は始めは5:5ぐらいが飲みやすく、風味もほどよく楽しめる。5:5を基準に、好みで調節しよう。お湯割りも同じく、焼酎とお湯の比率は5:5がおすすめ。湯気から立ち上がる香りも楽しめる、冬場の定番の飲み方だ。お湯割りの際は、70℃あたりまで冷ましたお湯を使用するのがポイント。このひと手間は、押さえておくとよい。

甲類焼酎の美味しい飲み方

甲類焼酎はクセがなくすっきりとした味わいが特徴なので、ロックや水割りのほかに、いろいろな飲み物で自分好みに割る飲み方がおすすめだ。乙類焼酎を味の付いた飲み物で割ると、どうしても味がぶつかり合ってしまうが、甲類焼酎はどんな飲み物とも相性がよい。ウーロン茶で割ってウーロンハイ、炭酸水に好みの味を加えて、焼酎ハイボールなども人気の飲み方だ。とても飲みやすくアレンジできるので、ついつい飲み過ぎないように注意しよう。

3. 焼酎の美味しい飲み方:黒じょか

黒じょかと聞いて、ピンときたら焼酎通の証だ。黒じょかとは、鹿児島で生まれた伝統的な酒器のことである。平べったい形が特徴的の土瓶で、本格的な焼酎のお湯割りが自宅でも楽しめる。しかしただのお湯割りではもったいない。

これから黒じょかの魅力を最大限まで引き出してくれるポイントを解説しよう。

おすすめは前割りした芋焼酎

焼酎の「前割り」という言葉をご存じだろうか。これは焼酎を飲む前日までに、あらかじめ割り水して寝かせておくという意味がある。前割りを行うことにより、焼酎と水が均一に混ざり合い、とてもまろやかな味わいを楽しめるのだ。黒じょかは、ぜひ前割りの焼酎で楽しんでもらいたい。また、鹿児島は芋焼酎の本場。せっかく黒じょかで焼酎を楽しむのなら、種類は芋焼酎をチョイスしよう。

黒じょかの正しい使用法

直接黒じょかを火にかけるのは、割れてしまう危険性も考えられるためNG。必ず湯煎して、「燗を付ける」イメージで人肌程度までじっくりと温めるのがポイント。焼酎そのものの豊かな香りを感じられる、贅沢な飲み方といえるだろう。飲んだ後の黒じょかは、洗わずに自然乾燥させればOK。すると焼酎の香りが黒じょかに移り、使うほどによい味が染み出るのだ。このように自分の手で育てていく楽しみもまた、黒じょかの醍醐味といえるだろう。

4. 焼酎の美味しい飲み方:アレンジレシピ

焼酎の飲み方には、これまで挙げてきたもの以外にも、多くの種類がある。中には珍しいアレンジレシピもあり、いろいろな味が楽しめるとして人気だ。いくつか紹介しよう。

焼酎のホットはちみつジンジャー割り

甲類焼酎のお湯割りに生姜とはちみつを適量プラスするだけで、寒い日でも体が芯から温まるホットカクテルができあがる。つくり方は簡単で、まずはちみつをお湯で溶かすのがポイント。そこに焼酎を好みの分量加え、最後におろし生姜を入れたら完成だ。生姜のピリッとした辛さとはちみつの甘さが絶妙にマッチして、女性からも人気が高い。

焼酎コーク

名前の通り、焼酎をコーラで割ったものが焼酎コークだが、ポイントは使用する焼酎である。普通ジュースで割るのに相性がよいのは甲類焼酎だが、このレシピでは麦焼酎を使用する。味がぶつかり合わないよう、コーラの比率を多めにすることで、麦焼酎のやさしい風味とコーラの甘みがマッチして、すっきりとした味わいが生まれるのである。レモンやライムも添えておくとさわやかさが増し、おすすめだ。

金魚

金魚といっても、焼酎に本物の金魚を加えるわけではない。見た目が水槽を泳ぐ金魚のようであることから、名前の由来となった。つくり方はいたってシンプル。焼酎に大葉と鷹の爪を入れ、お湯で割るだけで完成だ。大葉のさわやかな香りと鷹の爪の辛さの相性がよく、見た目以上に飲みやすい。焼酎の種類は乙類甲類を問わず、お湯割り以外にロックや炭酸割りも合うなど、それぞれ自由なスタイルで楽しめる。

結論

一言で焼酎といっても、さまざまな飲み方があり、またそれぞれ違った味わいが楽しめる。アレンジレシピでは飲みやすい種類も多いため、焼酎の強いアルコール感が苦手というイメージを持っている人でも、抵抗なく楽しめるだろう。自分の好みのスタイルで、じっくりと焼酎を楽しんでもらいたい。
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  • 公開日:

    2020年5月31日

  • 更新日:

    2020年7月14日

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