1. テキーラとはどんな酒?
まずはテキーラの原料と語源について紹介する。
テキーラの原料
テキーラの主原料は、メキシコにあるブルーアガヴェ(竜舌蘭:リュウゼツラン)という植物である。ブルーアガヴェの種類は200もあり、その中の一部の品種がテキーラの原料として使われる。中でもメキシコ国内の特定の5州で育ったブルーアガヴェを51%以上含んだものだけがテキーラになるのだ。
ちなみにテキーラの原料になるのは、鋭い葉の部分ではなく、1個30~100kgにも及ぶ巨大な球茎である。醸造酒や蒸留酒として加工されたあと、ワインやブランデーと同じように樽の中で熟成される。熟成期間が短くフレッシュなものから、ブランコ、レポサド、アネホ、エクストラ・アネホの順に4つに分類され、透明色からウイスキーのような琥珀色へと徐々に変化していくのだ。
ちなみにテキーラの原料になるのは、鋭い葉の部分ではなく、1個30~100kgにも及ぶ巨大な球茎である。醸造酒や蒸留酒として加工されたあと、ワインやブランデーと同じように樽の中で熟成される。熟成期間が短くフレッシュなものから、ブランコ、レポサド、アネホ、エクストラ・アネホの順に4つに分類され、透明色からウイスキーのような琥珀色へと徐々に変化していくのだ。
テキーラの語源
テキーラの語源は、メキシコ中西部のハリスコ州にあるテキーラという地名。この地で作られる良質なブルーアガヴェを使って作られた蒸留酒が世界的にも評価されたことから、テキーラと名づけられたらしい。
2. テキーラを使ったカクテルいろいろ

テキーラの甘みや香りを楽しむなら、ぜひ試してほしい代表的なテキーラのカクテルを紹介する。
マルガリータ
テキーラとホワイトキュラソー、フレッシュライムジュースをシェイクしてカクテルグラスに注ぎ、グラスの縁に塩を付ける。アルコール度数は25度と高めのショートカクテルである。テキーラの甘みと柑橘系のさっぱりとした味とダイレクトに感じる塩気でグッと引き締まった味わいに。
テキーラ・サンライズ
ロンググラスにテキーラとオレンジジュース、氷を入れて軽く混ぜる。真っ赤なグレナデンシロップを静かに注ぎ入れたら完成の、甘めで飲みやすいカクテルだ。赤とオレンジの美しいグラデーションがまるで朝焼けのような色であることが名前の由来である。
オレンジジュースではなくレモンジュースにすれば「テキーラサンセット」ができあがる。
オレンジジュースではなくレモンジュースにすれば「テキーラサンセット」ができあがる。
テコニック
テキーラをトニックウォーターで割っただけのシンプルなカクテル。レモンやライムなどの柑橘類を入れてサッパリと飲める。
3. 自宅でできる!テキーラのカクテルに合う簡単メニュー

テキーラと相性のよい料理は、やはりテキーラ発祥の地メキシコの料理だろう。ここでは自宅でも簡単に作れるテキーラのカクテルに合う料理を紹介する。
アボカドディップ
すり潰したアボカド、みじん切りの玉ねぎ、レモンとタバスコを加えれば簡単にできるアボカドのディップソース。市販のコーンチップを添えれば簡単なつまみのできあがりだ。
メキシコ風タコス
メキシコの定番、タコスを本場の味に忠実に作るのは難しい。日本で手に入る調味料を代用すればメキシコ風のタコスができる。
刻んだトマトやたまねぎを調味料で和えトマトサルサを作る。挽き肉を炒め、ケチャップやウスターソース、香辛料で味付けしてタコスミートを作り、刻んだレタスとともにトルティーヤで包めば完成だ。
刻んだトマトやたまねぎを調味料で和えトマトサルサを作る。挽き肉を炒め、ケチャップやウスターソース、香辛料で味付けしてタコスミートを作り、刻んだレタスとともにトルティーヤで包めば完成だ。
餃子
最後は意外な組み合わせだが、日本の晩酌の定番料理である餃子だ。皮と挽き肉、香辛料を使うところがタコスとの共通点でもあり、テキーラに合うのも頷けるだろう。普段の餃子にチーズや香辛料を加えてピリ辛にしてみてもOK!
結論
テキーラはアルコール度数が高く、ショットで飲むなどワイルドなイメージが強いが、カクテルにして飲んでみたら意外なほど飲みやすい酒であることが分かるはずだ。日本の暑い夏にも、ピリッと辛いメキシカンフードとともにテキーラのカクテルを楽しんでみてはどうだろうか。