1. シェリー酒はどんなもの?

シェリー酒と聞いて、皆さんはどんなイメージを持つだろうか?洋酒ということはわかるけれど、実際のところその素性をほとんど知らないという人も多いかもしれない。日本でシェリー酒を見かけるのは、レストランのドリンクメニュー。食前酒にラインナップされていることが多い。
そんなシェリー酒の生まれ故郷はスペインの南部に位置するアンダルシア地方。とある3つの地域で収穫された白ぶどうで作られたものだけがシェリー酒を名乗ることができる。白ぶどうで作られていることからもわかるように、シェリー酒の正体はワイン。ブルゴーニュのワイン、アルザスのワインと同じようにシェリーという地域産のワインをシェリー酒と呼ぶのだ。
そんなシェリー酒の生まれ故郷はスペインの南部に位置するアンダルシア地方。とある3つの地域で収穫された白ぶどうで作られたものだけがシェリー酒を名乗ることができる。白ぶどうで作られていることからもわかるように、シェリー酒の正体はワイン。ブルゴーニュのワイン、アルザスのワインと同じようにシェリーという地域産のワインをシェリー酒と呼ぶのだ。
シェリー酒の作り方
シェリー酒は普通のワインとは異なり、ブランデーをはじめとするアルコールをプラスして、度数を高めて作られる。マデラワインやポートワインと同様だ。このため酒精強化ワインとも呼ばれている。
味の種類
また、シェリー酒は味のバリエーションが多種多様。その幅は、ほかのワインのそれとは比べものにならないほどである。シェリー酒=甘いという印象をお持ちの方も多いことであろう。これはペドロ・ヒメネスというブドウで作られた超甘口タイプのこと。同じくモスカテルという品種で作られたものも超甘口だ。
その一方で辛口タイプはここ数年でじわじわと人気を集め、トレンド入り間近との呼び声も高い。こちらはパロミノという品種を使用するのが一般的で、熟成時に生成される酵母を利用するものとそうでないものが存在する。酵母を利用するタイプは、透明や白ワインに近い色味で、味わいもすっきり。フィノはその代表格だ。酵母を利用しないものは、酸化熟成を繰り返し、琥珀色に変化。重厚な味わいが特徴だ。オロロソがそれに当たる。また辛口と超甘口をミックスしたものもある。
その一方で辛口タイプはここ数年でじわじわと人気を集め、トレンド入り間近との呼び声も高い。こちらはパロミノという品種を使用するのが一般的で、熟成時に生成される酵母を利用するものとそうでないものが存在する。酵母を利用するタイプは、透明や白ワインに近い色味で、味わいもすっきり。フィノはその代表格だ。酵母を利用しないものは、酸化熟成を繰り返し、琥珀色に変化。重厚な味わいが特徴だ。オロロソがそれに当たる。また辛口と超甘口をミックスしたものもある。
2. シェリー酒のカロリーや度数、栄養

シェリー酒はアルコールを添加しているので、アルコール度数はワインよりはやや高め。フィノなど軽めのものは15〜17%前後。甘口タイプは22%前後のものが多い。日本ではカロリー表示がされているシェリー酒はないようだ。ただ、甘口タイプは残糖度が高いため、辛口タイプよりはカロリーが高いと推測される。ただ、糖分を添加している訳ではない。
3. シェリー酒のおすすめの飲み方

辛口タイプは
リキュールや蒸留酒と思っている人も多いようだが、シェリー酒はれっきとしたワインの一種である。辛口タイプをセレクトすれば、食事にも合わせやすいので、おすすめ。メーカーによっても異なるが、色味のクリアなものを選ぶとよりすっきりとした味わいを楽しむことができる。前述のフィノは魚料理や軽めのもの、オロロソは煮込み料理にも合わせやすい。カクテルに使われることもあるが、自宅で飲むのなら、炭酸水やソーダで割って飲むのがおすすめだ。
超甘口タイプは
こちらはかなり甘めなので、デザート感覚で楽しむのが正解。アイスクリームやまろやかなヨーグルトなどにかけて食べるのもおすすめだ。そのほか、ダークチョコレートで作った甘さ控えめなガトーショコラやカラメルをしっかりと効かせたプリンなど、大人なスイーツを合わせるのもよい。
結論
シェリー酒は生産者、ブランドによっても味わいがかなり異なる。まずは飲みやすいスペインのトップブランドからセレクトしてみるのもひとつの手だ。辛口タイプは思いの外、飲みやすいことに驚くはず。ぜひ一度、試してみてはいかがだろうか。