1. 鹿児島の大自然から生まれる本格焼酎 小鹿

鹿児島が誇る薩摩焼酎の本質を伝えるべく50年近く邁進してきた小鹿酒造。本格焼酎小鹿は、同社の看板商品である。薩摩焼酎らしい力強さを特徴とする小鹿は、どのように生まれたのであろうか。
■創業30年で生産量が15倍に
小鹿酒造の創業は、1971年。鹿児島県鹿野地区の小さな焼酎蔵の結集という意から、命名されている。小鹿酒造は、鹿児島県の南東部に位置する大隅半島にある。大隅半島は、国見山地を中心に雄大な自然に恵まれていることで知られる。森を抜けてこんこんと湧き出る清涼な水、大隅半島産の良質なさつまいも、そして技術と故郷への思いが、小鹿には込められている。
本格焼酎のブーム到来の前夜ともいうべき1998年、小鹿は鹿児島県が主催した本格焼酎鑑評会で第1位を獲得。その後も、数々の賞を受賞してきた。2001年には、焼酎ブーム到来に後押しされて、創業30年で製造量を15倍にまで伸ばしている。
本格焼酎のブーム到来の前夜ともいうべき1998年、小鹿は鹿児島県が主催した本格焼酎鑑評会で第1位を獲得。その後も、数々の賞を受賞してきた。2001年には、焼酎ブーム到来に後押しされて、創業30年で製造量を15倍にまで伸ばしている。
■さつまいも栽培へのこだわり
広大なさつまいも畑が広がる大隅半島。小鹿酒造では、1994年から農業法人を設立し、良質な原材料の確保に努めている。直営の農場は約30ha、そのほかにも契約農家によって100haの農地を確保しており、原材料確保に万全を期している。
2. 薩摩焼酎のスピリットを伝える小鹿

薩摩焼酎と名乗るには、厳しい条件をクリアした製品に限られている。生粋の薩摩焼酎として君臨する小鹿の特徴や味わいをお伝えしよう。
■深い精神性をも有する薩摩焼酎小鹿
薩摩焼酎と名乗るには、鹿児島県産のさつまいもと水を原料に、県内で生産されることが最も重要な条件となっている。また、技術的な面にとどまらず、風土への感謝、農家との連携、文化と技術のさらなる向上への寄与、健全な焼酎宣伝の啓発など、精神的な面にまで及んでいることが興味深い。こうした深い精神性が、日本中を席巻した焼酎ブームを牽引する力となったともいえる。
■コガネセンガン×米麹×鹿児島の名水が生み出す美味しさ
焼酎小鹿は、新鮮で高品質なさつまいも「コガネセンガン」、国産の米から作られる麹、玉泉公園に湧き出る名水を原料に作られている。薩摩焼酎本来の力強さに加え、切れのよい甘さ、ふんわりとした香りを特徴としている。芋焼酎は本来、温かくして飲むと美味しいとされている。小鹿も、80℃のお湯を加えて40~50℃に冷めるのを待って飲むのが王道である。また、割るお湯は水道水よりも、湧き水や井戸水にするとより小鹿の美味しさが生きる。水割りも美味しいが、のどごしがよくなるために飲みすぎる危険がある点に注意が必要だ。
3. 「黒」も存在する小鹿シリーズ

小鹿酒造の看板であり、最も人気がある焼酎小鹿。小鹿シリーズには、黒麹を使用した「小鹿黒」も存在する。クラシックな小鹿よりも重厚感があるのが特徴である。さらに一昔前のどっしり感のある味わいを楽しめる「小鹿 本にごり」も人気である。いずれもお湯割りで飲むのが最適とされている。
焼酎は本来、濃い味付けのつまみと合うというのが定番である。しかし小鹿の焼酎は、雑味を可能なまでに除去しているため、毎日でも飽きずに飲むことができる。シンプルなつまみと合わせるがベター。油揚げをからりと焼いて刺身醤油を落としたものとは最高の組み合わせとなる。
焼酎は本来、濃い味付けのつまみと合うというのが定番である。しかし小鹿の焼酎は、雑味を可能なまでに除去しているため、毎日でも飽きずに飲むことができる。シンプルなつまみと合わせるがベター。油揚げをからりと焼いて刺身醤油を落としたものとは最高の組み合わせとなる。
結論
鹿児島県の風土にこだわり、自然への感謝の思いを忘れず、薩摩焼酎たる自負心あふれた焼酎、それが小鹿である。薩摩焼酎本来の力強さに恵まれながら、雑味がないのど越しが人気の理由であろう。数々の賞にも輝いた本格的な味は、焼酎の初心者から通にまで愛されている。