1. スコットランドのウイスキーには高級銘柄が多数ある!

ウイスキーの発祥はスコットランドだとする説がある。スコットランドの法律により製法や品質が管理されているスコッチの中には、高級ウイスキーが数多く存在する。例を紹介しよう。
・ザ マッカラン
スコットランドのスペイサイド地方を代表するシングルモルトウイスキーだ。老舗蒸溜所がこだわりの製法で作っており、高級ウイスキーの代表格ともいえる。ブランド内でもさらにランクが分かれており、高ランクのものは希少価値が非常に高い。
・ロイヤルハウスホールド
かつては英国王室御用達として登録されていたウイスキーだ。英国と日本の友好の証になったという経緯があり、英国と日本の市場でしか手に入らないとされる。王室御用達時代に出荷されたものは銘柄の頭にTheがついており、さらに希少価値が高い。
・タリスカー
スコットランドのスカイ島にある蒸溜所で生産されている。癖が強い風味が特徴とされる。好みが分かれるかもしれないが、好きな人にはたまらないだろう。特徴的な飲み方として、黒胡椒をトッピングするスパイシーハイボールが人気だ。
2. ウイスキーの見慣れた銘柄も、高ランクは高級品の場合あり!

ただ高級ウイスキーといっても、特別な銘柄があるとは限らない。普段よく目に入る銘柄の中にも、ランクの高いウイスキーが存在するのだ。いくつか例を見ていこう。
・ジョニーウォーカー ブルーラベル
ジョニーウォーカーは世界で最も売れているウイスキーだといわれる。バーや酒屋などで見かけたことのある人は多いのではないだろうか。ジョニーウォーカーはラベルの色によりランクが分けられており、中でも最高級なのが青色のラベルだ。ブレンデッドウイスキーだが、質の高いウイスキーが調合されており、豊かな香りが特徴だ。
・バランタイン 30年
バランタインファイネストという銘柄が有名で、スーパーや酒屋などでもよく見かけるかもしれない。しかしバランタインのシリーズには多数の銘柄があり、中でも最上の30年は高級ウイスキーとして知られている。非常に高価ではあるが、見合うだけの味や香りを楽しめる。
3. 日本の高級ウイスキーは、本場に劣らず高品質!

高級ウイスキーは海外のものに限らない。日本のウイスキーにも、高品質で希少価値の高いものがある。例を見ていこう。
・白州
高級シングルモルトウイスキーで、緑色のボトルが印象的だ。無印の白州は小さいボトルで売られる場合があり、比較的安く手に入る。ただし最上級である25年は数量限定であり、希少価値が高い。世界的なコンテストで最高賞を含めた受賞歴が多く、日本を代表するシングルモルトウイスキーのひとつともいえる。
・山崎
白州と並ぶ高級シングルモルトウイスキーだ。最も安い無印の山崎は、スーパーや酒屋でよく見かけるかもしれない。25年は数量限定生産で、なかなか手に入らない。フルーツのような香りが強いのが特徴だといえる。
・響
先述の2銘柄とは違い、響はブレンデッドウイスキーだ。ブレンダーによる熟練の技で調合されており、香りの絶妙なバランスを楽しめる。高ランクである30年は、30年以上熟成された原酒からさらに吟味され調合される。限定生産しかされておらず、手に入れば幸運だ。
日本の高級ウイスキーは質が非常に高い。それぞれの銘柄の受賞歴から見ても間違いないだろう。普段スコッチばかり注目している人も、日本のウイスキーを試す価値はある。
日本の高級ウイスキーは質が非常に高い。それぞれの銘柄の受賞歴から見ても間違いないだろう。普段スコッチばかり注目している人も、日本のウイスキーを試す価値はある。
結論
高級ウイスキーはなかなか手に入らないが、その分味や香りは非常に優れている。ウイスキーの聖地ともいわれるスコットランドには高級な銘柄が多く、高そうなイメージもあるかもしれない。一方で、日本の高級ウイスキーも質が高く、世界的なコンテストでの受賞歴も多い。自分へのごほうびや贈答用のウイスキーを検討する際に、参考になれば幸いだ。