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焼酎の種類を徹底解説!気になる糖質やカロリーについても紹介

焼酎の種類を徹底解説!気になる糖質やカロリーについても紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

鉛筆アイコン 2020年7月14日

全国で多くの種類が販売されている焼酎だが、銘柄だけでなく、原料やアルコール度数、また蒸留方法などによって、さまざまな種類に分類されていることをご存じだろうか。焼酎の種類をよく知っておくことで、もっと焼酎を楽しむことができるだろう。本記事では、焼酎の種類それぞれの特徴や、気になる糖質やカロリー、また健康面についてなど、詳しく紹介をしていく。

  

1. 焼酎の種類:原料による分類

まず、焼酎は使用される原料によって分類される。主に乙類焼酎といわれる、麦、芋、米焼酎などが代表的だ。また、同じ穀物を原料としていても、蒸留方法が異なることで甲類焼酎に分類されるものもある。では、このふたつを解説していこう。

乙類焼酎

乙類焼酎は、原料の風味がしっかりと残った味わいが一番の特徴だ。単式蒸留器で蒸留され、主な原料には麦、芋、米に加え、そばや黒糖などが使用されている。また本格焼酎と記載がある種類も、乙類焼酎に分類される。

甲類焼酎

甲類焼酎は、雑味がなくすっきりとした味わいが特徴だ。乙類焼酎とは蒸留方法が異なり、連続式蒸留器で何度も蒸留される。原料には主にデンプンを含んだ穀物が使用されている。

2. 焼酎の種類:度数による分類

焼酎は原料だけでなく、アルコール度数によっても分類される。乙類焼酎、甲類焼酎ともに度数の平均は20度、25度となっているが、実は種類により、酒税法で度数の上限が決められている。特徴も交えながら、解説する。

乙類焼酎は45度以下

乙類焼酎の度数は45度以下と決められている。蒸留したばかりの原酒であれば40度から45度と高い度数で販売されるが、一般で販売されているものでは20度、25度の種類が多く、度数が高いものに比べてシェアが高い。

甲類焼酎は36度未満

甲類焼酎の度数は36度未満と決められている。連続式蒸留器で蒸留を繰り返すことにより度数は96度ほどにもなるが、そこから36度未満になるように水で薄めていき、甲類焼酎ができあがる。こちらも一般的に20度、25度の種類がシェアの多くを占めるが、主に果実酒づくり専用の焼酎甲類は度数が高く、35度で販売されることが多い。

3. 焼酎の種類による味の違い

焼酎は種類によってそれぞれ個性的な味わいがある。使用される原料の風味をしっかりと楽しみたい人には乙類焼酎、サワーや酎ハイなどで楽しみたい人には甲類焼酎と、好みに合わせてお気に入りの焼酎を選ぼう。

乙類焼酎を味わう

乙類焼酎の香りや味わいは、使用される原料によって異なる。麦焼酎はフルーティな香りとさわやかな味わいが特徴で、焼酎初心者の人でも飲みやすい。芋焼酎は乙類焼酎の中でもとくに香り高く、ほのかな甘みがあり、飲み始めてからファンになる人も多い。米焼酎は米特有の甘みをしっかりと感じられるので、こちらも飲みやすく人気がある。このように、原料によって味わいに個性があることが特徴だ。

甲類焼酎を味わう

甲類焼酎は香りがほとんどなく、すっきりとした味わいなので、いろいろなアレンジレシピが楽しめる。緑茶で割れば定番の緑茶ハイ、炭酸に好みの味を加えて焼酎ハイボールも人気の飲み方だ。自分好みの分量で飲みやすくアレンジできるので、焼酎の味が苦手という人でも楽しめる。

4. 焼酎の種類による糖質やカロリー

焼酎は楽しみたいけど、やはり気になるのは糖質やカロリーだ。飲むことで太ってしまったらどうしようと考える人は多いだろう。ここでは焼酎の糖質やカロリーについて、解説していく。

焼酎は糖質ゼロ!

近年、焼酎のボトルやパックのラベルでアピールされることも多くなったが、基本的に種類は問わず、焼酎の糖質はゼロとなっている。つまり焼酎は、ビールや日本酒、ワインなどとは異なり、糖質制限中やダイエット中の人にもおすすめできる酒類といえるだろう。焼酎が糖質ゼロの理由は製造工程にある。意図して糖質を抜いているわけではなく、原料である芋や米にもともと含まれる糖質が、蒸留の工程で全て取り除かれることから、自然と焼酎は糖質ゼロになるのである。

気になるカロリーは?

焼酎の糖質はゼロであることはわかったが、次に気になるのがカロリーだろう。実はアルコールにはカロリーがあり、度数が高いほどカロリーも高くなる。従って、焼酎のカロリー自体はビールや日本酒よりも高くなるのだ。例えばビールの100mlあたりのカロリーは約40kcalと意外に低いが、それに対し乙類焼酎の100mlあたりのカロリーは約150kcal、甲類焼酎なら約200kcalと高い。糖質がゼロだからと、飲み過ぎには注意したい。カロリーが気になる人は、水割りやお湯割りで飲むことでカロリー制限にもなるのでおすすめだ。

5. 健康に良いといわれる焼酎の種類

焼酎は健康面でもさまざまな効果が期待できるが、焼酎ならどれでもいいというわけではない。ここでは焼酎の中でもとくに健康効果があるとされる種類を紹介しよう。

健康効果があるのは乙類焼酎

焼酎の中でも健康効果に期待できるのが、乙類焼酎だ。とくに本格焼酎の記載があるものが望ましい。期待される作用はさまざまで、血栓を溶かす働きを持つ酵素を増やす作用、血行を促進する作用、そして血糖値を低く抑えてくれる作用などがある。適量を守り、楽しく健康的に焼酎を味わおう。

結論

焼酎にもさまざまな種類があり、それぞれ違った香りや味わいがある。また、割り方などアレンジ次第で自分好みに味わえることも焼酎の魅力といえるだろう。本記事を参考に焼酎の種類を知ってもらい、ぜひお気に入りの一本を見つけてもらいたい。
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  • 公開日:

    2020年6月 8日

  • 更新日:

    2020年7月14日

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