- ドライ・ジン:45ml
- ライムジュース:15ml
- ライム(くし切り):1切れ
- グラスに氷を入れる
- ドライ・ジンとライムジュースを入れて軽くステアする
- グラスの縁にライムをさせば完成
1. ジンライムとはどのようなカクテルなのか?
まずはジンライムというカクテルについて詳しくなっておこう。
ジンベースのシンプルなカクテル
ジンライムは、ジンとライム果汁(ジュース)で作るシンプルなカクテルだ。シンプルがゆえジンの風味とライムの酸味がダイレクトに伝わる、辛口のカクテルである。英語では「Gin and Lime」というため、海外で頼むときはそのように伝えよう。
アルコール度数
ライムジュースでやや薄まるとはいえ、ベースのジンはアルコール度数40度程度の高いスピリッツ(蒸留酒)である。ジンライムにした場合でも30度ほどあると考えてよいだろう。飲みやすいカクテルだが、くれぐれも一気飲みや飲み過ぎには注意してほしい。
ギムレットやジントニックとの違い
ジンベースのカクテルにもいろいろあるが、間違えやすいのが「ギムレット」と「ジントニック」ではないだろうか?ギムレットとは、ジンライムをシェイクしたカクテルのことである。ジンライムと比べると「角が取れた」ような味わいだ。
一方ジントニックはまったく異なるカクテルで、ジンをトニックウォーターで割ったカクテルである。東インド会社が存在した大航海時代に、熱病対策として開発された薬用酒だ。
カクテル言葉
ジンライムには「色あせぬ恋」というカクテル言葉が付けられている。一途な想いを伝えたいときにそっと頼んでみたらオシャレかもしれない。
2. ジンライムの作り方
ジンライムはご家庭で簡単に作れる。基本のレシピや美味しく作るコツなどを解説しよう。
材料
レシピ
美味しく作るコツ
混ぜすぎると氷が溶けて薄まるため軽くステアする程度に留めよう。またグラスも大切だ。ジンライムはオン・ザ・ロックで楽しむカクテルなので、ロックグラスを用意しよう。キリッとした味やのどごしがお好みなら、よく冷やしたジンとライムジュースで作るのがおすすめだ。
ライムはどうする?
バーなどでジンライムを頼んだ際に添えられてくるライムは、お好みで搾ったあとそのままグラスに入れてよい。あるいはバーテンダーにそっと渡してもOKだ。
3. ジンライムの美味しい飲み方とおすすめのおつまみ
ジンライムはもちろんそのまま飲んでも美味しいが、ちょっとしたアレンジもある。おすすめのおつまみとともに紹介しよう。
ジンライムをアレンジして美味しく飲む方法
ジンライムに、グレナデンシロップやザクロジュースを入れてみよう。ザクロの風味と酸味がジンのハーブの香りを緩和して飲みやすくなる。ジン3、ライムジュース1、グレナデンシロップ0.5(ザクロジュース1)、が目安だ。
ベリー系のシロップや果物を入れて飲むのもおすすめである。クレーム・ド・フランボワーズなど甘酸っぱいものがよいだろう。そのほかカシスや苺も相性がよい。
ジンライムに合うおすすめのおつまみ
ジンライムのおつまみは味が濃いもの、酸味がきいたものがおすすめだ。ナッツ類やピクルス、ジャーキーなどは定番である。ドライフルーツをはじめ、味の濃い果物も合う。生の木苺やキウイなどは美味しいはずだ。変わり種で麻婆豆腐という手もある。
4. ジンベースのそのほかのカクテル
ジンライム以外にも、ジンベースのカクテルは多い。ここではまず、ジンライムソーダについて紹介する。
ギムレット
すでにお伝えしたように、ギムレットはジンライムをシェイクしたカクテルだ。シェイクすることで空気が含まれ、味がまろやかになる。ギムレットをさらにソーダで割るとギムレット・ハイボールというカクテルにもなる。
ジントニック
氷を入れたグラスに、ジンとトニックウォーターを1:3で注いでステアし、くし切りのライムまたはレモンをグラスの縁にさせば完成だ。トニックウォーターのほろ苦さとジンの香りが爽やかなカクテルである。
ジンリッキー
グラスにライムを搾り、氷とジン、炭酸水を注いでステアすればジンリッキーの完成だ。生のライムのさっぱりした酸味と風味を楽しめる。辛口なので食中酒としてもおすすめだ。
結論
ジンライムはシンプルなカクテルだが、その分、ジンやライムの風味がダイレクトに楽しめる。分量はお好みで調節してもOKなので、ぜひ自分好みのジンライムを完成させてみよう。ただしジンのアルコール度数が高めなので、飲み過ぎにはどうか十分気をつけていただきたい。