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ワインは冷蔵庫で保管できる?常温保管との違いや注意点などを紹介

ワインは冷蔵庫で保管できる?常温保管との違いや注意点などを紹介

投稿者:ワインエキスパート 白川茜(しらかわあかね)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

2020年7月14日

ワインを購入してすぐに飲まない場合、自宅で保管することになる。ワインセラーがあればベストだがある人の方が少数派だろう。セラーがない場合、冷蔵庫や冷暗所に置くことが推奨されている。しかし冷蔵庫保存はよくないという噂があったり、スーパーでは常温で陳列されていたりもする。実際のところはどうなのか、またベストな保管方法に近づけるための工夫を紹介する。

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1. ワインの保管は常温、冷蔵庫のどちらが正解?

ワインは保管する場所の温度や湿度、光などによって味が変化するデリケートな飲み物だ。とくに温度は重要で、13度から15度が理想的な保管温度とされている。セラー以外の保管場所として挙げられる冷蔵庫もしくは冷暗所はどちらも一長一短があり、どちらがよいとは一概にいえない。それぞれの特徴と注意すべき点を紹介する。

常温保管の場合

床下の収納スペースや押し入れなど、暗くて温度変化の少ない場所がワインの常温保管に向いている。保管の際は光でワインが傷まないように新聞紙を巻いたり、匂いの強いものの近くに置かないようにしよう。また真夏や真冬などの極端な気温になる時期の常温保管は避けた方がよい。夏の30度を超える部屋、冬でも暖房で温められた部屋はワインの味を損ないやすくなる。寒ければよいというわけではなく、外の気温が冷蔵庫内より低くなるような地域もワインを冷蔵庫に入れておこう。日本は四季がありワインを常温で保管するには温度変化が大きい国だ。常温保管は出来るだけ穏やかな気候の時期に、短い期間のみで行うのが安全である。

冷蔵庫保管の場合

冷蔵庫のメリットは一年中ある程度一定の低い温度で保管できることだ。しかし毎日何度も開け閉めするため振動があり、湿度もワイン保管にとっては低めだ。ほかの食べ物の匂い、温度が低すぎて熟成が進まないなどのデメリットもある。とはいえ暑い夏場や気温が冷蔵庫より寒くなるような時期の保管場所としては冷蔵庫がベストだ。後述する保管の際に気をつけるべきポイントを守れば、ワインに与えるストレスを減らすことができる。

2. ワインを冷蔵庫で保管すると劣化するの?

この疑問に対してはワインの専門家たちも様々な意見を持っている。あるワインインポーターの実施した比較実験によると、1週間の冷蔵庫保管では味の変化はほぼなかったそうだ。しかし3か月後には劣化とはいわないまでも好ましくない味の変化が見られたという。冷蔵庫保管による果実味の低下が指摘されていた。

冷蔵庫保管で問題ないという専門家でも、買ってきたワインは早めに飲むことを勧めている。短期の保管であれば神経質になる必要はないが、早めに飲むようにしよう。そしてワインを熟成させるのが目的ならば、やはりセラーを買うことをおすすめする。

3. ワインを冷蔵庫で保管するときのポイント

ワインを冷蔵庫で保管する際には光や振動の影響をを最小限にするなど、気をつけることがいくつかある。

冷蔵庫保管の注意ポイント1:紙を巻いて光から守る

これは常温保管の場合にも言えることだが、ワインは光で劣化してしまう。日光が当たる場所に放置などはもってのほか、蛍光灯の光もよくない。冷蔵庫の照明も例外ではないので新聞紙などの紙で全体を包んだ状態で保管するようにしよう。

冷蔵庫保管の注意ポイント2:匂いが強いものを近くに置かない

冷蔵庫にはほかの食べ物も入っているがこの匂いもワインの天敵だ。コルクのワインの場合、コルクが匂いを吸収してワインに移ってしまう。匂いが強いものから離して保管し、コルクのワインであればラップを巻いて匂いから守るのも有効だ。

冷蔵庫保管の注意ポイント3:振動の少ない野菜室に入れる

ちょうどよいスペースに見えるドアポケットにワインを入れたくなるが、保管するのには向いていない。ドアの開け閉めのたびにワインに振動が伝わり、これが劣化に繋がってしまうためだ。出来るだけワインは野菜室に寝かせて保管しよう。野菜室は冷蔵庫の中でも高めの温度であり、ワイン保管に適した温度に近い。

4. 冷蔵庫一体型のワインセラーも人気

さまざまな工夫をこらしてもやはり保管方法としてワインセラーに勝るものはない。ワインだけのためにセラーを用意するのはちょっと...とためらう人におすすめなのが冷蔵庫一体型のワインセラーだ。ワイン専用のスペースと通常の冷蔵庫の2種類が1つになっていて大きさにも種類がある。ここではメジャーなものを紹介する。

エスキュービズム ワインクーラー23L 冷蔵庫45L SCW-208S

上段はワインセラーで横置きで8本までワインを保管できる。下段は通常の冷蔵庫で、チーズやハムなどおつまみを保管もできるし、スパークリングワインなどしっかり冷やして飲みたいものも入れておける。ペルチェ方式という冷却方法のセラーで、音が静かなのが特徴だ。価格は2万円台からと比較的安価である。

LIEBHERR(リープヘル)ワインキャビネット付冷凍冷蔵庫 740L

ヨーロッパで人気を誇るドイツ生まれの冷蔵庫ブランドだ。冷蔵室、冷凍室、低温室に加え48本のワインを保管できるワインセラーが搭載されている。セラー部分は2つのゾーンに分かれており5度から20度の間でそれぞれ温度設定が可能だ。またワインが常に新鮮な空気の中で過ごせるように活性炭のフィルターもあり匂い対策も万全である。価格は同サイズの一般的な冷蔵庫より4~5倍高い。しかしよいワインセラーを買うとそれなりの値段になるし場所も取ってしまう。これひとつで全て完結するという便利さを思えば一考の価値があるだろう。

結論

冷蔵庫でワインを保管するときにいくつかのポイントを守ればワインの美味しさを保つことができる。しかし長期保管には向かないので、普段飲むワインは買ってからできるだけ早く飲むのがおすすめだ。熟成させたいワインがある場合は、思い切ってワインセラーの購入を検討してみてほしい。セラーがあるとまとめ買いがしやすくなるため、結果的にワインにかかるコストを下げられるメリットもある。
  

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