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ワインのテイスティング方法とは?表現方法や役立つグッズを紹介

ワインのテイスティング方法とは?表現方法や役立つグッズを紹介

投稿者:ワインエキスパート 白川茜(しらかわあかね)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

2020年7月14日

ワインをテイスティングする、と聞くとなんだかとても堅苦しい雰囲気がしないだろうか。ビールや日本酒であれば、キレがあるだとか淡麗辛口などと聞き慣れた言葉が多く親しみやすい。これがワインになった途端、馴染みのない言葉が飛び交いはじめる。しかし正しい手順を踏まえればワインテイスティングは難しくなく、むしろとても楽しいものだ。ワインのテイスティングですべきことから、あると便利なものや練習の仕方などを紹介する。

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1. ワインのテイスティングとは

普段ワインをテイスティングする機会といえば、レストランでボトルのワインをオーダーしたときだろう。またワインを扱う仕事をする場合もワインをテイスティングして自分の言葉で説明する必要がある。こちらのテイスティング技術はワインを買うときにも、自分の好きなものや欲しいものを伝えるために役に立つ。

この二つのテイスティングはその目的が異なるためそれぞれ簡単に解説する。

レストランなどで行うホストテイスティング

レストランでワインをボトルでオーダーした場合、ホストテイスティングを行うことがある。ラベルを確認して頼んだワインに違いないか、また味や香りに異常がないかを確認する作業だ。ここではワインが美味しいかどうかなどは関係ないのでたくさんコメントを並べる必要はない。香りをかぎ少し飲んでみて、問題ないと思えば「大丈夫です」や「おいしいです」と伝えよう。何か変だなと思うならソムリエにそう伝えるようにしよう。そういうワインなのか、劣化しているのか判断してくれるはずだ。

ワインを扱う仕事やプライベートで役立てるためのテイスティング

香りや味わいからどういった特徴を持ったワインなのかを見定め、言葉にするのがワインテイスティングだ。ブドウの品種やヴィンテージを当てないといけない...といった当てもののようなイメージがあるかもしれないがそんなことはない。軽いのか重いのか、酸味が強いのか熟成感があるかなど、自分の味覚・嗅覚・視覚で感じたことからワインを表現するのがテイスティングの目的だ。

2. スマートにワインをテイスティングするには

ワインテイスティングの際に変なことを言って恥をかくのはごめんだ、と思う人もいるだろう。個人的には100人いれば100通りの味覚嗅覚があり、これは間違いといえる表現はないと言いたい。しかし一般的なテイスティングで注目すべき点やよく使うワイン用語を頭に入れておけば、他の人と情報共有や議論をしやすくなるのは間違いないだろう。以下にテイスティングでチェックすべきべきポイントや基本的なワイン用語、よく出てくる表現を紹介する。

ワインの外観:色調と色の濃淡

白ワインの外観

白ワインの外観はざっくり言えば黄色であることが多いだろう。黄色い、で終わらせずにワインの色の濃淡を確かめよう。淡い黄色ならば比較的冷涼地のブドウを使った軽いボディのフレッシュなワインと予想ができる。逆に濃い黄色であれば、温暖な気候で育ったブドウ由来の果実感たっぷりなワインが想像できる。また色調も手掛かりになる。無色に近かったり、緑っぽさがある場合は若めのフレッシュなワインである可能性が高い。逆に少し茶色さを思わす琥珀色の場合は熟成の進んだワインと予想できる。

赤ワインの外観

赤ワインは白ワインより濃淡差が大きい。グラス越しに向こうが見える澄んだワインから真っ黒で凝縮感を感じさせるものもあり、この色調の濃さは味わいにももちろん反映される。色調では、ピノ・ノワールなど冷涼な気候を好むブドウは淡く澄んだ色味でピュアな赤色のものが多い。一方でカベルネソーヴィニョンなどフルボディ系のワインをつくる温暖な気候向けブドウは、紫もしくは黒がかった暗く濃い赤色であることが多い。熟成の進んだ赤ワインの場合、紫の色調がなくなっていきオレンジ色や茶色っぽさが出てくる。

ワインの香り:ブドウ由来の香りと樽や熟成期間による香り

香りの表現は実に様々で、それをとらえて表現できるようになるには練習が必要だ。大きく分けるとワインの香りは、
・ブドウ由来:果実、花、植物など
・発酵由来:バター、ヨーグルト、キャンディなど
・熟成由来:スパイス、動物、土壌など
の3つに分けられる。

この中で分かりやすいのがブドウ由来のフルーツ香や熟成由来のスパイス香だ。
その中から赤と白でそれぞれよく使われる表現を紹介する。

白ワインによく使われる香り表現

ライト・フレッシュなワイン:レモン、ライム、グレープフルーツ、青りんご
フルボディ・コクありワイン:パイナップル、ライチ、アプリコット、桃

赤ワインによく使われる香り表現

ライト・エレガントなワイン:ラズベリー、イチゴ、チェリー
フルボディ・コクありワイン:カシス、ブルーベリー、ブラックチェリー

樽熟成ワインによく使われる香り表現

バニラ、カカオ、シナモン

ワインの味わい:要素に分けて強弱を感じとる

ワインの味わいは香りの要素と絡めながら表現するのがよい。軽めの赤であれば「チェリーやラズベリーのような甘酸っぱさを感じる軽めの赤」といった形だ。以下に着目すべき味わいの要素とそれを評価するときに使われる表現をまとめる。

甘味

辛口、中辛口(やや辛口)、中甘口(やや辛口)、甘口

酸味

力強い、シャープな、さわやかな、やさしい、控えめな

苦味

強い、控えめな

渋味(赤のみ)

力強い、シルキーな、なめらかな

ボディ

ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディ

3. ワインのテイスティングはどう練習する?

いざテイスティングをするとなった時にどう練習をはじめるべきか。まずはワインはもちろんだが、テイスティングをより始めやすくしてくれるグッズも用意しよう。以下にあると便利なテイスティンググッズやおすすめの練習方法を紹介する。

テイスティングに役立つもの

テイスティングノート

ワインを飲んでいきなりその香りや味わいにぴったりな果物を思いつく...というのはとても難しい。そこでおすすめするのがテイスティング専用のノートである。さまざまな表現が印刷されており、自分が感じたものと同じ表現にマルをつけるだけと使い方は簡単だ。飲んだワインの記録も残せて自分の好みも振り返りやすい。

国際規格テイスティンググラス

テイスティング用のグラスを用意するのもおすすめだ。ソムリエ試験のテイスティングでも使われる国際規格のテイスティンググラスは、味わいや香りをとるためにベストなつくりになっている。美味しくのむためのグラスではないが、小ぶりなサイズで価格も1つ600円程度からあるので手が出しやすい。

おすすめのワイン選び・練習方法

2種類以上のワインを比べる

できれば3種類あればなおよい。1種類だけでやるよりも比較できるワインがあることでそれぞれのワインの個性をより感じやすくなる。ワインスクールのテイスティング講座などでは一度に4~6種類のワインを試したりする。さすがにそこまで同時にワインを開栓するのは難しいが、少なくとも2種類、違う品種のワインや同一品種の産地違いなどを比べてみよう。

結論

ワインのテイスティングを掘り下げていくと、自分の好みが明確化できたりワインの持つ情報から味わいのイメージが持てるようになってくる。ワイン愛好家としては、今日はこんなワインが飲みたい気分...という時に何を選ぶべきか分かるようになればこれほどよいこともないだろう。テイスティング能力を伸ばすには数をこなすことが大事なため、ワインを飲むときは最初の一口だけでも常に意識するようにしてみてほしい。

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