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ジンリッキーとはどんなカクテル?レシピやアレンジ方法なども解説

ジンリッキーとはどんなカクテル?レシピやアレンジ方法なども解説

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

鉛筆アイコン 2020年7月14日

ジンリッキーはジンベースのカクテルの中でも度数が低めで飲みやすいとされている。しかも、炭酸水で割るので暑い時期にぴったりのカクテルといえるだろう。今回はそんなジンリッキーのレシピや由来、アレンジ方法などについて解説する。

  

1. ジンリッキーってどんなカクテル?

味わいの特徴

ジンリッキーは炭酸水、ジン、ライムだけで作られたカクテルである。度数は12度ほどで日本酒と変わらない。ジンはストレートで飲むとアルコールの香りがかなりきついが、ジンリッキーとして飲めばお酒をあまり飲まない人でも飲みやすくなる。また、ジンとライムを使ったほかのカクテルに比べてかなりジンの割合が多いのでジンの風味を感じることもできる。ジンそのものの風味を味わいつつも、飲みやすくしたカクテルといえるだろう。

ジンリッキーの由来

ジンリッキーが初めて作られたのはアメリカ、ワシントンD.C.である。19世紀末、この地にあったレストラン「シューメーカー」で考案された。夏用のカクテルメニューとして開発されたのだという。名前の由来として有力な説は、初めてこのカクテルを飲んだ客がカーネル・ジム・「リッキー」氏という名前だったためである。

カクテル言葉と英語のスペル

ジンリッキーのカクテル言葉は「素直な心」といわれている。また、英語で書くと「Gin Rickey」である。Rickという英単語には「積み重ねる」という意味もあるが、これはジンリッキーが材料をグラスの中に次々と足していく「ビルド形式」のカクテルであることも関係しているだろう。リッキー氏と積み重ねる、という言葉をかけた洒落ともいえる。

2. ジンリッキーのレシピ

ジンリッキーを作ってみよう

ジンリッキーのレシピはサントリーが公表しているものを引用した。かなり作りやすいレシピなので、家でもぜひ作ってみてほしい。

材料 
ビーフィータージン 45ml
生ライム 1/2個
ソーダ 適量

レシピ 
1 グラスにライムを絞り、ライムをグラスの中に落とす
2 氷とビーフィータージンをグラスに注ぎ、ソーダで満たす。
3 マドラーを添える。

飲む場合はマドラーで軽く混ぜると飲みやすくなる。もちろん上から順に飲んでだんだんとジンの味が濃くなるのを楽しむ方法もある。

ジンリッキーのアレンジ方法

ジンはもともとジュニパーベリーというベリーを入れて作られている。そのため、実は甘酸っぱい果物と相性がいい。ジンリッキーには砂糖が入っていないため、甘いものを好む人はあんずのジャムやラズベリーのジャムを加えてもおいしく飲むことができるのでおすすめだ。逆に辛口が好きな人はジンに含まれる香草などを加えるのもよい。例えば、生のローズマリーやセージ、変わり種であればパクチーを添えるのもよい。とくにパクチーはコリアンダーと呼ばれるスパイスの葉の部分であり、このコリアンダーがジンに含まれていることも多い。そのため一見驚くような組み合わせではあるが、相性がいいのだ。

3. ジンリッキーにおすすめのジン

ジンとは

先ほども少し述べたが、ジンという酒はジュニパーベリーという木の実を入れて作られたスピリッツ(蒸留酒)である。スピリッツとはいわゆる穀物でできた高アルコールの酒で、ウオツカ、テキーラ、ラムと並んでジンも4大スピリッツとして有名である。ジンの特有の香りはヒノキの仲間であるジュニパーベリーのものであるが、それ以外にも薬草や香草も入れられている。ジュニパーベリー以外の材料は特に指定されないのがジンという酒なので、最近では蒸留された土地の名産品の香りも入れた「クラフトジン」が有名である。

クラフトジンを使ってみよう

ジンリッキーはかなりジンの香りを楽しめるカクテルである。炭酸水の発泡で香りがはじけるし、ライムもそんなに含まれないためである。そのため、クラフトジンでジンリッキーを作ると蒸留地の名産品の香りがわかりやすい。日本であれば京都蒸留所の開発した「季の美」というジンが有名だ。このジンは京都の名産品である抹茶や和柑橘とも呼ばれる柚子の香りがするため、和風なジンリッキーを作るのに最適なのである。

4. ジンリッキーはレモンで作れる?

ライムの代わりにレモンを使うと

ジンとレモン果汁、そして炭酸水を入れたカクテルは、実はジンリッキーとは呼べない。ジンソーダと呼ぶのがいいだろう。というのも、やはり風味がレモンとライムでは全く違うからだ。ただ、日本ではライムが入手しにくい時代にライムの代用としてレモンを使っていたといわれている。

レモンで代用したときの味の特徴

ジンリッキーのライムの代わりに、レモンを入れた場合は香りと味が違う。レモンの方が香りが甘く、かつ苦味も少ないまろやかな味である。一方でジンリッキーの場合はライムの果汁とライムの皮の香りがするため辛口のカクテルといえるだろう。どちらかというと、オリジナルのジンリッキーの方が味の濃い料理に合いやすいかもしれない。ただレモンを入れて飲んでも唐揚げなどには相性がいいだろう。

5. ジンリッキーとジントニックやジンライムの違いとは

ジントニックとの違い

ジントニックはジンリッキーと違い、トニックウォーターという割り材を使う。トニックウォーターとは炭酸水に糖分とレモン、ライム、オレンジの皮の風味を加えたイギリス発祥の飲み物である。そのため、糖分を一切使わないジンリッキーよりも甘いのが特徴だ。さらに、ジントニックの場合はフレッシュフルーツはレモンでもライムでもいいとされている。そのため同じジンを炭酸の割り材で割ったカクテルでも味が違うのである。

ジンライムとの違い

ジンライムとはジンをライムジュースで割ったカクテルである。同じような味ではあるが、ジンの濃度が高いので少しの量でもかなりパンチの効いた味だ。しかも炭酸水を使わないのでアルコールの風味も強い。またライムの分量も高いので、ジンリッキーよりもジンライムの方がライムの風味を楽しめる。

ギムレットハイボールとの違い

ギムレットとはジンライムをさらにシェイクして、角が取れたまろやかな味わいにしたカクテルである。そのギムレットをさらに炭酸水で割ったものがギムレットハイボールと呼ばれている。ちなみにジンライムを炭酸水で割るとジンライムソーダだ。どちらにせよライムジュースを使ったカクテルなのでライムの味が強い。もしジンの風味を感じたい場合はジンリッキーで飲む方が風味の違いを感じることができるだろう。

6. ジンリッキーのカロリーや糖質

ジンリッキーはヘルシー?

ジンリッキーのカロリーをカロリーチェックのサイトから引用すると、グラス1杯あたり125kcalである。おおよそご飯1/2膳と同じと考えてよいだろう。一見高カロリーにも思えるが、実はジンには太る原因の脂質と糖質はほとんど入っていないのだ。そのため太りにくいといわれている。

ジンリッキーの糖質

ジンリッキーの糖質はどれくらいだろうか。ジンのみであれば糖質は0gなので、砂糖を入れたりしなければジンリッキーにもほとんど糖質が含まれない。かなりヘルシーなカクテルといえるだろう。

結論

ジンリッキーは、家でも簡単に作ることができるカクテルだ。ジンの香りを存分に楽しめるうえに、度数は低いのでアルコールが苦手な人でも飲むことができる。さらに素材を変えることで別のカクテルにもなったり、アレンジをすることもできるのだ。ぜひとも自分の好きな割り方やアレンジを見つけてほしい。
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  • 公開日:

    2020年6月19日

  • 更新日:

    2020年7月14日

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