目次
- 1. 「バラライカ」とはどんなカクテル?
- 2. ショートカクテル「バラライカ」のレシピ
- 3. ショートカクテル「バラライカ」の飲み方
- 4. バラライカのアレンジカクテル
- 5. バラライカに合うウォッカとは?
- 6. ショートカクテル「バラライカ」をぜひ作ってみよう
- ウォッカ:30ml
- ホワイトキュラソー:15ml
- フレッシュレモンジュース:15ml
- 氷:適量
- カクテルグラス
- シェイカー
- シェイカーにウォッカとホワイトキュラソー、フレッシュレモンジュースを入れる
- 氷を加えてシェイクする
- カクテルグラスにそっと注げば完成
1. 「バラライカ」とはどんなカクテル?

まずはバラライカというカクテルに関する基本的なところから解説していこう。
ウォッカベースのショートカクテル
バラライカは、ウォッカをベースとしたショートカクテルだ。ブランデーベースのカクテル「サイドカー」などのバリエーションのひとつとして誕生したといわれている。
バラライカの味わい
バラライカは、オレンジの皮をブランデーに漬けた「ホワイトキュラソー」と「レモンジュース」がベースのカクテルである。パンチの効いた「辛み」と柑橘由来のしっかりした「酸味」の中に、ホワイトキュラソーのほのかな「甘み」を感じることができる。
お酒が苦手な方には少々刺激が強いかもしれないが、性別問わず飲みやすいカクテルとして人気がある。
バラライカのアルコール度数
ウォッカもホワイトキュラソーもアルコール度数40度程度と高い。バラライカはレモンジュースで割るとはいえ、ショートカクテルなのでそこまで薄まらない。25〜35度程度になるのが一般的だ。ほかのショートカクテルと同様、カクテルの中ではアルコール度数が高めである。
バラライカという名前の由来
バラライカとは三角形をしたロシアの民族楽器(弦楽器)の名前である。「ウォッカ=ロシア」というイメージに加え、ショートグラスに注いだときの見た目が似ていることからこの名前が付いたと考えられている。
バラライカはロシアでは安価な楽器で、喧嘩の道具として使われるほどだったという。だが19世紀に入り、あるペテルブルクの商人がバラライカのオーケストラを編成したことにより、世界的に有名な楽器となった。
以降、バラライカはロシアの民族音楽で中心的な存在へと上り詰めていったのだ。さらに映画「ドクトル・ジバゴ」でバラライカが使われたことにより、カクテルの名も世界中(とりわけ日本)に広がったといわれている。
バラライカのカクテル言葉
バラライカのカクテル言葉は「恋はあせらず」である。短い時間で飲み干すショートカクテルだが、恋心は慌てずじっくり実らせなさいという意味が込められている。
2. ショートカクテル「バラライカ」のレシピ

バラライカの基本的なレシピを紹介しよう。材料も作り方もいたってシンプルなので、初めての方にも作りやすいだろう。
バラライカの材料と道具
バラライカの作り方
バラライカを美味しく作るコツ
気合を入れてシェイカーを強く振りすぎないようにするのがポイントだ。力を抜いてリズミカルに混ぜていこう。またカクテルグラスはあらかじめ冷やしておいたほうが、キリッと美味しい飲み口を楽しむことができる。
3. ショートカクテル「バラライカ」の飲み方

バラライカはショートカクテルなので、少しずつじっくり味わおう。自分で作る際は、ひと工夫することでさまざまな味わいを楽しむことができる。
レモンジュースをかえて飲んでみよう
バラライカは使用するレモンジュースによって味が変化する。加糖されたレモンジュースならまろやかな味に、100%レモン果汁ならキリッとドライな飲み口に仕上がる。いろいろ試してみると面白いだろう。
4. バラライカのアレンジカクテル

バラライカのアレンジカクテルを4つ紹介しよう。材料をかえれば簡単にアレンジできるので、ぜひご家庭でも試してみてほしい。紹介するカクテルはスタンダードのバラライカと同じウォッカベースなので、アルコール度数はほとんど変わらない。香りや味のバリエーションを楽しみたいときにおすすめだ。
ブルーバラライカ
スタンダードのバラライカはホワイトキュラソーを使うが、ブルーキュラソーにすると鮮やかな青色が映えるカクテルに仕上がる。
バラライカソニック
ホワイトキュラソーをオレンジキュラソーにして、トニックとソーダを加える。カクテルグラスに注いだあとカットレモンを添えれば完成だ。
ティーバラライカ
ホワイトキュラソーをティーリキュールにかえて作るとティーバラライカになる。
金柑バラライカ
材料は基本のバラライカと同じままでよい。そこへ、種を取り除いてすりおろした金柑を3つ分加えてシェイクすれば作れる。
5. バラライカに合うウォッカとは?

ウォッカベースのバラライカは、選ぶウォッカによっても風味が異なる。おすすめを3選紹介するので、迷ったときの参考にしてほしい。
W&Aギルビー「ギルビーウォッカ」
高さ35mという連続式蒸留機で2回蒸留し、雑味を取り除いている。徹底した品質管理とクリアな味わいで人気のウォッカだ。
バカルディ「エリストフ」
3回蒸留したあとにチャコールフィルターで濾過して作られる、生粋のロシアンウォッカ。アルコール度数は37.5度とやや低めだ。
ペルノ・リカール「アブソルート ウオッカ」
スウェーデンが誇る「究極のプレミアムウォッカ」がこちら。上品な味わいの中に、ほのかな甘さと滑らかさを楽しむことができる。
6. ショートカクテル「バラライカ」をぜひ作ってみよう

バラライカは材料もレシピもシンプルなので、ご家庭でも簡単にチャレンジできるカクテルだ。週末の夜にゆったりした時間を過ごしたいときはもちろん、知人を呼んでホームパーティーを開催するときなども、バラライカを作れると盛り上がるのではないだろうか?ぜひ一度、作ってみていただきたい。
結論
ウォッカベースの「バラライカ」の名は、ロシアに古くから伝わる民族楽器に由来する。ウォッカとホワイトキュラソー、レモンジュースで作るのがスタンダードだが、材料をかえるだけで簡単にアレンジもできる。ぜひお気に入りのカクテルを見つけてみてほしい。