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泡盛の古酒について徹底解説!飲み方やおすすめの銘柄を紹介

泡盛の古酒について徹底解説!飲み方やおすすめの銘柄を紹介

投稿者:ワインエキスパート 白川茜(しらかわあかね)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

2020年7月14日

以前と比べ手に入りやすくなったことから、泡盛を飲んだことがある人はとても多い。しかし熟成させた泡盛、古酒はどうだろう。数年から数十年以上寝かされる古酒たちは、通常の泡盛とはかなり違った飲み物だ。古酒の定義から美味しい飲み方やおすすめ商品、その値段など泡盛の古酒にまつわる知識を幅広く紹介する。

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1. 泡盛の古酒の定義

古酒と書いて「こしゅ」と読んでも間違いではないが、沖縄では「くーす」と読まれる。一定期間以上熟成されていれば古酒と名乗ることができ、その熟成方法は甕や瓶などさまざまである。泡盛が古酒と呼ばれるためにクリアしなければならないルールが以下だ。

古酒とは3年以上熟成させた泡盛のこと

泡盛に古酒と表記するための条件は、3年以上熟成させた泡盛100%であることだ。3年熟成、5年熟成など年数表記があるものが多く、熟成期間が長いものほど値段も高くなる傾向がある。なかには複数の古酒をブレンドしているものもあり、その場合は一番若い泡盛の熟成年数がラベルに載せられる。例えば3年熟成が10%、5年熟成が90%の泡盛は3年熟成の古酒と表記される。

昔の定義で古酒と表記されているものもある

現在の古酒の定義は2015年8月に施行されたものだ。それ以前は3年以上熟成させた泡盛が全体量の50%以上であれば古酒と表記できた。市場に流通している量は減っているが、瓶詰めが古いものの場合は昔の定義にのっとった古酒である可能性がある。

2. 泡盛の古酒の飲み方

通常の泡盛の場合はロック、水割りやお茶割りにコーヒー割りなど飲み方のバラエティが広い。しかし古酒の場合はウイスキーなどと同じで、熟成期間が長いものは高級酒として扱われる。時間をかけてまろやかになった泡盛の古酒を飲むときは、シンプルな味わい方が一般的だ。

基本はストレート・若いものならロックや水割りでも

泡盛の古酒の飲み方は、香りや味わいをじっくり楽しめるストレートが最も推奨されている。おちょこやぐい飲みグラスで飲まれるのが一般的だ。3年や5年など熟成期間が短めのものにはフレッシュさが残るものもある。そういった若めの古酒であれば、まずはストレートで味わってからロックや水割りにするのもよい。

熟成期間が長い古酒はストレートでちびちびと

10年以上の熟成期間を過ごしている貴重な古酒の場合は、ストレートでじっくり味わってほしい。時間をかけながら飲むことで、香りが開いていくのを感じられる。長い熟成期間が生み出すまろやかさやコクを備えた泡盛の古酒は、よいウイスキーやブランデーのように楽しめるのだ。

3. 泡盛の古酒の値段

いざ泡盛の古酒を手に入れようとしたときに気になるのがその値段だ。熟成期間が長いものほど高くなるという傾向はウイスキーやブランデーと同じである。3年や5年など若い古酒から30年以上の熟成古酒まであり、ブランドによる違いも大きい。どんな年数の泡盛の戸主がどのくらいの値段で手に入るのか、ざっくりとみてみよう。価格は4合瓶(720ml)のものである。

古酒の値段・3年もの

最も若い3年熟成の泡盛の古酒で手ごろなものだと、1000円台前半から手に入る。あまり一般の泡盛との値段差がなく、手が出しやすいだろう。高いものでも2000円台までがほとんどである。

古酒の値段・5~7年もの

この熟成期間のものは一般的に2000円~3000円代半ばまでのものが多い。まれに1000円台半ばの手ごろなものもある。ちょっとしたギフトにもよさそうな価格帯の古酒だ。

古酒の値段・10年以上もの

10年以上貯蔵されていた泡盛、と書くと手が出しにくい価格が想像されるがそうでもない。10年古酒は2000円台前半から手に入る。このレンジは価格帯がかなり広く、2000~3000円代のものから10000円を軽く超える高級なものまである。

古酒の値段・30年以上

流通量はかなり少なくなるが30年以上の熟成を経た古酒も存在する。平成の期間中ほぼずっと熟成されていた酒とはどんな値段なのだろうか。意外なことにそこまで法外な値段ではなく、10000円代から20000円代で手に入る。現地の人ですらそんなに見かけることがないであろう30年古酒、人生で一度は飲んでみたいものだ。

4. 泡盛古酒のおすすめランキング

沖縄で泡盛をつくる蔵はなんと40軒以上もある。その各社が複数の古酒をつくっていると考えたら、選ぶのも大変だ。数ある泡盛古酒の中から、万人受けしそうなものをランキングで紹介するので参考にしてほしい。

オススメNo.1 - 菊之露酒造 『古酒 V.I.P. ゴールド』

宮古島にある菊之露酒造が8年熟成の古酒をベースにつくる古酒。Amazonなどの通販サイトでも常に人気上位にいる泡盛で、価格も抑えめなためかリピーターも多い。香ばしさや芳醇さなど熟成由来の深い味わいを楽しめるうえに飲みやすい。古酒初心者に限らず泡盛初心者にもぜひ飲んでほしい一本だ。

オススメNo.2 - 今帰仁酒造 『千年の響』 

今帰仁(なきじん)村の泡盛蔵が醸す高級古酒。通常の泡盛はステンレスタンクに入れて熟成するが、これは樫の容器に入れて熟成させている。樫の木の香りと10年の熟成期間によるコクやまろやかさで、上質なウイスキーを思わせる味わい。値段は四合瓶で5000円近くと高めだが、高級感があるボトルデザインでギフトにもおすすめだ。

オススメNo.3 - 忠孝酒造『3年古酒忠孝』 

那覇の空港からほど近く、気軽に蔵見学や予約すれば泡盛造りも体験できる泡盛蔵、忠孝の古酒。蔵のウェブショップでは人気No.1の商品で値段も一升瓶が3000円代とお手頃だ。3年と若めの古酒だがその分すっきりとして飲みやすく、食中酒にも向く味わいである。43度と度数が高くロックや水割りで飲むのがおすすめだ。

5. 自宅で泡盛を古酒にする方法

他のお酒ではあまり聞かないが、泡盛は自宅でも熟成をして古酒ができるお酒だと言われている。買ってきたものを保管しておくだけで泡盛は古酒化するのだ。一番簡単なのは瓶の泡盛を買ってきて、直射日光などが当たらない暗いところに置いておくだけという方法である。ある蔵人の話では5年、10年と置いておけば置いておくほど美味しい泡盛の古酒になるらしい。泡盛を買うときに2本同じものを買って一本は古酒にするようにしても面白いかもしれない。

結論

あまり身近な飲み物ではない泡盛の古酒だが、その楽しみ方のポテンシャルは無限大だ。さまざまな蔵が違った熟成期間や手法で個性豊かな古酒をつくっていて、一言で言い表せないバラエティがある。ぜひ泡盛を飲むときの選択肢に古酒も加えてみてほしい。
  

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