目次
- 1. アマレットとはどんなお酒?
- 2. シェイクでお洒落に!アマレットのショートカクテル2選
- 3. 寒い日におすすめ!アマレットのホットカクテル3選
- 4. 簡単!炭酸で割るだけのアマレットのカクテル2選
- 5. 優雅なひとときに!少し強めのアマレットのカクテル3選
- 6. カクテルにおすすめのアマレットの銘柄3選
- 7. アマレットのカクテルで「家飲み」の楽しみが広がる
1. アマレットとはどんなお酒?

そもそもアマレットとはどんなお酒なのか、先に解説しておこう。
杏仁を原料とするリキュール
原料となる杏仁(杏の種の核)にハーブを加えて作られるリキュールがアマレットだ。琥珀色をしており、ココナッツやアーモンドのような香りがする(ただし原料にアーモンドなどが使われていることはほとんどない)。発祥はイタリアとされているが、現在では世界各国で広く親しまれているお酒のひとつである。
アマレットの味わいやアルコール度数は?
アマレットを日本語に訳すと「少し苦いもの」といったニュアンスになるが、実際には甘みがあり口当たりもよいため飲みやすい。また銘柄はいくつかあるが、一般的なものでいうとアルコール度数は25度程度である。
2. シェイクでお洒落に!アマレットのショートカクテル2選

ショートカクテルというとバーで提供されるものというイメージがあるが、シェイカーがあればご家庭でも楽しめる。代表的なカクテルと作り方を紹介しよう。
アンジュ
アンジュは食後におすすめしたいアマレットのカクテルで、さっぱりした味わいが特徴だ。
【レシピ】
アマレット10ml、ジン20ml、巨峰リキュール30ml、ティースプーン2杯分のカクテルレモンをシェイクしてカクテルグラスに注げば完成だ。仕上げにミントを添えると美しい色合いに仕上がる。
アル・カポネ
世界的に有名なギャングの名を冠したアル・カポネは、鮮やかな赤色が美しい風味豊かなカクテルだ。
【レシピ】
アマレット15ml、ジャック・ダニエルを代表とするテネシーウイスキー30ml、クランベリーリキュール15ml、少量のライムジュースをシェイクしてカクテルグラスに注げば完成する。仕上げにアル・カポネの帽子をイメージして、ブラックオリーブやライムピールでデコレーションしよう。
3. 寒い日におすすめ!アマレットのホットカクテル3選

寒い日はアマレットのホットカクテルで体を温めよう。ホットにすることでアマレットの甘さもさらに引き立つので、お酒が苦手な方も飲みやすいかもしれない。
ホットアマレット・オレンジ
オレンジの華やかさや香りが特徴的なカクテルがホットアマレット・オレンジだ。
【レシピ】
アマレット30ml、オレンジジュース120mlの割合で、ソースパンなどで火にかけて温めるだけでOK。食前酒にはもちろん、食中酒にもおすすめできるアマレットのホットカクテルだ。
アマレット・ティー
アマレットの甘みはホットティーとも相性がよい。
【レシピ】
アマレット30mlをベースとし、紅茶やウーロン茶、ルイボスティーなどお好みのホットティーで割るだけでよい。
ホットアマレット・ミルク
アマレットのカクテルの中でも人気なのがホットアマレット・ミルクである。
【レシピ】
あらかじめ塩をひとつまみ加えた牛乳をレンジで温めておき、30mlのアマレットと砂糖を適量加えたら完成する。アーモンドのような甘い香りが就寝前のリラックスタイムにピッタリだ。
4. 簡単!炭酸で割るだけのアマレットのカクテル2選

アマレットは炭酸で割るだけといった簡単なカクテルでも美味しく楽しめる。さっぱりした飲み口なので暑い夏場にもおすすめのカクテルだ。代表的なレシピを2つ紹介しよう。
アマレット・ジンジャー
アマレットの炭酸割りの代表といえばこちらのカクテル、アマレット・ジンジャーである。
【レシピ】
アマレット30ml、ジンジャーエール90mlにレモンスライスを添えれば完成だ。甘口が好みの方は甘口のジンジャーエールを、辛口が好みの方はドライ系のジンジャーエールを選ぶとよい。
アマレット・ソーダ
アマレット・ソーダは甘さが控えめなので、アマレット本来の風味をさっぱりした味わいで楽しみたい方におすすめのカクテルだ。
【レシピ】
基本レシピはアマレット・ジンジャーと同じで、アマレットに炭酸水を適量加えたら完成する。アマレットと炭酸水の分量はお好みで調節しよう。
5. 優雅なひとときに!少し強めのアマレットのカクテル3選

少し強めのアマレットのカクテルを片手に、ゆったり流れる時間を楽しむのもまたよい。名前の由来が映画との関係も深い代表的なレシピを紹介する。
ゴッド・ファーザー
フランシス・コッポラ監督の代表作「ゴッド・ファーザー(1972年公開)」がそのまま名前の由来となったカクテルだ。「偉大」というカクテル言葉が表すように、映画のワンシーンを切り取ったようなカクテルなのでぜひともゆっくり味わいたい。
【レシピ】
アマレットとスコッチ・ウイスキーを1対3の割合で割るだけで完成する。甘い飲み口に反してアルコール度数は強く、しっかり1杯の「飲み応えを」感じることができるカクテルだ。
フレンチ・コネクション
ウイリアム・フリードキン監督の映画「フレンチ・コネクション(1971年公開)」が名前の由来となっているアマレットのカクテルだ。
【レシピ】
アマレット15mlに、クルボアジェなどを代表とするコニャック・ブランデー45mlを加えたら完成する。アマレットとコニャック・ブランデーの風味がマッチした香り高いカクテルだ。
ゴッド・マザー
ゴッド・ファーザーのバリエーションレシピとして生まれたカクテルである。
【レシピ】
ゴッド・ファーザーではウイスキーを使うが、こちらはウイスキーの代わりに同分量のウォッカを使う。ウォッカはウイスキーに比べて風味が少ないため、よりアマレットの甘い風味が引き立つ。ウイスキーが苦手という方にもおすすめしたいアマレットのカクテルだ。
6. カクテルにおすすめのアマレットの銘柄3選

冒頭でも軽く触れたように、アマレットにはいくつかの銘柄がある。銘柄によっておすすめの飲み方が異なるなど、楽しみ方もそれぞれだ。ここではカクテル向きのアマレット3銘柄を紹介する。
ディサローノ・アマレット
アマレットの元祖であり、世界中のシェアのほとんどを占める銘柄だ。アーモンドを思わせる甘い香りとフルーティな味わいは、アマレットの定番銘柄と呼ぶにふさわしい。初めてアマレットを飲むという方はディサローノ・アマレットから試してみよう。
ボルス・アマレット
プロのバーテンダーから高い評価を受けている銘柄である。カクテルベースとしてのアマレットにこだわった味わいで、ディサローノ・アマレットに比べると苦みや甘さがカットされている。風味づけしやすいことからもカクテル向きといえるだろう。
ラッツァローニ・アマレット
老舗の菓子メーカーが製造している銘柄だ。アマレットに香りが似ているイタリアの伝統菓子「アマレッティ」をスピリッツに漬け込んで作られる。ほかの銘柄よりも甘い香りが際立っており、菓子作りにも使われる。カクテルを作る際は牛乳割りがおすすめだ。
7. アマレットのカクテルで「家飲み」の楽しみが広がる

本稿で紹介できたアマレットのカクテルは一例だ。まだまだアマレットを使ったカクテルはいくつもある。銘柄によってやや味わいが異なるなど、同じカクテルでも違った楽しみ方ができるのもアマレットの魅力だろう。作り方はいずれも簡単なので、ぜひマスターして家飲みの時間をより楽しいものにしていただければ幸いだ。
結論
アマレットのカクテルには手軽に楽しめるものからシェイカーを使用した本格的なものまで、さまざまな種類がある。気心知れた仲間とワイワイ楽しむとき、一人で映画を観ながらじっくり時を過ごしたいときなど、それぞれのシーンに合ったアマレットのカクテルを楽しんでほしい。