目次
1. アマレットのミルク割りとはどんなもの?

アマレットのミルク割りを知る前に、まずアマレットの味わいや香りを理解しておくことは大切だ。アマレットについて知識をつけておくことで、もっと美味しく楽しめるだろう。
アマレットとは
アマレットの歴史は深く、イタリアのルネサンス時代までさかのぼる。通称「愛のリキュール」としても知られるアマレットの由来とは、あるひとりの画家と滞在先の宿屋の女主人との甘く切ない恋物語。主原料には杏仁とよばれるアンズの核の部分やハーブが使用されており、アーモンドのような甘い香りが特徴のリキュールである。
アマレットのミルク割りとは
アマレットのミルク割りは、アマレットをミルクで割るだけと手軽であり、とくに甘く飲みやすいことから、女性やお酒が苦手な人からも高い人気を誇るカクテルだ。アマレットは杏仁が原材料なので、まるで杏仁豆腐のような味わいとも比喩されることは多い。ミルクで割ることにより甘さがさらに引き立つので、デザート感覚でも楽しめるカクテルである。ただしアルコール度数は意外に高く、10度から15度あたりになるので飲み過ぎには注意しよう。
2. アマレットミルクの作り方

自宅でも手軽に楽しめるアマレットミルクのレシピを紹介しよう。シンプルなカクテルだけに、分量の微調整こそが美味しいアマレットミルクのカギとなる。自分好みの味わいを見つけてほしい。
アマレットミルクのレシピ
アマレットミルクの基本的な作り方は、氷を入れたグラスにアマレットを30ml注ぎ、そこへ牛乳を100mlから120mlほど加えて軽く混ぜたら完成、ととても簡単だ。とてもまろやかな飲み口に仕上がるが、もっとパンチのある飲み応えがほしい人はアマレットと牛乳を1対1、もしくは1対2ほどに調整すればよい。
3. アマレットミルクはホットもGood!

アマレットミルクの楽しみ方はアイスだけではない。ホットミルクが美味しいように、アマレットミルクもホットで楽しめる。温めることでアマレットの甘さがさらに引き立つので、寒い日のリラックスタイムにもおすすめしたい。では、ホットアマレットミルクのレシピを紹介する。
ホットアマレットミルクのレシピ
ホットアマレットミルクの基本的な作り方は、まず180mlの牛乳に塩ひとつまみを加え、レンジで温める。牛乳がしっかり温まったら、アマレットミルクと同様に30mlのアマレットと好みの分量の砂糖を加え、しっかりと混ぜたら完成だ。アマレットの分量をあまり多くせず、ホッとするようなやさしい甘さをゆっくりと楽しもう。
4. アマレットはミルクティーとも相性良し

意外な組み合わせかもしれないが、アマレットはお茶とも相性がよい。アマレットをウーロン茶で割った「イタリアン・アイスティー」というレシピがあるが、ウーロン茶のみならず紅茶やルイボスティーなど、いろいろなお茶と合わせても美味しい。もちろんミルクティーとの相性も抜群で、ミルクのまろやかさとお茶の香りが絶妙にマッチする。では、アマレットミルクティーのレシピを紹介する。
アマレットミルクティーのレシピ
アマレットミルクティーは、基本的に30mlのアマレットをベースに使用すると飲みやすい。そこへミルクティーを90mlから120mlほど自分の好みで加えたら、軽く混ぜるだけで完成。仕上げにミントの葉を添えると見た目も美しく、さわやかな味わいになる。アイスはもちろん、ホットでも美味しく楽しめるレシピだ。
5. アマレットミルクのアレンジレシピ

自宅でも手軽に楽しめることが魅力のアマレットミルクだが、ひと手間加えたアレンジレシピで味わいの変化を楽しんでみるのもいいだろう。ここでは代表的なアマレットミルクのアレンジレシピをふたつ紹介する。
チョコを加えてさらに香り高く
通常のアマレットミルクの仕上げにチョコレートを細かく適量加えたら、アマレットの上品な風味にカカオの香りが絶妙に合わさった香り高いカクテルが完成する。最初にチョコレートを溶かしきるのではなく、飲むごとに少しずつ溶かしていくのがおすすめだ。徐々に溶け出すカカオの風味をじっくりと味わってほしい。
シェイカーを使って本格的に
氷を入れたシェイカーにアマレットとチョコレートリキュールを20ml注ぎ、そこへ牛乳と生クリームを10mlずつ加えたら、しっかりとシェイク。カクテルグラスにゆっくりと注いだら、カルーアミルクのような甘さとアマレットの風味が引き立つ本格カクテルの完成だ。アマレットミルクに慣れたら、このようなシェイカーを使用したレシピにもトライしてみよう。
結論
リキュールはカクテルベースに欠かせないものだが、レシピを知らずしてなかなか手を出しにくいものであることも確か。しかしアマレットは、シンプルにミルクで割るだけでもこれだけ美味しく楽しめる。ディサローノやボルスなどの銘柄を代表として、アマレットは手に入りやすいリキュールだ。まだ飲んだことのない人は、この機会にぜひ手に取ってもらい、アマレットとミルクの絶妙なハーモニーを味わってもらいたい。