目次
- 1. バラ色のカクテル「ジャックローズ」とは?
- 2. ジャックローズのカクテルレシピ
- 3. カクテル・ジャックローズにおすすめのカルヴァドスの銘柄は?
- 4. カクテル・ジャックローズの美味しい飲み方は?ロックもおすすめ
- 5. 豆知識|ジャックローズのカクテル名の由来とタイタニックとの関係
- 6. 鮮やかなバラ色のさっぱりしたカクテル「ジャックローズ」をぜひご家庭で
- カルヴァドス:30ml
- ライムジュース:15ml
- グレナデンシロップ:15ml
- 材料をシェイカーに入れてシェイクする
- カクテルグラスに注げば完成
- 空気を含ませてシェイクする
- 生ライムや生ザクロの搾り汁を使う など
- 冷たいうちに飲み干す
- カクテルグラスの脚を持つ
1. バラ色のカクテル「ジャックローズ」とは?

バラ色の見た目が強烈なインパクトを与える「ジャックローズ」とは、具体的にどういったカクテルなのだろうか?味わいやアルコール度数、カクテル言葉なども交えて解説していこう。
「カルヴァドス」をベースとしたアメリカ生まれのカクテル
ジャックローズはアメリカ生まれのカクテルだ。開拓時代からニューヨーカーたちに親しまれ、伝説のハリウッドスター、ハンフリー・ボガートも愛飲したという。
そんなジャックローズのベースには、カルヴァドスというブランデーが使われる。そこへザクロシロップ、(=グレナデンシロップ)などを加えて作られるカクテルだ。
【カルヴァドスとは?】
フランスのノルマンディー地方で作られるアップル・ブランデーの総称だ。ちなみに、ノルマンディー地方で作られたもの以外はカルヴァドスを名乗ることができない。
ジャックローズの味わい
ジャックローズはすっきりした飲み口が特徴だ。ほのかに甘酸っぱく、お酒があまり得意でない方にも飲みやすいカクテルといってよいだろう。飲みやすさもそうだが、鮮やかなバラ色の見た目を楽しめる点も人気の理由である。
ジャックローズのアルコール度数
ベースとなるカルヴァドスのアルコール度数は40度程度と、一般的なブランデーの平均的なアルコール度数とほぼ同程度だ。そこへシロップやジュースなどが加わることで、20度あたりに落ち着く。飲みやすいとはいえそれでもアルコール度数は高めなので、飲み過ぎにはくれぐれも注意しよう。
希望に満ちた「カクテル言葉」を持つ
ジャックローズのカクテル言葉は「おそれを知らない元気な冒険者」である。開拓時代のアメリカにふさわしい、希望に満ちたものといえるだろう。当時を生きた人々の夢と希望が、ジャックローズの「バラ色」のカクテルカラーに込められているのだ。
2. ジャックローズのカクテルレシピ

ジャックローズは材料さえそろえばご家庭でも簡単に作れる。シェイカーを使用するため、常備していない方も多いかもしれないが、ほかのカクテルを作る際にも役立つのでぜひこの機会に購入してみてはいかがだろうか?
ジャックローズのカクテルレシピ
【材料】
レシピはさまざまあるが、基本的にはこれらをそろえればOKだ。なおジャックローズはショートカクテルのため、可能であればカクテルグラスを用意しよう。
【ジャックローズの作り方】
材料をシェイクするだけでよい。上手く混ざると、鮮やかなバラ色がよく映えたカクテルに仕上がる。
ジャックローズを美味しく作るためのポイント
空気をたっぷり含ませることにより、飲み口がよくなるといわれている。素早く30〜40回振るなど、せっかくなのでぜひシェイクにもこだわってみよう。また濾す手間はかかるものの、生ライムの搾り汁や生ザクロを搾ったジュースなどを使うと、フルーティーさ、さわやかさなどが増す。こちらもおすすめだ。
3. カクテル・ジャックローズにおすすめのカルヴァドスの銘柄は?

カルヴァドスにはいろいろな銘柄があるため、ジャックローズを作る際どれを選べばよいか迷うこともあるだろう。代表的なカルヴァドスを紹介するので、ひとつの参考にしてみてほしい。
「カルヴァドス・ブラー・グランソラージュ」
若いリンゴのさっぱりした風味がお好みなら「カルヴァドス・ブラー・グランソラージュ」がおすすめだ。よりさっぱりしたジャックローズを楽しめるだろう。
「カルヴァドス・ポム・ド・イヴ」
リンゴが丸ごとボトルに入った「カルヴァドス・ポム・ド・イヴ」は、贈答品としても人気の銘柄だ。複数のリンゴをブレンドして作られているため深い味わいがある。もちろんジャックローズとの相性もよい。銘柄によって細かく変化するジャックローズの味わいをぜひ楽しもう。
4. カクテル・ジャックローズの美味しい飲み方は?ロックもおすすめ

ジャックローズはもちろんそのまま飲むのが基本だが、より美味しく飲むためのコツがあるのでぜひ覚えておこう。
ジャックローズの美味しい飲み方
ちょっとしたことだが、こうしたポイントを押さえておこう。ショートカクテルの基本は冷たいうちに飲み干すことだ。ジャックローズも例外ではないので、できる限り冷たいうちにいただこう。また体温でぬるくなってしまわないよう、カクテルグラスは脚の部分を持つのが基本である。
ジャックローズのロックもおすすめ
ロックで飲むとさらに飲みやすいカクテルになる。シェイクしたジャックローズを、ロックアイスを入れたグラスに注ぐだけでOKだ。氷が溶けるにつれて変化するジャックローズの味わいを楽しもう。
5. 豆知識|ジャックローズのカクテル名の由来とタイタニックとの関係

ジャックローズは長い歴史を持つカクテルのひとつだ。ちょっとした豆知識として、名前の由来や映画「タイタニック」との関係などを紹介しよう。
ジャックローズというカクテル名の由来
ジャックローズというカクテル名は、アメリカでカルヴァドスを「アップル・ジャック」と呼んでいたことに由来する。アップル・ジャックを使ったバラ色のカクテル=ジャックローズというわけだ。
なおアメリカではアップル・ブランデーを総称してアップル・ジャックというが、イギリスでは安価なアップル・ブランデーを指す。同じ言葉でも国によって変わることも知っておこう。
ジャックローズと映画「タイタニック」との関係
タイタニックといえば、1997年に公開されたジェームス・キャメロン監督の代表作だ。実話を元にした映画で、世界中でメガヒットを記録した。その主人公の青年と恋人の名前を覚えているだろうか?「ジャック」と「ローズ」である。
諸説あるが、ジャックローズのカクテル名から取ったのではないかともいわれている。酒の肴に、ジャックローズのちょっとした豆知識として覚えておこう。
6. 鮮やかなバラ色のさっぱりしたカクテル「ジャックローズ」をぜひご家庭で

ジャックローズはシェイカーを使うためそろえる手間やコストはかかるが、材料さえそろえてしまえば簡単に作れるカクテルだ。いつもの週末を少しだけ特別なものにしたい夜など、まさにピッタリなお酒ではないだろうか?
シェイカーを持っておけばほかのカクテル作りにも活用できるので、ぜひこの機会にそろえて、いつもとは少し違った週末の夜を楽しんでいただきたい。
結論
古くからアメリカで愛されてきたジャックローズは、世界中のバーで飲まれるショートカクテルの定番となった。普段あまり馴染みのないカルヴァドスが主役のカクテルも珍しいのではないだろうか?この週末は映画・タイタニックを観ながらオシャレにジャックローズで乾杯しよう。