このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
キングスバレイは日本のカクテル!レシピや由来などを一挙紹介

キングスバレイは日本のカクテル!レシピや由来などを一挙紹介

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

監修者:管理栄養士 水島知美

鉛筆アイコン 2020年7月22日

カクテルを楽しむとき、こだわりたいポイントは人それぞれだろう。味わいはもちろん、カクテルが持つ美しい色合いをゆっくりと楽しみたいという人もいる。世界中に数多くの種類があるカクテルだが、日本で誕生したカクテル、キングスバレイをご存じだろうか。あまり聞き慣れない名前かもしれないが、味わい、色合いともに楽しめる魅力たっぷりのカクテルである。本記事ではキングスバレイについてじっくりと紹介していく。

  

1. 緑鮮やか!キングスバレイを作ってみよう

キングスバレイの鮮やかな緑色はシェイクによって作り出される。キングスバレイのレシピを実践する前に、まずシェイカーを必ず用意しよう。シェイカーは一般家庭で使う機会が少ない道具ではあるが、この機に揃えておくことをおすすめする。では、ここではキングスバレイのレシピや材料選びのポイント、またアレンジレシピを紹介する。自宅でキングスバレイを楽しむ際の参考にしてほしい。

キングスバレイの基本レシピ

キングスバレイの基本レシピの材料と分量は、まずベースとなるスコッチ・ウイスキーを40ml、そしてホワイトキュラソーとライムジュースを10ml、ブルーキュラソーを小さじ1程度使用する。これらをしっかりとシェイクして、カクテルグラスにゆっくりと注いだらキングスバレイの完成だ。見ての通りだが、材料の中に緑色のものはない。キングスバレイの鮮やかな緑色は、材料のオレンジ色や青色などが上手く調和することで作られているのだ。シェイカーを使った本格レシピなので慣れないうちは確かに難しいカクテルといえる。慣れるまでしっかりと練習を重ねてみよう。

材料選びのポイント

キングスバレイに使用する材料選びで悩むのは、まずベースのスコッチ・ウイスキーだろう。スコッチ・ウイスキーはとても種類が多いのでどれを選ぶか考えてしまうが、もし銘柄のこだわりや好みがないのであれば、手に入りやすいメジャーなものを選ぼう。自宅で楽しむのであれば、「バランタイン」や「ティーチャーズ」など、安価で手に入る銘柄でもまったく問題ない。ホワイトキュラソーは定番の「コアントロー」がおすすめ。ほかのカクテルでも重宝する銘柄なので、常に1本揃えておいてもいいだろう。ブルーキュラソーはプロバーテンダー御用達の「ボルス・ブルー」が使いやすくておすすめだ。

キングスバレイをアレンジしてみよう

キングスバレイはスコッチ・ウイスキーのためのカクテルとして考案され、基本的にはスコッチ・ウイスキーを使用することを推奨しているが、ほかのウイスキーで代用しても美味しく楽しめる。お気に入りのウイスキーの銘柄があるのなら、試してみるのもおもしろいだろう。また、原料に焼酎を使用してシェリー樽で熟成させた国産リキュール、「菅原水鏡」を使用したキングスバレイのアレンジレシピも紹介されている。このようにキングスバレイはベースをアレンジしても美味しく楽しめるカクテルなのだ。

2. キングスバレイの度数とは

キングスバレイはウイスキーベースのカクテルのため、ほかのカクテルと比較してもアルコール度数は高い方に分類される。飲む前にチェックしておこう。

キングスバレイの度数

キングスバレイのベースとなるスコッチ・ウイスキーのアルコール度数は平均して40度あたりである。また加えられるリキュール類のアルコール度数も高く、ホワイトキュラソーのアルコール度数はおよそ40度、ブルーキュラソーのアルコール度数はおよそ20度である。これらにライムジュースが加わることでキングスバレイのアルコール度数は30度あたりになる。ショートカクテルのため、ゆっくり時間をかけて楽しもう。

3. キングスバレイの味や特徴

では、キングスバレイの味わいや特徴を紹介していこう。緑色から想像される味わいはメロンやマスカットなどのイメージが強いが、キングスバレイの味わいはそれらとはまったく異なる新感覚のものである。

キングスバレイの味わい

キングスバレイはウイスキーの持つ複雑で重厚感のある味わいがあるものの、ホワイトキュラソーの甘みとライムジュースの酸味も加わって、とても口当たりがいい味わいに仕上がっている。ウイスキーが得意でない人にもおすすめできるカクテルだ。食後でもリラックスタイムでも、さまざまなシーンで楽しめる味わいである。

キングスバレイの特徴

キングスバレイの一番の特徴は、美しいカクテルカラーだ。前述の通り、緑色の材料を一切使用せずに鮮やかな緑色が表現されている。まるでパレットで絵の具を混ぜ合わせるように、異なる色同士を上手く混ぜ合わせて緑色を表現したカクテルはこれまで前例がなく、キングスバレイが世界初といわれている。

4. キングスバレイの名前の由来や歴史

キングスバレイを飲む前に、キングスバレイという名前の由来やカクテルの持つ歴史を押さえておけば、もっと深く楽しめるだろう。キングスバレイの豆知識として、覚えておこう。

キングスバレイは誰の作品?

キングスバレイは「ハード・シェイク」と呼ばれるシェイクの技法の生みの親である、プロバーテンダー上田和男氏によって考案されたカクテルだ。「生ける伝説」とも称されている上田氏だが、バーテンダー界で知らない人はいないといわれるほどの人物であり、現在でもファンが多い。

キングスバレイの由来や歴史

キングスバレイは1986年に開催の第1回スコッチ・ウイスキーカクテルコンクールで優勝したカクテルである。キングスバレイという名前にはスコッチ・ウイスキーの魅力を称えた意味が込められている。また、スコッチ・ウイスキーの産地であるスコットランドは北国の険しい地形や厳しい環境から、絶景が多いという。スコットランドの渓谷をイメージして、カクテル名に「谷の王者」という意味を持たせているのだ。

結論

キングスバレイは、スコッチ・ウイスキーを称賛する気持ちと、スコットランドへの敬愛の念が込められたカクテルだ。キングスバレイを飲むときは、スコットランドのダイナミックに広がる渓谷を頭にイメージしながら、味わいや色合いをじっくりと楽しんでみてほしい。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
インフォメーションマークアイコン20歳未満の飲酒、飲酒運転は法律で禁じられています。妊娠中・授乳中の飲酒はお控えください。お酒に関する注意事項はこちら
  • 更新日:

    2020年7月22日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧