1. アブサンのおすすめの飲み方

薬草系のリキュールであるアブサンは少しクセのある、さわやかな風味が特徴だ。そのため、砂糖を使用したり、水や炭酸で割る飲み方が一般的だ。アブサンの飲み方について紹介をしよう。
アブサンドリップ
アブサンのドリップには、専用のアブサンスプーンという穴が開いたスプーンを使う。アブサンをまずグラスに注ぎ、専用のアブサンスプーンを上に設置する。そしてアブサンスプーンの上に角砂糖を置いたら、1滴ずつ水を垂らす。水と反応してアブサンが白濁していく様子を楽しめる飲み方である。
アブサンスプーンは、ヨーロッパではさまざまな種類があるのに日本では数が少ないといわれてきたが、最近ではネットショップなどでも手に入るようになった。好みのデザインのスプーンを探してみるのも楽しみのひとつだろう。
アブサンスプーンは、ヨーロッパではさまざまな種類があるのに日本では数が少ないといわれてきたが、最近ではネットショップなどでも手に入るようになった。好みのデザインのスプーンを探してみるのも楽しみのひとつだろう。
砂糖に火をつける
アブサンドリップのようにアブサンスプーンの上に角砂糖を設置する。次に角砂糖にアブサンを注ぎ、火をつける。角砂糖が燃え尽きる頃に水を加えて混ぜる。パーティーなどで盛り上がる演出になる飲み方だ。
炭酸割り
アブサンはアルコール度数が高いので、ソーダを多めにして割ると飲みやすい。アルコール度数も好みに応じて調整することができる。アブサンの薬草の風味と発泡の刺激で、よりさわやかさを楽しめるカクテルだ。
2. アブサンの飲み方にはカクテルも!

アブサンはカクテルにしても美味しい。アブサンが持つ薬草系のさわやかな風味を活かして、炭酸やジュース、ミルクなどさまざまなものと合わせた飲み方がおすすめである。
アブサンモヒート
アブサンにライムジュースと砂糖、フレッシュミントを加える飲み方だ。薬草系のリキュールであるアブサンを使用することで、通常のモヒートよリもさらにさっぱりとした飲み口が楽しめる。
アブサンバック
ジンバックのようにレモンとジンジャーエールを使用したアブサンのカクテルだ。ジンジャーエールの甘さとレモンの酸味がアブサンによく合う。
アブサンミルク
アブサンに砂糖と温かいミルクを加えたカクテル。砂糖の甘さとミルクのまろやかさがアブサンの独特な風味を緩和して飲みやすくしてくれる飲み方だ。
3. アブサンは飲み方次第で毒になる?

ここまでアブサンの飲み方について紹介してきた。アブサンについて調べていくと、「禁断のお酒」と呼ばれていたことがわかる。これはアブサンの主原料であるニガヨモギが幻覚や麻痺作用を持つからだ。そのため、スイスなどでは長きに渡ってアブサンの製造が禁止され、悪魔のお酒として恐れられた歴史もあるのだ。
現在のアブサンは?
現在流通しているアブサンはWHO(世界保健機関)が定める規定に基づいて製造されているため、幻覚などの症状を心配する必要はない。アルコール度数は40度以上のものが多く、高いものだと80度を越えるものまで販売されている。そのためアブサンの飲み方には注意が必要で、過度な飲酒を避け、飲むペースにも気をつけよう。
結論
アブサンは薬草系のリキュールで、専用のスプーンを使用したアブサンドリップと呼ばれる基本的な飲み方がある。また、カクテルとしても楽しめるリキュールなので、炭酸やミルク、ジンジャーエールなどと割れば、薬草の風味を活かしたさわやかなカクテルを味わうことができる。さまざまな飲み方を試してみると楽しいが、飲む量やペースには注意をする必要がある。