1. カクテル「フレンチコネクション」のレシピ

フレンチコネクションはブランデーとアマレットを混ぜ合わせた、上品な味わいのカクテルである。フレンチコネクションのレシピはとてもシンプルだ。自宅でも簡単に作れるカクテルなので、ぜひ試してみてほしい。
フレンチコネクションの基本レシピ
フレンチコネクションの基本レシピは、ブランデー45ml、アマレット15mlを氷を入れたロックグラスに注いで、軽く混ぜ合わせるだけで完成とシンプルである。仕上げにオレンジピールを飾り付けると見た目にも美しい。
美味しく作るコツとは
フレンチコネクションはシンプルなレシピだけに、材料選びにはこだわりたい。ベースとなるブランデーは基本的に自分の好みで選んでもよいが、フランス原産のコニャック・ブランデーと相性がよいとされるので、一度試してみてもよいだろう。まずは5大コニャック・ブランデーに数えられるカミュやクルボアジェなど、有名な銘柄から選んでみることをおすすめする。コニャックの豊かな香りとアマレットの甘さが絶妙にマッチした、特別なフレンチコネクションが楽しめるだろう。
2. フレンチコネクションの度数や味わい

前項ではフレンチコネクションのレシピを紹介したが、飲む前にフレンチコネクションのアルコール度数や味わいをチェックしておこう。はじめに基本を押さえておくことで、さらに美味しく楽しめるだろう。
フレンチコネクションの度数
フレンチコネクションのベースになるブランデーのアルコール度数は約40度と高く、合わせるアマレットのアルコール度数もまた、約25度と高いことが特徴である。フレンチコネクションはこれら二つだけを使用して作るカクテルのため、アルコール度数は約30度にもなる。あまり飲み進めると悪酔いのもとになるので、一杯をゆっくりと味わいながら楽しもう。
フレンチコネクションの味わい
フレンチコネクションは、ブランデー独特のクセを感じさせない甘口の味わいである。その甘さの秘密はアマレットにある。アマレットとはイタリアを代表するリキュールのひとつであり、アーモンドのような香ばしさが特徴だ。主原料にアンズの核の部分、杏仁を使用していることから、まるで杏仁豆腐のような風味と例えられることも多い。
3. フレンチコネクションの由来は映画

フレンチコネクションというカクテル名は、映画から由来していることをご存じだろうか。ここではフレンチコネクションの映画との関わりを始め、誕生酒についても紹介しよう。
映画との関わりとは
フレンチコネクションは、1971年制作のアメリカ映画「フレンチコネクション」にちなみ、そのままカクテル名として名付けられた。「フレンチコネクション」は、麻薬密売組織とふたりの刑事によるサスペンス・アクションである。ウイリアム・フリードキン氏によるヒット映画で、数々の賞を獲得したことで知られている。またウイリアム氏はこの翌々年には映画「エクソシスト」を制作し、世界的に認められる映画監督となった。
誕生酒とは
花や宝石と同じく、酒にも誕生日にちなんだ酒、誕生酒というものがある。フレンチコネクションは3月29日生まれの人の誕生酒だ。誕生酒が示す酒言葉は「妄想力豊かな不思議な世界の住人」で、どこか天然なイメージの酒言葉だ。もし友人や大切な人の誕生日に当てはまっていたら、ぜひフレンチコネクションを振る舞ってみよう。
4. フレンチコネクション以外のナイト・キャップカクテル

フレンチコネクションのような、甘口ながらアルコール度数の高いカクテルは、総称してナイトキャップカクテルとも呼ばれる。就寝前の一杯にふさわしいという意味合いである。ここではフレンチコネクション以外のナイトキャップカクテルを、手軽に作れるものからいくつか紹介しよう。甘口で飲みやすいカクテルが好きな方はフレンチコネクションだけでなく、ぜひ試してみてほしい。
B&B
B&Bは、ブランデーとベネディクティンを合わせたシンプルなカクテルだ。ベネディクティンとはフランスを代表するハーブリキュールである。まずベネディクティンをカクテルグラスに注ぎ、お互いが混ざらないように上からゆっくりとブランデーを浮かべたら完成だ。ハーブの香りと甘さが特徴のカクテルである。そのまま一気に飲み、口の中でゆっくりと混ぜ合わせて飲むスタイルが一般的だ。
ホットバタード・ラム
ホットバタード・ラムは、ダークラムがベースのホットカクテルである。ダークラムと角砂糖をお湯で割り、軽く混ぜ合わせたらバターを浮かべて完成だ。ラムの香りとバターのコクが際立つ味わいである。
ホットブランデー・ミルク
ホットブランデー・ミルクはホットミルクにブランデーを加えたカクテルである。牛乳は電子レンジで温めてもOK。ホットミルクに砂糖と塩を適量加え、ブランデーを20mlほど加えたら完成だ。ホットミルクの甘さにブランデーの香りが加わった、身体が温まるカクテルである。仕上げにシナモンを加えても美味しいので、アレンジしてみよう。
結論
フレンチコネクションは甘く口当たりのよい味わいなので、普段ブランデーを口にしない人でも抵抗なく楽しめるカクテルだ。もし飲まずに保管してあるブランデーのボトルがあれば、この機会にフレンチコネクションで飲んでみてはいかがだろうか。