1. マイタイはラムベースのカクテル!

マイタイは南国を感じさせる甘くさわやかな味わいが特徴だが、実はラムベースのカクテルなのだ。ラムと聞くとアルコール度数が気になる人も多いだろう。ここではマイタイについての解説などをはじめ、アルコール度数も紹介する。マイタイのレシピを知る前に、基本を押さえておこう。
マイタイはハワイ生まれ?
マイタイはハワイを代表するカクテルなので、ハワイ発祥のカクテルと思う人は多いだろう。しかし実は、アメリカ・サンフランシスコ発祥のカクテルであることをご存じだろうか。マイタイの歴史はさかのぼること1944年。ビクター・バージェロン氏が自身のレストランで何気なく友人に提供したラムベースのカクテルが、マイタイのルーツとされている。その後カクテルのイメージにぴったり合うハワイでマイタイの人気は瞬く間に広がり、現在も続くハワイの定番カクテルとなったのである。では、なぜマイタイというカクテル名になったのだろうか。次項で説明しよう。
マイタイの意味
マイタイとはタヒチ語の言葉であり「最高」という意味がある。前述のビクター・バージェロン氏は、友人にカクテルを提供した。その友人はタヒチ出身であり、カクテルを一口飲むなり「Mai tai roa ae!(この世のものと思えないぐらい最高だ!)」と歓喜したという。この話がそのままカクテル名となり、広く知られるようになったのである。
マイタイのアルコール度数
マイタイのベースとなるラムのアルコール度数は平均して40度ほどと高い。さまざまなジュースと混ぜ合わせて作るカクテルではあるが、ラムの分量が多いためアルコール度数は25度あたりになる。あまり量を飲むカクテルではなく、南国の雰囲気も味わいながらゆっくりと楽しむカクテルであることを忘れずに、マイタイを楽しもう。
2. マイタイの材料とレシピ

マイタイは基本的にはカクテルシェイカーを使用して作るカクテルだが、自宅にカクテルシェイカーを常備している人はあまり多くはないだろう。ここではマイタイの基本レシピに加え、カクテルシェイカーを使用しないお手軽レシピも紹介しよう。
マイタイの基本レシピ
マイタイの基本レシピは、まずベースとなるホワイトラムを45ml用意する。次にホワイトキュラソー、オレンジジュース、パイナップルジュースを各5ml、レモンジュースを3ml用意して、これらをシェイクする。クラッシュアイスを入れた大きめのグラスに注いだら、仕上げにダークラム10mlを浮かべて完成だ。グラスのふちにオレンジやパイナップル、チェリーなどのフルーツを盛りつければ、見た目にも南国感あふれるマイタイが楽しめる。
マイタイのお手軽レシピ
ここではマイタイをもっと簡単に楽しみたい人のために、お手軽レシピを紹介しよう。まずベースとなるホワイトラムを30ml、次にパイナップルジュースを60ml、オレンジジュースを30ml、レモンジュースを8ml、ガムシロップを2個用意する。クラッシュアイスを入れた大きめのグラスにこれらを注ぎ、しっかりとかき混ぜたら完成だ。ホワイトキュラソーやダークラムを使用せず、カクテルシェイカーも使用しないシンプルなレシピなので、材料も揃いやすく自宅でも手軽に実践しやすい。こちらも仕上げにグラスのふちにフルーツを飾れば、見た目も本格的に楽しめる。
3. マイタイの簡単アレンジレシピ

マイタイの基本レシピを紹介したが、次にマイタイのアレンジレシピを紹介しよう。基本レシピをもとに作れば簡単にできるアレンジレシピなので、マイタイに慣れたら試してみよう。
お好みのジュースを加えてみよう
マイタイに使用するジュースは主にパイナップルジュース、オレンジジュースやレモンジュースだが、自分好みのジュースに変えてみたりと、いろいろなアレンジができる。例えばマンゴージュースやグレナデンシロップを加えたり、代わりにパッションフルーツやグアバのジュースを使用しても、美味しいマイタイができあがる。あまり細かい分量は気にせず、自由にアレンジしてみるのもマイタイの楽しみ方のひとつといえるだろう。
泡盛ベースも美味しい?
ハワイと同じく、南国リゾートを代表する沖縄の名産、泡盛を使用しても美味しいマイタイが楽しめる。泡盛独特のクセのある風味が苦手という人でもさっぱりと飲みやすいので、ぜひ試してみよう。レシピはまずクラッシュアイスを入れた大きめのグラスに、パイナップルジュースとオレンジジュースを同分量注ぎ、そこに泡盛を適量だけ加えるだけで泡盛マイタイの完成だ。もちろん仕上げのフルーツの飾り付けも忘れずに。ジュースの美しいグラデーションを目で楽しんだら、軽くかき混ぜてから飲もう。ラムベースのマイタイに比べてアルコール度数も控えめなので、お酒が得意でない人にもおすすめだ。
結論
暑い夏はハワイでゆっくり過ごしたいとはいっても、実行するのはなかなか難しい話である。そんなときはカラッと晴れた青空の下、マイタイを片手にみんなで乾杯するのはいかがだろうか。自宅にいても手軽に南国気分が味わえる常夏のカクテル、マイタイをぜひ一度味わってみてほしい。