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【シーブリーズ】とは?女性に人気のさわやかなカクテルを徹底解説!

【シーブリーズ】とは?女性に人気のさわやかなカクテルを徹底解説!

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

鉛筆アイコン 2020年9月11日

シーブリーズというカクテルはご存知だろうか。口の中がスッと冷えそうな、ミントの味わいを想像する人もいるだろう。しかし実際は、甘酸っぱさと冷えたアルコールののどごしが爽快なカクテルだ。色合いも可愛らしく、度数もウォッカベースなのにさほど高くはない。そんな、夏らしく可愛らしいカクテルを解説しよう。

  

1. ロングカクテル・シーブリーズの特徴

シーブリーズというと日本では馴染みが薄いかもしれないが、アメリカでは有名なカクテルのひとつだ。そこでまずはシーブリーズの由来やどんなカクテルなのかを紹介する。

由来

シーブリーズはアメリカ生まれのウォッカベース・カクテルだ。潮風・海からのそよ風を意味する英語「Sea Breeze」がそのまま名前についたおしゃれなカクテルである。1970年代から1980年代、シェーク・ロックというスタイルのカクテルが流行した。これはシェーカーでシェークして混ぜたカクテルを、ロックグラスに氷を入れた上に注ぐタイプのオン・ザ・ロックスタイルのカクテルだ。シーブリーズもこの時代に作られたもので、当時は特に女性人気があった。

ウォッカとは

シーブリーズはウォッカベースのカクテルだが、このウォッカとはどんなお酒だろうか。ウォッカはロシアの地酒として定義されており、蒸留を繰り返し、最後に白樺の炭で濾過した酒だ。蒸留を繰り返すためアルコール度数は平均40度程度、中にはスピリタスという96度という高アルコールのウォッカまである。しかしほとんどのウォッカはクセがなく、冷やしてそのまま飲むことも可能だ。ただしアルコール度数は高いので、アルコールの風味を抑えるためにカクテルのベースとして使うことがある。

シーブリーズの味わい

シーブリーズは基本的にウォッカ、クランベリージュース、グレープフルーツジュースを混ぜて作るカクテルだ。元々はグレナデンシロップやブルーキュラソーなど、他の割り材やお酒も入れられていたが、現在では先述の3つを入れるのが基本である。シーブリーズの度数は10度代まで下がることが多くウォッカのストレートより飲みやすい。味わいはクランベリーとグレープフルーツの果実味と酸味が合わさり、非常にさわやかだ。

2. シーブリーズのカクテルの作り方

シーブリーズにはこれといったレシピがない。というのも比較的最近生まれたカクテルなので、レシピが決まっていないのである。そこで今回は、一般的な2つのレシピを紹介する。またシーブリーズに向くウォッカも合わせて紹介する。

シーブリーズのカクテルレシピ・1

まず、ひとつ目のレシピはアサヒビールが公開するレシピだ。以下に引用する。

材料
ウヰルキンソン・ウオッカ 40° 30ml
クランベリージュース  30ml
グレープフルーツジュース 30ml

作り方は2段階。まずこれらの材料をシェイカーに入れてよく振り、混ぜる。その後氷を入れたオールドファッションドグラスに注いで完成。このレシピであればおおよそ度数は13度ほどである。

シーブリーズのカクテルレシピ・2

次に紹介するのは、「カクテル完全バイブル」という書籍からの引用だ。材料は先ほどのアサヒビールが公開するレシピとほとんど変わらないが、クランベリージュースとグレープフルーツジュースをそれぞれ45mlまで増やしている。また、最後にコリンズ・グラスという長めのグラスに注ぐこと、そして好みで最後にランの花を飾ることが違いである。こちらはさらに果実の香りがすがすがしい一杯となっている。

シーブリーズに使いたいウォッカ

ウォッカには2種類あり、特に何も風味がつけられていないピュアウォッカと風味がつけられたフレーバードウォッカがある。その中でもアメリカの「スカイウォッカ」はピュアウォッカの中でもクリアな味わいで、割り材の味わいを存分に活かすことが可能だ。また、フランスの修道院で作られている「エギュベル グレープフルーツ ウォッカ」は元からグレープフルーツのフレーバーが付いている。そのため、シーブリーズを作る際にはさらにグレープフルーツのさわやかな風味を味わうことが可能だ。

3. シーブリーズのアレンジカクテル

最後に、シーブリーズのアレンジレシピを解説する。シーブリーズには様々な飲み方があるが、ここではノンアルコールの楽しみ方も含めて解説しよう。

ピオーネシーブリーズ

その名の通り、クランベリージュースの代わりにピオーネジュースを入れてシェイクし、シーブリーズにするアレンジ。最後にピオーネの生果を飾って一緒に食べてもよい。特にピオーネの旬の時期に作ると、ピオーネ自体の甘さがシーブリーズのさわやかさを和らげ、新しい味わいになるのだ。

バージンブリーズ

バージンブリーズとは、簡単にいえばシーブリーズのウォッカ抜きだ。ただ作り方は前述のシーブリーズと全く一緒である。ウォッカ抜きで作ると考えよう。材料をしっかりシェイクすることで、お酒の気分が味わえる上に割り材の角が取れる。一切アルコールが飲めない人や、アルコールに弱い人はバージンブリーズを頼むことでその場の空気を楽しめるだろう。

ブルーラグーン

海を感じさせ、なおかつウォッカベースのカクテルといえばこちら。サントリーの公開するレシピを引用する。

ピナクルウオツカ30ml
ザ・ブルー(ブルーキュラソー)10ml
フレッシュレモンジュース20ml

これらの材料をシェーカーで振って混ぜ、氷を入れたシャンパングラスに注ぐ。レッド・チェリー、オレンジやレモンのスライスを飾って完成である。シーブリーズと味わいが似通っており、しかも名前が「青いラグーン」と海を連想させる名前なので、夏場に注文したいカクテルだ。

結論

シーブリーズは、アメリカ生まれの海の爽快な風を思い出させるカクテル。ウォッカベースにクランベリーとグレープフルーツの甘酸っぱさは、見事に夏の海風を表現している。シーブリーズの色合いはピンク色で可愛らしく、さらに家でも簡単に作ることができる。しかもシーブリーズは秋の食べ物であるブドウとの相性もよく、ノンアルコールカクテルとして楽しめるレシピもある。まさに万能なカクテルを、ぜひ楽しんでみてほしい。
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  • 更新日:

    2020年9月11日

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