1. スピリタスの驚異的なカロリー
スピリタスの原料はジャガイモなどの穀物を原料としたウォッカの一種で、原産国はポーランドである。蒸留を数十回以上繰り返すことによって純度を高め、アルコール度数を高くすることが特徴だ。そのアルコール度数は96%もあり世界一ともいわれている。
原産国のポーランドではスピリタスをそのままではなく、何かで薄めて飲むのが普通らしい。アルコール度数に加え、さらに驚くのはスピリタスのカロリー。なんと100mlあたり537kcalもある。日本でよく飲まれるビールのアルコール度数が100mlあたり4~5%、カロリーが40kcalと比べるといかに驚異的な数値なのかがわかる。
原産国のポーランドではスピリタスをそのままではなく、何かで薄めて飲むのが普通らしい。アルコール度数に加え、さらに驚くのはスピリタスのカロリー。なんと100mlあたり537kcalもある。日本でよく飲まれるビールのアルコール度数が100mlあたり4~5%、カロリーが40kcalと比べるといかに驚異的な数値なのかがわかる。
2. スピリタスに栄養はどのくらい含まれるのか
「エンプティカロリー」という言葉がある。この言葉だけ聞くと、カロリーが空っぽつまりカロリーゼロのようなイメージを抱く人もいるかもしれないが、実はそうではない。エンプティカロリーとは、カロリーはあるが栄養が含まれていない食品のことをさす。スピリタスはほぼアルコールであり、カロリーは高いがたんぱく質などの栄養素は含まない。代表的なエンプティカロリーといえる。
酒を飲むと身体が熱くなった、という経験がある人も多いのではないだろうか。それはアルコール由来のカロリーは優先的に消費され、熱として放出されているからだ。そのように聞くと、アルコールは飲んでもすぐ消費されるから太らないのでは、と思うかもしれないが、アルコール由来のカロリーが優先される分、ほかの食品由来のカロリーの消費は後回しになるだけなのである。高カロリーなつまみをスピリタスのおともにしていると、つまみ由来のカロリーの消費が後回しになり、余ったカロリーは体内脂肪として蓄積され、その結果肥満の原因になってしまうこともあるので注意したい。
酒を飲むと身体が熱くなった、という経験がある人も多いのではないだろうか。それはアルコール由来のカロリーは優先的に消費され、熱として放出されているからだ。そのように聞くと、アルコールは飲んでもすぐ消費されるから太らないのでは、と思うかもしれないが、アルコール由来のカロリーが優先される分、ほかの食品由来のカロリーの消費は後回しになるだけなのである。高カロリーなつまみをスピリタスのおともにしていると、つまみ由来のカロリーの消費が後回しになり、余ったカロリーは体内脂肪として蓄積され、その結果肥満の原因になってしまうこともあるので注意したい。
3. 糖質制限をしている人にスピリタスはおすすめ?
ビール腹という言葉があるように、アルコールの過剰摂取は、肥満や生活習慣病の発症につながることが懸念されている。だが肥満の発症には、アルコールに含まれているカロリーだけでなく、糖質量が関係していることも知られている。最近ではカロリーではなく含まれている糖質量を制限するダイエットが流行り、糖質オフを謳った商品も多くなったので、代表的な酒であるビールなどの醸造酒とスピリタスのような蒸留酒の糖質を比べてみる。
醸造酒
ビールが代表的な醸造酒は、果実や穀物を主原料としていて、それらをアルコール発酵させて作られる。発酵後の段階でもすべてのデンプン質が分解されず、少し残ってしまうため糖質が含まれるのだ。メーカーにより糖質の量は異なるが、一般的なビールに含まれる糖質量は100mlあたり約3.0~5.0gである。
蒸留酒
焼酎、ブランデーが代表とされる蒸留酒にスピリタスも分類される。何度も蒸留することにより、より高いアルコール度を得ることができ、アルコールの性質上、糖質は含まれていない。糖質だけを比べると蒸留酒は糖質を含まないので、糖質制限をしている人が酒を飲みたいときにはビールよりもスピリタスがおすすめだろう。
4. スピリタスをカロリーオフする飲み方
スピリタスはストレートで飲むのは難易度が高いので、カクテルにして甘くして飲みたいと思うのではないだろうか。しかし、甘くしてしまうとカロリーが高くなってしまうので、加糖せずカロリーオフして飲みたい人には果実酒にすることをおすすめする。
何度も蒸留を繰り返したスピリタスは純度がとても高く雑味がないので、旬の果実の美味しさを引き出してくれる。果実をそのままスピリタスに漬けるだけで簡単なうえ、加糖しなくても美味しく飲めてしまう。高いアルコール度数ゆえに、短時間漬けるだけでしっかりと味が出るのだが、一週間ほど寝かせるとさらに美味しい極上の果実酒ができあがるのだ。
何度も蒸留を繰り返したスピリタスは純度がとても高く雑味がないので、旬の果実の美味しさを引き出してくれる。果実をそのままスピリタスに漬けるだけで簡単なうえ、加糖しなくても美味しく飲めてしまう。高いアルコール度数ゆえに、短時間漬けるだけでしっかりと味が出るのだが、一週間ほど寝かせるとさらに美味しい極上の果実酒ができあがるのだ。
結論
スピリタスは初心者には扱いにくい酒であるが、飲み方を工夫すれば、今後の酒ライフを楽しくしてくれるかもしれない。ただし、甘くして飲み過ぎたり、つまみを食べすぎたりしているとカロリーも跳ねあがるので、飲むときは適量を心がけてほしい。スピリタスを試してみたい人は、まず果実酒から始めてみてはどうだろうか。