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カクテル「楊貴妃」のイメージ写真

楊貴妃とはどんなカクテル?中国酒ベースの本格カクテルのレシピを紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年1月18日

「楊貴妃」というカクテルについて、その名の由来やアルコール度数などを解説するとともに、ご家庭でも手軽にできる基本のレシピとアレンジレシピを紹介する。楊貴妃とはどのような人物だったのかなど、ちょっとした歴史にも触れているので、ぜひ酒の肴にでも役立ててもらいたい。

  

1. 楊貴妃はライチ風味のカクテル

楊貴妃の風味のもとになるライチの写真
楊貴妃とは「ライチの風味」のカクテルであり、そのライチは楊貴妃というカクテル名に大きく関わっている。まずは楊貴妃というカクテル名の由来や味わい、アルコール度数、歴史上の楊貴妃がどんな人物だったのかなどを解説する。

「楊貴妃」というカクテル名の由来

楊貴妃がライチを好んだことから、ライチリキュールを使用したカクテルを楊貴妃と名付けたという説が有力だ。あるいはカクテル名「楊貴妃」ありきで、あとからあとからその楊貴妃が好むライチリキュールを使用したという説もある。いずれにせよ、楊貴妃とライチは関わりが深いということがいえるだろう。

楊貴妃の味わいやアルコール度数

楊貴妃はライチの風味とグレープフルーツの酸味に加え、桂花陳酒の独特な香りがアクセントになっている。飲みやすく仕上がっているので、お酒があまり得意ではない方も気軽に楽しめるカクテルといえるだろう。アルコール度数は10度前後と、それほど高くはない。

楊貴妃とはどんな人物だったのか?

楊貴妃は、エジプトのクレオパトラ、日本の小野小町とならび「世界三大美女」と称されるほどの美貌だったと伝えられている(小野小町は日本独自の世界三大美女ともいわれている)。また楊貴妃は「栄華と悲劇の生涯」といわれるほど波乱万丈な人生を送った人物でもある。
楊貴妃は唐の皇帝だった玄宗の妃として、最高位である貴妃の地位につき栄華を極めた。だが安史の乱が勃発し戦に敗れ、これをきっかけとして発生した兵士たちの暴動により、かつて自分を寵愛したはずの玄宗皇帝によって処刑を命じられた。享年36歳という、大変短い生涯に幕をおろしたのだ。
美しすぎるが故に国の存立をおびやかす「傾国の美女」ともいわれた楊貴妃には、このような悲劇のストーリーがあった。

2. 楊貴妃のカクテルに使われる「桂花陳酒」とは?

龜に入った中国酒のイメージ写真
先ほどサラッと触れたが、楊貴妃というカクテルを作る際は「桂花陳酒(けいかちんしゅ)」と呼ばれる中国酒を使用する。せっかくなので、その桂花陳酒がどういった中国酒なのかについても説明しておこう。

中国酒「桂花陳酒」とは

楊貴妃カクテルに欠かせない中国酒のひとつ「桂花陳酒」は、キンモクセイと白ワインが原料のリキュールで、白ワインにキンモクセイを約3年間漬け込んで作られる。華やかな香りとほのかな甘みが特徴で、楊貴妃がこよなく愛した酒と伝えられている。楊貴妃カクテルの味の決め手となるリキュールなので、作る際はぜひとも用意しておこう。
商品情報
商品名:桂花陳酒 麗白 [ 中国酒 500ml ]

3. 楊貴妃のカクテルレシピ

白い背景と、楊貴妃をイメージした青いカクテルの写真
楊貴妃はご家庭でも手軽に作れるレシピがある。シェイカーを使うためシンプルに混ぜ合わせるカクテルよりも難易度は高いが、ぜひこれを機にご家庭でも楊貴妃のカクテルを作ってみてはいかがだろうか?

楊貴妃のカクテルレシピ

【材料】

  • 桂花陳酒:30ml
  • ライチリキュール:10ml
  • ブルーキュラソー:5ml
  • グレープフルーツジュース:20ml

【作り方】

  • 材料をシェイカーに入れてシェイクする
  • カクテルグラスに注げば完成
桂花陳酒とシェイカーを用意しておくこと以外は非常に簡単だ。とはいえ桂花陳酒もシェイカーも手に入れるのは簡単なので、トータルで見れば楊貴妃は難しいカクテルではないだろう。

4. 楊貴妃をアレンジしたカクテルレシピ

楊貴妃の涙をイメージした赤いカクテルの写真
楊貴妃のカクテルにはいくつかアレンジレシピも存在する。楊貴妃のカクテルから派生したものとして、ぜひいろいろ楽しんでみてはいかがだろうか?

焼酎を使った楊貴妃のアレンジカクテル

楊貴妃のカクテルベースである桂花陳酒は酒屋でもオンラインショップでも安価で手に入るリキュールだ。だがすぐには用意できないこともある。そんなときはこちらのレシピが役に立つだろう。

【作り方】

桂花陳酒の代わりに甲類焼酎を30ml、そこにライチリキュール20ml、グレープフルーツ10mlを加えてシェイクすればOKだ。カクテルグラスに注いだら、チェリーや食用花などを添えて楽しもう。桂花陳酒の独特の香りがない代わりに、クセのない甲類焼酎とライチリキュールがマッチした飲みやすい味わいに仕上がるアレンジレシピだ。

楊貴妃の涙

楊貴妃のアレンジカクテルの代表ともいうべきものが「楊貴妃の涙」だ。同じく桂花陳酒は使わず、カシスリキュールと炭酸水と合わせる。楊貴妃は青いカクテルだが、この楊貴妃の涙は赤い色のカクテルになる。

【作り方】

ライチリキュール30ml、カシスリキュール10ml、グレープフルーツジュース20mlを、氷の入ったグラスに注ぐ。あとは炭酸水で満たし軽く混ぜ合わせれば完成だ。楊貴妃の涙はカクテルシェイカーを使わずに作れる。ライチとカシスのフルーティーな味わいを楽しめるさっぱりしたカクテルだ。

チャイナブルー

楊貴妃のレシピから桂花陳酒を除くとチャイナブルーというカクテルになる。

【作り方】

ライチリキュール30ml、ブルーキュラソー10ml、グレープフルーツジュース90mlを、氷の入ったグラスに注ぐ。あとはただ混ぜ合わせるだけで完成するというシンプルなカクテルだ。食事にも合うすっきりした味わいが特徴で、女性からも高い支持を得ているカクテルでもある。

5. カクテル「楊貴妃」と「楊貴妃の涙」を並べて楽しんでみては?

楊貴妃をイメージしたブルーキュラソーを使用したカクテルの写真
紹介してきたように、楊貴妃は青い色のカクテル、楊貴妃の涙は赤い色のカクテルだ。この週末はぜひ、その2杯を並べて味わいはもちろん、色の違いも楽しんでみてはいかがだろうか?桂花陳酒やシェイカーは通販でも購入できるが、届くまでに日数がかかる場合もあるため、早めに注文しておくことをおすすめする。

結論

歴史上の偉人がそのままカクテル名になった楊貴妃は、その人物のイメージ通り美しいカクテルカラーと気品あふれた味わいが特徴的だ。本稿をきっかけに、ぜひご家庭でも楊貴妃作りにチャレンジしてみてほしい。見事に完成したら、楊貴妃が歩んだ歴史に思いを馳せながら、ぜひじっくりとカクテルを味わってみてほしい。
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  • 公開日:

    2020年9月23日

  • 更新日:

    2022年1月18日

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