目次
- 1. カクテル「チャイナブルー」の作り方
- 2. チャイナブルーとはどんなカクテルなのか?
- 3. チャイナブルーのベースにおすすめのお酒
- 4. チャイナブルーの美味しい飲み方
- 5. ライチリキュールやブルーキュラソーを使うおすすめカクテル6選
- ライチリキュール:30ml
- ブルーキュラソー:10ml
- グレープフルーツジュース:90ml
- 氷:適量
- コリンズグラス:1個
- バースプーン:1本
- 氷を入れたコリンズグラスに材料を注ぐ
- バースプーンで軽くステアすれば完成
- ディタ:45ml
- グレープフルーツジュース:適量
- ディタ:30ml
- 炭酸水(トニックウォーター):適量
- 桂花陳酒:30ml
- ディタ:10ml
- グレープフルーツジュース:20ml
- ブルーキュラソー:5ml
- マリブ:30ml
- ボルスブルー:10ml
- トニックウォーター:80ml
- テキーラ:30ml
- ボルスブルー:15ml
- ライムジュース:15ml
- ボルスブルー:30ml
- カルピス:20ml
- 炭酸水:60ml
- ビール:100ml
1. カクテル「チャイナブルー」の作り方

チャイナブルーの作り方を紹介する。シェイカーを使わずに作れるカクテルなので、ご家庭でも手軽に楽しめるのが魅力だ。
材料と必要な道具
材料はライチリキュール30ml、ブルーキュラソー10ml、グレープフルーツジュース90mlを基本としよう。コリンズグラスとは、タンブラーグラスよりも細い、ロングカクテル用のグラスだ(なければほかのグラスで代用OK)。
チャイナブルーの作り方・レシピ(ビルド)
氷を入れたグラスに材料を注ぎ、軽くステアする(かき混ぜる)だけで完成する。炭酸がきいた爽やかなカクテルが好きな方は、上記にトニックウォーターを適量加えるのもおすすめだ。
チャイナブルーを美味しく作るコツ
ライチリキュール、グレープフルーツジュースの順に注ぎ、最後にゆっくりブルーキュラソーを加える。それにより鮮やかなグラデーションを楽しめる。またステアはごく軽くでOKだ。氷が溶けると味わいも薄まるため、混ぜすぎないようにしよう。そのほか、お好みでオレンジやミントなどを添えてもよい。
ノンアルコールでも炭酸を減らしても楽しめる
チャイナブルーはノンアルコールでも楽しめる。ライチリキュールの代わりにライチシロップ、ブルーキュラソーの代わりにブルーキュラソーシロップを用意し、上述した作り方と同じ手順で作れば完成だ。お酒が飲めない方にも鮮やかなグラデーションを楽しんでもらおう。
またトニックウォーターの炭酸がキツいときはトニックウォーターなし、もしくは半分に減らしてグレープフルーツジュースを増やすといった作り方もできるので覚えておこう。
2. チャイナブルーとはどんなカクテルなのか?

そもそも、チャイナブルーとはどういったカクテルなのか?アルコール度数や名前の由来、カクテル言葉など、お酒の席での「うんちくネタ」として使える基礎知識をまとめたのでチェックしてほしい。
ライチリキュールがベースの色鮮やかなカクテル
チャイナブルーはライチリキュールをベースとしたカクテルである。鮮やかなブルーとライチ風味が特徴的で、とりわけ女性に人気がある。食事にも合わせやすいし、休日の昼下がりにカフェで飲んでもオシャレだ。
爽やかで涼しげなカクテルカラーのおかげで「夏のカクテル」としてのイメージが強い。過去には、アサヒビールの缶カクテル「カクテルパートナー」シリーズでも、夏限定としてチャイナブルーが販売されたことがある。
チャイナブルーの味わい
ライチの甘く優しい香りと上品な味、そしてグレープフルーツの酸味が絶妙にマッチした、さっぱりした味わいのカクテルである。炭酸水と香草や柑橘系の果皮のエキス、それに砂糖などを混ぜたトニックウォーターを使うと、よりさっぱりした味わいに仕上がる。
チャイナブルーのアルコール度数とカロリー
チャイナブルーのアルコール度数は分量によって変わるが、平均5〜8度あたりに落ち着く。ビールのアルコール度数が約5度なので、カクテルにしては低めのアルコール度数と考えてよいだろう。ただし、チャイナブルーのベースであるライチリキュール、および鮮やかな色を出すブルーキュラソーのアルコール度数は、ともに約20度あたりである。
同様にカロリーも分量で変わるが、100ml換算で約60kcal、1杯あたり180kcal程度といわれている。アルコール度数とカロリーともに低めのカクテル、といってよいだろう。
チャイナブルーという名前の由来
カクテル・チャイナブルーにおける「チャイナ」は「中国」という国を直接的に指しているわけではなく、中国発祥の陶磁器、とりわけ世界でも人気の「景徳鎮」を指している。景徳鎮は美しい彩色が特徴的な陶磁器であり、その鮮やかな青色をイメージして作られたカクテルがチャイナブルー、というわけだ。
中国四大美人のひとり「楊貴妃」がこよなく愛したライチをベースにしていることからも、中国という国を直接的に指してはいないが関わりが深いカクテルといえるだろう。
チャイナブルーのカクテル言葉
花言葉があるように「カクテル言葉」もある。チャイナブルーの場合は「自信家」だ。進むべき道に迷うタイミングがあれば、ぜひチャイナブルーを飲んで自信をつけてみてはいかがだろうか?
誕生酒について
チャイナブルーは7月9日の誕生酒である。カクテルが示す人物イメージは「自分自身を宝物だと思える自信家」だ。前述のカクテル言葉と同じく、自信に満ちあふれたイメージがある。当てはまる友人やパートナーがいれば、誕生日にぜひチャイナブルーを振る舞ってみよう。
3. チャイナブルーのベースにおすすめのお酒

チャイナブルーで使うお酒は、ベースのライチリキュールと、鮮やかなグラデーションを生み出すブルーキュラソーである。さまざまな銘柄があるため、どれを選べばよいか迷う方もいるだろう。おすすめを紹介するので参考にしていただければ幸いだ。
ライチリキュール|迷ったら「ディタ」がおすすめ
ライチリキュールに迷ったらディタを選べばほぼ間違いない。ディタはフランスのペルノ・リカール社が販売する、ライチリキュールの代表的なブランドだ。日本で販売がスタートしたのは1991年で、以来、日本でもライチリキュールの代名詞として高いシェアをキープしている。
ブルーキュラソー|迷ったら「ボルス」がおすすめ
一方、ブルーキュラソーに迷ったら「ボルスブルー」を選ぼう。こちらはオランダのルーカス・ボルス社が販売する、世界でもっとも売れているブルーキュラソーといわれている。オレンジと数種類のハーブが織りなす風味と香り、ユニークな後味がさまざまなカクテルに合う。
4. チャイナブルーの美味しい飲み方

せっかくチャイナブルーを作ったのであれば、ぜひ美味しく飲んでいただきたい。味そのものが激変するわけではないが、より美味しく感じられる飲み方やシーンも知っておいて損はないだろう。
じっくり味わって飲むのがポイント
細長いコリンズグラスで作るチャイナブルーは、氷も入っているためほどよく冷えた状態を長くキープできる。急いで飲む必要はないので、ひと口ずつじっくり味わって飲んでみよう。それにより香りや風味、そして鮮やかな彩色も長く楽しめるはずだ。
食前酒や食後酒として楽しむ
美しい色が特徴のチャイナブルーは、食中酒としては(NGではないが)やや不向きである。どちらかというと食前酒または食後酒、とりわけ食後や団らんのひとときなどに、おつまみを軽く食べながら飲むのがおすすめだ。前述のように、休日の昼下がりにカフェで話をしながら飲んでもまた、オシャレで優雅なひとときを過ごせるだろう。
5. ライチリキュールやブルーキュラソーを使うおすすめカクテル6選

チャイナブルーで使う、ライチリキュールやブルーキュラソーで作るカクテルも紹介しておこう。材料を余らせてしまったときや、チャイナブルー以外のカクテルも作ってみたいと思ったときに知っておくと役立つはずだ。
ライチリキュールを使ったおすすめカクテル3選
【ディタグレープフルーツ】
まるでジュースのような、フルーティな味わいのカクテル。こちらはチャイナブルーと違い、食中酒としても楽しめる。氷を入れたタンブラーグラスに材料を注ぎ、軽くステアすれば完成だ。お好みでチェリーを添えると華やかになる。
【ディタソーダ】
ディタを炭酸で割っただけのシンプルなカクテル。ライチの味わいが引き立つ、ディタ定番の飲み方として人気がある。ディタが初めての方にもおすすめできる。氷を入れたタンブラーグラスに材料を注ぎ、軽くステアすれば完成だ。
【楊貴妃】
金木犀が香る桂花陳酒をベースとした、エメラルドグリーンが美しいショートカクテル。シェイカーを使うので事前に用意しておこう。材料をシェイクし、グラスに注げば完成する。花を添えるとよりオシャレに仕上がる。
商品情報
商品名:ディタ ライチ [ リキュール 700ml ]
ブルーキュラソーを使ったおすすめカクテル3選
【マリブサーフ】
鮮やかな青色と、マリブ(ココナッツリキュール)の甘く優しい香りが相性抜群の、夏にピッタリなロングカクテルだ。氷を入れたコリンズグラスに材料を注ぎ、軽くステアすれば完成する。
【ブルーマルガリータ】
カクテル「マルガリータ」で使用するホワイトキュラソーを、ブルーキュラソーに変えただけのカクテル。テキーラを使うためアルコール度数はやや高めで、ライムの酸味も加わりキリッと引き締まった味わいになる。シェイカーに材料を入れてシェイクし、カクテルグラスに注げば完成だ。グラスの縁には塩を塗ろう(スノースタイル)。
【マリンスノー】
一風変わった、乳酸飲料(本稿ではカルピスを使用するレシピ)を使ったカクテル。ビールの苦味をブルーキュラソーの甘さがカバーしてくれるので飲みやすい。ゴブレットグラスに材料を注いで軽くステアすれば完成だ。
結論
チャイナブルーの「チャイナ」は、景徳鎮と呼ばれる色鮮やかな陶磁器を指している。その景徳鎮を彷彿とさせる色鮮やかなチャイナブルーは、ライチリキュールを使ったカクテルの代表的な存在で、世界中で愛飲されている。シーンを選ばず楽しめるカクテルなので、ぜひ作り方を覚えて味わってみてほしい。