1. カウボーイは牛乳とウイスキーのカクテル

カウボーイは牛乳とウイスキーで作るカクテルだ。では、なぜカクテル名がカウボーイとなったのだろうか。ここではカクテル名の由来をはじめ、カウボーイのアルコール度数やカクテル言葉などについて解説していこう。
カウボーイのカクテル名の由来
カウボーイというカクテル名の由来は、牛の「カウ」と、バーボンウイスキーから連想されるカウボーイをかけて、カクテル名がカウボーイとなったという説が有力である。とてもシンプルで、アメリカらしいジョークが効いた話である。
カウボーイの度数
カウボーイのベースになるウイスキーのアルコール度数は平均して40度と高い。牛乳や砂糖を加えることで甘口に仕上げるカクテルなので、あまりアルコール度数の高さを感じないかもしれないが、カウボーイのアルコール度数は約15度あたりになる。飲みやすいカクテルだが、飲み過ぎには注意をしよう。
カウボーイのカクテル言葉
カウボーイのカクテル言葉はロマンチックなもので、「今宵もあなたを想う」だ。想い人を頭に浮かべながら荒野を駆けるカウボーイをイメージさせるカクテル言葉である。
2. カウボーイはどんな人におすすめのカクテル?

カウボーイはウイスキーがあまり得意でない人にとって飲みやすい味わいのカクテルだが、好みが分かれるカクテルであることも事実である。では、カウボーイとはどのような味わいなのか、またどのような人におすすめのカクテルなのかを詳しく解説していこう。
カウボーイの味わい
ウイスキーを牛乳で割るという飲み方は、初めての場合は抵抗感があるかもしれない。しかしこれらの組み合わせは決してミスマッチではなく、ウイスキーの独特のクセやアルコール感が牛乳の甘みによって見事に飲みやすく仕上がった味わいを作る。その味わいはラムレーズンのような味わいといわれることもある。カウボーイは美味しくなさそうというイメージを持っている人は、ぜひ一度トライしてみてほしい。
カウボーイはどんな人におすすめ?
カウボーイは甘口のカクテルなので、ウイスキー初心者の人にとくにおすすめしたい。安価で手に入るウイスキーで美味しく楽しめるので、気軽に作ってみよう。分量も調整できるので、お酒があまり得意でない人でも安心して楽しめることも嬉しいポイントだ。
3. カウボーイのカクテルレシピ

では、ここでは自宅でも楽しめるカウボーイの基本的なカクテルレシピを紹介しよう。またレシピに加え、カクテルベースのウイスキー選びのポイントも解説する。
カウボーイの基本レシピ
カウボーイで使用する材料は、基本的にはウイスキーと牛乳、砂糖があればOKだ。ロンググラスで飲む場合はウイスキーと牛乳を1対3ほどで合わせ、好みの分量の砂糖を加えたら完成。牛乳の甘みが強いので、砂糖を加えずにそのまま飲む人も多い。また、カクテルシェイカーを使用してカクテルグラスで楽しむスタイルも一般的だ。この場合はウイスキー30ml、牛乳50ml、生クリーム10ml、砂糖をシェイクして作る。生クリームのまろやかさが際立った味わいが特徴だ。
ウイスキー選びのポイント
カウボーイに使用するウイスキーは、あまり香りが強くないものを選ぶとよい。スモーキーなピート香が強いウイスキーを選んでしまうと、どうしても牛乳と味のぶつかり合いが生じてしまうのだ。定番のサントリーの「角瓶」や、ニッカウイスキーの「ブラックニッカ」、バーボンウイスキーを代表する「ジムビーム」など、クセが少ないウイスキーがおすすめだ。
4. カウボーイのカクテルをアレンジ

カウボーイの基本レシピを紹介したが、実はカウボーイは自分好みにアレンジしやすいカクテルである。いろいろな味わいのカウボーイ作りにもトライしてみよう。
ホットでも美味しい
ホットカクテルは冬の定番だが、カウボーイもホットで美味しく楽しめる。牛乳の甘さがさらに際立った味わいで、ぽかぽかと温まるホットカクテルである。チョコレートシロップを少量加えると、まるでホットチョコレートのような味わいも楽しめるので、甘口が好きな人にはおすすめだ。
コーヒーを加えてより香ばしく
カウボーイにアイスコーヒーを加えると、カフェオレ風のカクテルになる。こちらもホットでも楽しめるので、好みのスタイルで飲んでみよう。苦みが得意でない人は、甘いコーヒー牛乳を加えても美味しく飲める。
デザート感覚でも楽しめる
はちみつを加えて優しい甘さを楽しんだり、いちごミルクを加えてフルーティーな風味を楽しんだりと、デザート感覚で楽しめるアレンジレシピも豊富なのがカウボーイの特徴である。基本のカウボーイに慣れたら、いろいろとオリジナルレシピにもトライしてみよう。
結論
牛乳とウイスキーという意外な組み合わせが楽しいカウボーイは、人気料理研究家にSNSで取り上げられたこともあり、牛乳を使用したカクテルの中でも人気が広まりつつあるカクテルである。これまでウイスキーを敬遠していた人にも、ぜひ味わってみてもらいたいカクテルだ。