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オレンジブロッサムの作り方!結婚式に好まれる理由などトリビアも!

オレンジブロッサムの作り方!結婚式に好まれる理由などトリビアも!

投稿者:ライター:渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年9月13日

オレンジブロッサムのショートとロングのレシピを紹介するとともに、ミモザやスクリュードライバーといったバリエーションの作り方も紹介する。オレンジブロッサムが誕生した背景や、海外の結婚式で好んで飲まれる理由といったトリビアとあわせて、参考になれば幸いだ。

  

1. オレンジブロッサムの歴史と結婚式との関係

オレンジブロッサムは英語で「オレンジの花」という意味だ。白く可愛らしい花だが、カクテルのオレンジブロッサムの由来は意外なことにワイルドである。海外の結婚式で好まれる一面を持つ背景なども交えて、まずはオレンジブロッサムのトリビアを紹介しよう。

オレンジブロッサムの発祥

オレンジブロッサムというカクテルが作られたのは1920年代のアメリカである。当時のアメリカは、酒好きにとって辛い「禁酒法時代」であった。大手をふって販売・購入することができない時代がゆえ、闇流通するお酒が多かったという。オレンジブロッサムのベースであるジンも闇流通していたが、密造酒はそのままでは飲めないほど粗悪なものであった。粗悪品のジンを少しでも美味しく飲むため、オレンジジュースと混ぜたのがオレンジブロッサムの始まりだといわれている。

オレンジブロッサムと結婚式

オレンジと結婚には深いつながりがある。ギリシャ神話で主神ゼウスとその妻ヘラが結婚する際、ゼウスがヘラに送ったのがオレンジブロッサムと言い伝えられている。ヘラは結婚を司る神として有名で、その彼女が守護する6月は日本でも「ジューンブライド」として有名だ。オレンジブロッサムの花言葉は「花嫁の喜び」であることから結婚式に縁ある花だといえる。

またオレンジの実は多産を司ることからも、古くから好まれていたとされている。こうしたことから、オレンジの実の果汁を使い、名前もオレンジブロッサムを冠したカクテルが結婚式で好まれるようになったといわれている。海外の結婚式ではオレンジブロッサムが食前酒として提供されることも多い。

2. ショートドリンク・オレンジブロッサムのレシピ

オレンジブロッサムのレシピは2種類ある。作りやすさなどについても解説するので、ぜひご家庭で試してみてほしい。まず紹介するのはショートドリンク、逆三角形型のカクテルグラスに入っているようなタイプのレシピだ。美味しく飲める時間が短いことからショートドリンクと呼ばれており、作る際も手際よく混ぜる必要がある。

材料

  • ジン:45ml
  • オレンジジュース:15ml
  • アンゴスチュラビターズ:数滴
すべての材料やシェイカーはあらかじめ冷やしておこう。

作り方

  • 氷の入ったシェイカーに材料を入れる
  • 氷が砕けないようによく振って混ぜる
  • 氷が入らないようにカクテルグラスに注ぐ
苦味の強いアンゴスチュラビターズというお酒が入ることで、オレンジブロッサムの苦味も増す。ただし入れすぎるとかなり苦くなるので量には注意が必要だ。

3. ロングドリンク・オレンジブロッサムのレシピ

続いてシェイカーを使わないタイプのオレンジブロッサムのレシピを紹介する。シェイカーがご家庭になくても簡単に作れるほか、氷をグラスに入れて楽しむため長い時間、冷たいオレンジブロッサムを飲めるのも特徴だ。

材料

  • ジン:45ml
  • オレンジジュース:適量(100〜110ml程度)

作り方

  • 氷の入ったタンブラーグラスなどの大きめのグラスにジンを注ぐ
  • オレンジジュースでグラスを満たし、よく混ぜる
ロングドリンクの場合、オレンジジュースを入れる際によく振り、氷に当てないように入れるのがコツだ。振ることで対流が起こり、また氷に当てないことで溶けにくく(水っぽくなりにくく)なる。混ぜるときも手早く、かつこぼさないように20回程度混ぜるようにしよう。かき混ぜながら3回ほどスプーンやマドラーを上下させると、さらに対流が起こり下までよく混ざる。ロングドリンクのオレンジブロッサムは苦味が少なく、オレンジジュースの分量が多いのでショートと比べると甘口だ。

4. オレンジブロッサムのバリエーションとレシピ|ミモザ

せっかくなので、オレンジブロッサムに似たシンプルなカクテルとそのレシピも紹介しておこう。いずれもシェイカーを使わないカクテルなので、こちらもぜひ作ってみてほしい。まずは「この世で一番贅沢で美味しいオレンジジュース」という異名を持つミモザから見ていこう。

材料

  • シャンパン:60ml
  • オレンジジュース:60ml

作り方

材料はオレンジジュースとシャンパンだけの、非常にシンプルなカクテルだ。よく冷えたグラスにオレンジジュースを注ぎ、次にシャンパンを注いで2〜3回混ぜれば完成する。なおワイングラスを使い、氷を入れなければミモザというカクテルになる一方、タンブラーグラスで氷を入れればバックス・フィズというカクテルになる。飲み比べるのも面白いだろう。

5. オレンジブロッサムのバリエーションとレシピ|スクリュードライバー

こちらも非常にシンプルなカクテルで、レシピはロングドリンク・オレンジブロッサムのジンをウォッカに変えるだけである。スクリュードライバーという名前は、とある労働者がオレンジとウォッカをスクリュードライバー、つまりネジ回しで混ぜていたことに由来するといわれている。オレンジブロッサムと同じように手軽に作れるカクテルだ。

材料

  • ウォッカ:45ml
  • オレンジジュース:適量

作り方

氷の入ったグラスにオレンジジュースとウォッカを注ぎ、軽く混ぜれば完成する。コツもオレンジブロッサムと同じなので、参考にして作ってみてほしい。

6. オレンジブロッサムのバリエーションとレシピ|デザートヒーラー

最後に紹介するのは、オレンジブロッサムの発展系ともいえるカクテルだ。ジンとオレンジジュースに加え、チェリーブランデーとジンジャーエールが必要になる。とはいえシェイクする必要はないのでチャレンジしやすいだろう。デザートヒーラーとは砂漠の治療師のことである。喉の渇きを癒してくれそうな爽快さが、なんとも心地よいカクテルだ。

材料

  • ジン:30ml
  • チェリーブランデー:15ml
  • オレンジジュース:30ml
  • ジンジャーエール:適量(グラスを満たす程度)

作り方

まずジンジャーエール以外の材料を、氷が入ったグラスに注ぎ入れてよく混ぜる。次に、材料が混ざったらジンジャーエールで満たす。最後にこぼさないように軽くステアすれば完成だ。

7. オレンジブロッサムで華を添えよう

見た目が鮮やかなオレンジブロッサムは、作り方が簡単なのでご家庭でも手軽に楽しめるカクテルのひとつである。ミモザやスクリュードライバーなど、バリエーションも豊富なのでぜひ一緒に覚えて、お祝いの席などに華を添えよう。

結論

「オレンジの花」という名前にも花嫁の幸せを願う意味があるが、オレンジの果実にも多産など幸運の意味合いがある。まさに大切な人たちに振る舞いたい、そんなカクテルといえるだろう。オレンジブロッサムは作り方がシンプルだ。ご家庭でも手軽に作れるのでぜひ試してみてほしい。
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  • 公開日:

    2020年9月26日

  • 更新日:

    2021年9月13日

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