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キューバリブレは自由と同盟のカクテル!友好の一杯を飲み干そう

キューバリブレは自由と同盟のカクテル!友好の一杯を飲み干そう

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

鉛筆アイコン 2020年9月25日

キューバリブレというカクテルがある。コーラとラムという、いかにも中南米の素材を使ったカクテルだ。このカクテルの背景には20世紀初頭のアメリカとキューバの友好関係があったことは意外に知られていない。キューバとアメリカとお酒の、ホットで格好いい関係を解説しよう。

  

1. キューバリブレのレシピ

キューバリブレは家でも簡単に作ることができるカクテルである。バーなどの飲食店で飲んだことがある人もいるだろう。そんなキューバリブレについて、作り方や材料を紹介する。

キューバリブレの材料と味わい

キューバリブレは、コーラ、ラム、ライム、そして適量の氷で作られるカクテル。味わいはコーラが主体で、その後ライムの酸味、最後にほのかなアルコールの味が舌に残る。香りは一見コーラだけではなく、ライムのさわやかな香りとラムの甘く高級な香りが混ざったものだ。キューバリブレの度数は10度程度とおおよそ日本酒程度。炭酸の味わいでアルコールの風味がやわらぎ、飲みやすいので、くれぐれも飲み過ぎには注意したい。

キューバリブレのプロフィール

キューバリブレはロングカクテルに分類される。ロングカクテルは氷が入っているので比較的長い間楽しむことができるのが特徴だ。しかしあまり置いておくと氷が溶けて水っぽくなってしまう。氷が溶けてしまってぬるくなるまでには飲み干したいカクテルである。また作る方法はビルド方式といって、カクテルグラスの中に材料を入れて混ぜるタイプのものだ。シェイカーがなくても作ることができる。

キューバリブレのレシピ

キューバリブレはラムとコーラ、ライムさえあればどんな人でも作ることができる。そこで作り方のコツとともにラムの大手製造元であるバカルディ社が公表するレシピを紹介しよう。

材料 
ゴールドラムまたはホワイトラム30ml 
コーラ90ml程度 
ライム1/6個程度

作り方 
氷を入れたタンブラーグラスにラムを注ぐ。その後コーラ90ml程度でグラスを満たし軽くステア(混ぜること)する。最後にライムを絞って完成だ。

作り方のコツとしては、まず最初にラムと氷をなじませるように15〜20回程度混ぜること。次にコーラを注ぐときは氷に当てないように静かに、低い位置から注ぎ入れることだ。最後のポイントとしては「軽くステア」という点だ。軽くステアと書いてある場合、まずカクテルを混ぜるバースプーンで氷を持ち上げ、次に2〜3回だけ混ぜる。こうすることでよく冷えたキューバリブレになるのだ。

2. キューバリブレとは?意味やラムコークとの違い

キューバリブレとよく似た名前のカクテルにラムコークというものがある。このラムコークとキューバリブレの違いはあるのだろうか。キューバリブレの歴史を交えて解説していこう。

キューバリブレとラムコーク

ラムコークとキューバリブレの違いはほとんどない。ラムコークのレシピを見るとライムの代わりにレモン果汁を使っているレシピもあるが、こちらはレモンラムコークといわれている。ライムが含まれないキューバリブレもあるため、ライムが含まれているかどうかも基準ではない。そのため、キューバリブレの別名がラムコークという認識でもあながち間違いではないのだと考えられている。ただ「コーク」はコカ・コーラの愛称なので、ラムコークと書かれた場合はコカ・コーラを使う方がいいとされている。

キューバリブレの歴史

キューバリブレは、英語で書くと「Cuba Libre」である。これは20世紀初頭のキューバ独立戦争の際のスローガン「Viva Cuba Libre」から名付けられた。日本語に訳すと「自由なキューバ万歳!」である。キューバリブレができた1900年台、キューバは宗主国であるスペインの植民地から脱却しようと独立戦争を起こしていた。これが第二次キューバ独立戦争で、この時アメリカはキューバを支援。そんな中、アメリカ人将校がラムとコーラを合わせてみたら美味しかったのだとか。この逸話がどこまで真実なのかはわからない。だがアメリカの特産物であるコーラとキューバのラムが出会った結果、独立戦争を代表するカクテルになったことは確かである。ちなみにキューバリブレは英語でいうと「キューバリバー」、スペイン語圏であれば「クーバリブレ」と読まれるそうだ。海外のバーで注文する際、少し気を付けてみると面白いだろう。

3. 手軽なバカルディのキューバリブレボトル

キューバリブレがボトルに入って売られていた時代がある。キューバリブレの人気がうかがえる商品だが、現在は販売されているのだろうか。キューバリブレを手軽に飲める方法について紹介しよう。

バカルディとキューバリブレ

キューバリブレという製品がバカルディから販売されていた。RTS(Ready To Serve)商品、つまりいつでも簡単に飲める商品として販売されていたのである。ラムの大手製造元、バカルディが作っていた商品で、2014年代に販売が開始した。日本ではサッポロビールホールディングスが輸入元となって発売されていたが、現在は販売が終わってしまっているのが残念な商品だ。

キューバリブレを簡単に

キューバリブレを好きな時に飲みたい場合、フレッシュライムを手に入れるのは困難である。そんな時に利用したいのはライムジュースだ。ライムジュースは皮が混ざらないので苦味が少ないのが特徴である。また、シロップなどで甘さを加えているものがあるので、甘党にもおすすめだ。ライムジュースを常備しておけば、ライムがなくてもキューバリブレを比較的手軽に飲むことができるだろう。

結論

キューバリブレは、キューバを代表するカクテルのひとつだ。自由を求めアメリカとともに民族闘争を繰り広げていた時代の名残ともいえる。そんなキューバリブレの味わいは支援していたアメリカを代表するコーラのピリリとした炭酸とライムの爽快な風味、そしてラムのトロピカルで甘い香りが合わさり、非常にさわやかで刺激的な味わいである。家でも作りやすいのでぜひ作ってみよう。
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  • 更新日:

    2020年9月25日

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