1. カクテル・ピンクレディーのレシピ
はじめに、自宅でも楽しめるピンクレディーのレシピから紹介していく。ピンクレディーはカクテルシェイカーを使用して作るカクテルのため、まだカクテルシェイカーを持っていない人は、ぜひこの機会に揃えておいてほしい。自宅で本格カクテル作りにトライしてみよう。
ピンクレディーの基本レシピ
ピンクレディーの基本レシピは作り手によっても異なるが、基本的な材料はジン45ml、グレナデンシロップ20ml、卵白1個分があればOK。これらをしっかりとシェイクして、カクテルグラスに注いだらピンクレディーの完成だ。グレナデンシロップの鮮やかな赤色に卵白の色が加わり、キュートで美しいピンク色のカクテルカラーになる。より酸味のあるさわやかな味わいが好みの場合は、小さじ1杯程度のレモンジュースを加えるのも一般的。好みのスタイルでピンクレディーを楽しんでほしい。
2. カクテル・ピンクレディーの味
ピンクレディーとは一体どのような味わいで、またアルコール度数はどれぐらいのものなのだろうか。ここではピンクレディーの味わいとアルコール度数について解説する。飲む前にぜひおさえておこう。
ピンクレディーの味わい
ピンクレディーは、ジンの辛口の味わいにグレナデンシロップの甘さが見事にマッチしたものである。卵白のまろやかさが加わることで、ほかのカクテルにはない個性的な味わいのハーモニーを実現していることも特徴だ。食後のデザート代わりの1杯にも、ぜひおすすめしたい。
ピンクレディーのアルコール度数
ピンクレディーのカクテルベースとなるジンのアルコール度数は、平均して40度と高い。グレナデンシロップなどと合わせて作られるため少しアルコール度数は落ち着くものの、アルコール度数は約20度と高いカクテルのため、あまり飲み過ぎないよう注意しよう。
3. カクテル・ピンクレディーの意味や由来
日本でピンクレディーと聞くとアイドルを連想する人は多いだろう。しかしカクテルのピンクレディーの歴史は深く、1900年代初期までさかのぼるのだ。ここではピンクレディーの意味や由来、またカクテル言葉などについて、解説していこう。
ピンクレディーの意味と由来
ピンクレディーは1912年にロンドンで大ヒットして話題になった舞台「ピンクレディー」の公演を記念して生まれたカクテルである。カクテル名が舞台名と同名になっていることが特徴だ。「ピンクの貴婦人」という意味を持つピンクレディーだが、実はこのカクテルは舞台の主演女優のヘーゼル・ドーン氏をイメージして考案されたカクテルといわれている。
ピンクレディーのカクテル言葉
カクテル言葉とは、カクテルそれぞれのイメージを上手に言葉で表現したもののことをいう。ピンクレディーのカクテル言葉は「いつも美しく」であり、女優に向けて捧げられたカクテルであることを表現したロマンチックなカクテル言葉だ。
誕生酒について
誕生花や誕生石があるように、誕生日にちなんだカクテル、誕生酒というものも存在する。ピンクレディーは6月7日の誕生酒だ。カクテルが示す人物イメージは、「1を聞いて10を知る多才な理解者」である。もし友人やパートナーの誕生日に当てはまっていたら、誕生日にはピンクレディーをふる舞ってみてはいかがだろうか。
4. ピンクレディー以外の卵白を使ったカクテル
最後に、ピンクレディー以外の卵白を使用したカクテルをいくつか紹介しよう。カクテルに卵白が使用されることは一般的であり、種類も多い。ピンクレディー作りに慣れたら、ぜひトライしてみよう。
ブルーレディー
ピンクレディーは鮮やかなピンク色が特徴のカクテルだが、このブルーレディーは名前の通り、澄んだ青色のカクテルである。レシピはピンクレディーとほとんど同じであり、グレナデンシロップの代わりにブルーキュラソーを使用するだけでOK。見た目も楽しめる、さっぱりとした味わいのカクテルだ。
ウイスキーサワー
ウイスキーサワーと聞くと一般的なハイボールをイメージする人は多いだろうが、これはまったく異なるものである。ウイスキーをベースに、レモンジュース、ガムシロップ、卵白を加えてしっかりとシェイクして、できあがったものにビターズを垂らしたらウイスキーサワーの完成だ。イギリスのクラシックカクテルとして知られている。
ロイヤルジンフィズ
ロイヤルジンフィズは、クリーミーな色が特徴のカクテルだ。ジンをベースに、レモンジュース、ライムジュース、ガムシロップ、卵白、生クリームを加えてしっかりとシェイク。氷を入れたグラスに注ぎ、上から炭酸水を加えたらロイヤルジンフィズの完成。甘口で飲みやすく、お酒の苦手な人でも楽しみやすいカクテルである。
結論
ピンクレディーの歴史を知ると、高貴なカクテルというイメージを持つかもしれないが、実際は自宅でも手軽に楽しめるスタンダードカクテルである。ささやかなお祝い事の日などには、ぜひピンクレディーを片手にゆっくりと流れる時間を楽しんでみてはいかがだろうか。