目次
- 1. コスモポリタンとはどんなカクテル?
- 2. コスモポリタンカクテルの作り方
- 3. コスモポリタンのアレンジレシピとウォッカベースのおすすめカクテルのレシピ
- 4. 華やかなショートカクテル「コスモポリタン」ぜひご家庭で作ってみよう
- ウォッカ:20ml
- ホワイトキュラソー:10ml
- クランベリージュース:20ml
- ライムジュース:10ml
- シェイカー
- カクテルグラス
- 氷
- 材料をシェイカーに入れる
- シェイカーに氷を入れてよく混ぜる
- グラスに注げば完成
- ジン:20ml
- グランマルニエ(オレンジフレーバーのコニャック):10ml
- クランベリージュース:20ml
- ライムジュース:10ml
- ウォッカ:50ml
- ドライベルモット:10ml
- レモンピール:1枚
1. コスモポリタンとはどんなカクテル?

世界的にブームを巻き起こしたドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(STAC)」に登場したことがきっかけで、コスモポリタンというカクテルを知った方も多いのではないだろうか?まずはコスモポリタンがどういったカクテルなのか、ごく基本的なところから解説していこう。
色鮮やかで華やかなショートカクテル
ウォッカをベースに、クランベリージュースとライムジュース、オレンジキュラソーを加えて作るカクテルがコスモポリタンである。基本的にはショートカクテルスタイルで、逆三角形のグラスに入れて提供されることが多い。シェーカーで振り混ぜる「シェイクスタイル」という手法で作られる。
味わいやアルコール度数は?
コスモポリタンの特徴的な赤い色はクランベリージュースによるものだ。ライムの爽やかな香りにクランベリーの甘酸っぱさが華を添えている。全体的にはほのかな甘みと酸味が見事にマッチした、さっぱりした味わいである。またウォッカベースということもあって、アルコール度数は16〜20度とやや高めである(使うお酒によってはより高くなる)。一般的なビールが4〜5度なので約4〜5倍といったところだろう。
「コスモポリタン」の意味は?
コスモポリタン(cosmopolitan)には、国籍などにこだわらず世界そのものを自国と考える「世界主義者」あるいは「国際人」といった意味合いがある。1980年代頃に作られはじめ人気が高まっていったといわれているが、そのあたりはちょうど国際化が進展した時代、あるいは女性の社会進出が当たり前になりはじめた時代だ。
コスモポリタンというカクテル名の由来には諸説あるが、もしかするとそうした時代背景が関係していたり、国際人のように世界的に広まってほしいといった願いが込められていたりするのかもしれない。
コスモポリタンと「セックス・アンド・ザ・シティ」
コスモポリタンは1998〜2004年にかけて放映されていたアメリカの人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の主人公と深い関係がある。6シーズンあるドラマだが、そのすべてのシーズンにおいて、重要な局面で登場したカクテルがまさにコスモポリタンなのである。とくにキャリーという登場人物が好んで頼んでいたため、同ドラマの印象的なカクテルとして一躍有名になった。加えて世界的な歌姫・マドンナが好んで飲んでいたことも、コスモポリタンの名が世界に広まった要因のひとつであろう。
2. コスモポリタンカクテルの作り方

コスモポリタンをご家庭で作ることができれば、友人などを招いたときにもきっと喜ばれるだろう。作り方は難しくないので、ぜひマスターしてみてはいかがだろうか?
コスモポリタンに必要な材料とレシピ
【材料】
【道具】
【レシピ】
コスモポリタンを美味しく作るコツは2つ
1つは、材料やシェイカーを冷やしたままカクテルを作ることだ。シェイクする際に手のひらで覆ってしまうとぬるくなることがあるため注意しよう。また材料もしっかり冷やしておくことが大切である。異なる温度の材料を混ぜると希釈熱によってぬるくなる場合があるためだ。
2つめとして、できれば生のライムを使おう。ライムの爽やかなフレーバーはコスモポリタンを一層品のあるものにしてくれる。香りをたっぷり感じたいのであればぜひ生のライムを使ってほしい。
3. コスモポリタンのアレンジレシピとウォッカベースのおすすめカクテルのレシピ

コスモポリタンを少しだけアレンジしたカクテルや、ウォッカを使ったおすすめカクテルなどもあるので紹介しておこう。
コスモポリタンマティーニ
「マティーニ」でお分かりかもしれないが、ベースにはウォッカではなくジンを使う。ほかにも少しアレンジをきかせたオシャレなカクテルだ。お相手の方がコスモポリタンを頼んだ際、コスモポリタンマティーニを頼んでみるのも面白いだろう。
【コスモポリタンマティーニの材料】
【コスモポリタンマティーニのレシピ】
シェイカーにすべての材料を注ぎ入れ、よくシェイクしてグラスに注げば完成だ。
ウォッカマティーニ
コスモポリタンのマティーニアレンジに対し、マティーニのウォッカアレンジも面白い。ただしかなり辛口のカクテルなので注意しよう。映画「007」の主人公ジェームズ・ボンドがよく飲むことからボンドマティーニの異名も持つ。
【ウォッカマティーニの材料】
【ウォッカマティーニのレシピ】
ウォッカとベルモットをシェイカーに入れてシェイクしたらグラスに注ぐ。レモンピールを浮かべれば完成だ。
4. 華やかなショートカクテル「コスモポリタン」ぜひご家庭で作ってみよう

コスモポリタンは、シェイカーを使用したりカクテルグラスを用意したり、あるいは複数の飲み物を混ぜたりなど、ご家庭で作るには少々手間がかかるカクテルかもしれない。焼酎の水割りのように手軽にとはいかないが、作れるようになっておけばご家庭で過ごす時間を特別なものにしたいとき、あるいは友人宅にパーティーに呼ばれた際などに喜ばれるだろう。コツを掴めばまったく難しいものではないので、ぜひご家庭でもコスモポリタンを作ってみてほしい。
結論
「名は体を表す」というが、コスモポリタンはまさにその言葉が持つ「国際人」「世界主義者」「世界共通」といった意味の通り、今や世界に通用するカクテルのひとつとなった。上品な甘さと柑橘が程よくマッチした、スッキリ飲めるカクテルである。