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ジャパニーズウイスキーのおすすめを紹介!好みの味わいを見つけよう

ジャパニーズウイスキーのおすすめを紹介!好みの味わいを見つけよう

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

鉛筆アイコン 2020年10月13日

日本のお酒といえば焼酎や日本酒などがすぐ思い浮かぶだろうが、実は日本はウイスキーの製造も盛んであることをご存じだろうか。ジャパニーズウイスキーはスコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキーと並び世界5大ウイスキーに数えられるブランドである。本記事ではジャパニーズウイスキーについての解説をはじめ、さまざまな目的にあわせたおすすめ銘柄を紹介していく。

  

1. ジャパニーズウイスキーの特徴

ジャパニーズウイスキーは世界5大ウイスキーに数えられることは前述したが、実は中でも最も歴史が浅く、まだ100年も経っていないのだ。それでも世界に認められるブランドとなったその理由とは一体どんなものなのだろうか。本項ではジャパニーズウイスキーの定義などを解説する。

ジャパニーズウイスキーとは

ジャパニーズウイスキーは、ニッカウイスキーの創業者であり、ジャパニーズウイスキーの礎を築いた人物でもある竹鶴政孝氏がウイスキー作りを学んだ地、スコットランドのスコッチウイスキーに強い影響を受けている。スコッチウイスキーといえば独特なスモーキーな香りが特徴だが、ジャパニーズウイスキーは日本人の口に合うようスモーキーさを抑え、軽やかな飲み口とまろやかな味わいとなっている。

ジャパニーズウイスキーの定義

ジャパニーズウイスキーの定義とは、糖化、発酵、蒸留、熟成のすべての工程を日本の蒸留所で行うことである。ただし使用する原料に関しては国産の制限は設けられていない。これらの条件をクリアしたウイスキーだけがジャパニーズウイスキーを名乗ることができるのだ。

2. プレゼントにも最適!人気のジャパニーズウイスキー

では、本項からおすすめのジャパニーズウイスキーを紹介していこう。まずはプレゼントにも喜ばれる人気のジャパニーズウイスキーを3つ紹介する。

サントリー「山崎」

山崎は世界に認められるジャパニーズウイスキーを代表する銘柄であり、世界的なスピリッツ・コンペティションでも数多くの賞を受賞している高級シングルモルトウイスキーである。大阪府のサントリー山崎蒸留所で製造されており、立ちのぼる果実のような香りと華やかな味わいが特徴だ。

ニッカウイスキー「宮城峡」

宮城峡は宮城県にあるふたつの清流に囲まれた自然あふれる蒸留所、宮城峡蒸留所で製造されているシングルモルトウイスキーだ。大自然が作り出す個性的なモルト原酒は、ニッカウイスキー創業者である竹鶴政孝氏の夢が詰まったものである。フルーティーな香りとさわやかな余韻を感じる味わいが特徴だ。

江井ヶ嶋酒造「あかし」

あかしは兵庫県の総合酒造メーカー、江井ヶ嶋酒造が製造するシングルモルトウイスキーだ。原料はイギリス産の大麦麦芽で、蒸留を担当するのは日本酒の杜氏である。シェリー樽、バーボン樽で貯蔵したモルトを使用しており、豊かな香りと複雑な味わいが楽しめる。

3. 限定品やオールドボトルのジャパニーズウイスキー

ここでは、限定品やオールドボトルの高級ジャパニーズウイスキーを3つ紹介しよう。長期熟成品になると価格帯が大きく上がるため、なかなか普段飲める種類ではないが、たまの贅沢にはこれらのウイスキーをじっくりと味わってみてはいかがだろうか。

サントリー「山崎12年」

山崎が世界的に認められているジャパニーズウイスキーであることは前項でも述べたが、こちらの山崎12年はさらに価値が上がる。山崎のシングルモルトならではのフルーティーな香りと華やかな味わいはそのままに、深みがあり複雑な香味が加わった贅沢な味わいが一番の特徴である。

サントリー「響21年」

響はジャパニーズウイスキーの王道中の王道とも称されるブレンデッドウイスキーだが、こちらの響21年になるとプレミアムウイスキーとして販売されている。原料であるモルト原酒、グレーン原酒ともに21年以上熟成されたものだけをブレンドして作られる響21年の味わいは、芳醇な香りとコク深さが際立ったものとなっている。

富士御殿場蒸留所「シングルグレーン25年」

静岡県にある富士御殿場蒸留所とは、キリンビールが所有する蒸留所だ。このシングルグレーン25年は全量グレーンを使用したウイスキーである。ワールド・ウイスキーアワードで世界最高峰のグレーンウイスキーとして3度も特賞を受賞し、世界が認めるグレーンウイスキーとなっている。長期熟成のシングルグレーンウイスキーならではの、甘い香りと濃厚な味わいを楽しめる。

4. ピート香が特徴のジャパニーズウイスキー

ピート香とは、ウイスキー通にとって外せないウイスキーの楽しみのひとつだ。ピートとはスコットランドなどの湿地帯で見られる野草や水生植物などが炭化して層になった泥炭のことであり、主にウイスキーの原料の麦芽を乾燥させるためにいぶしたピートの煙が使用される。つまり、ピートの煙により独特のスモーキーさが生まれるのである。ピート香が特徴のウイスキーを代表するものはスコッチウイスキーだが、ジャパニーズウイスキーでもピート香を楽しめるものがある。代表的な銘柄を紹介しよう。

ニッカウイスキー「余市」

本来ジャパニーズウイスキーはスモーキーさを抑えて飲みやすく仕上げられるものだが、こちらの余市はジャパニーズウイスキーながら強いピート香が楽しめる銘柄としてウイスキー通から人気が高い。その理由として、余市を製造する余市蒸留所近辺の気候や風土がスコットランドとよく似ており、ピートも豊富に存在していたことが挙げられる。シングルモルトならではの重厚でコクのある味わいと、スモーキーな香りが何よりの特徴だ。

ニッカウイスキー「ハイニッカ」

ハイニッカは1964年に発売が開始されたニッカウイスキーのブレンデッドウイスキーである。より多くの人に、より手軽に美味しいウイスキーを飲んでもらいたいという発売当初の思いは現在でも引き継がれ、やわらかなモルトの香りやグレーンの軽やかな香りに加え、ほのかにピート香も感じる味わいが特徴となっている。

5. コスパのよいジャパニーズウイスキー

これまでさまざまな種類のジャパニーズウイスキーを紹介してきたが、最後はコスパのよいジャパニーズウイスキーを紹介していこう。場所を選ばず、どこでも簡単に手に入るブレンデッドウイスキーから、おすすめを3つ紹介する。

サントリー「角瓶」

角瓶は「角ハイボール」として大ヒットした、定番のブレンデッドウイスキーだ。クセがなく飲みやすい味わいで、どんな食事とも合わせやすいことから、居酒屋でも使用されることが多い銘柄である。1937年から販売されているロングセラーのジャパニーズウイスキーとして、世代を問わず高い人気を誇っている。

サントリー「トリス・クラシック」

トリス・クラシックと聞くと、ただ「安いウイスキー」という印象を持つ人もいるかもしれないが、実はトリスは安くても本格派の味わいのブレンデッドウイスキーである。まったくクセのない味わいのため、水割りやハイボールはもちろん、コーラやジンジャーエールで割っても相性がよい。好みのスタイルで楽しんでみよう。

ニッカウイスキー「ブラックニッカ・クリア」

ブラックニッカ・クリアもまた、トリス・クラシックと並び安価で手に入るウイスキーとして知られている銘柄である。しかし口に広がるさわやかなモルトの香りとすっきりとした後味には、値段以上の価値がある。これからウイスキーを飲み始めるという人にもぜひおすすめしたい、飲みやすく仕上がったブレンデッドウイスキーだ。

結論

ウイスキーといえばスコッチやアメリカンというイメージを持つ人は多いかもしれないが、本記事でもおすすめを一部紹介した通り、ジャパニーズウイスキーもこれだけ多くの種類がある。まだジャパニーズウイスキーを飲んだことがない人は、ぜひこの機にジャパニーズウイスキーを手に取って、好みのスタイルで味わってみてほしい。
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  • 更新日:

    2020年10月13日

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