1. 本格焼酎とは?味わいや香り・定義などの基本的な特徴について紹介
本格焼酎とは芋や米、麦などを使用した焼酎で昔ながらの製法である単式蒸留法によって造られている。単式蒸留法によって造られる焼酎は、原料の旨みや香りが強く出やすいという特徴がある。アルコール度数は45度以下だ。
本格焼酎と泡盛の違い
本格焼酎と泡盛は同じ単式蒸留法によって造られているが、大きな違いは麹だ。泡盛は黒麹を用いてタイ米を原料としているため味わいに異なった個性を持つ。
2. 本格焼酎は健康に悪い?カロリーや糖質から検証
健康に気を遣っている人や糖質を抑えたい人に焼酎はおすすめだ。お酒の種類は大きく醸造酒、蒸留酒、混成酒に分けられる。醸造酒はビールやワイン、日本酒など原料に含まれる糖や原料を元に作られる糖を利用してアルコール発酵を行うものだ。蒸留酒には、本格焼酎をはじめとした焼酎やウイスキーが含まれる。醸造酒と同様の工程でアルコール発酵を行ったのち、加熱をして蒸発させることでアルコール分を高めながら集める蒸留を行う。このため基本的に本格焼酎には糖分が含まれていない。
実は高い本格焼酎のカロリー
本格焼酎のカロリーは100mlあたり146kcal。ビールの場合、100mlで40kcal程度のため、実は焼酎の方がカロリーが高い。しかしビールの方がアルコール度数が低く、摂取量も多くなることが多い。また、合わせる食事のカロリーが高くなりがちなことから、本格焼酎はカロリーが低く健康的だという認識をしている人が多い。
3. 本格焼酎には種類がある?甲類と乙類とは違う?
焼酎には本格焼酎と呼ばれる焼酎乙類だけでなく焼酎甲類がある。このふたつの焼酎の違いは製造方法によるものだ。本格焼酎(焼酎乙類)は伝統的な単式蒸留によって造られるが、焼酎甲類は近代に入って海外から伝わった連続式蒸留によって造られている。本格焼酎(焼酎乙類)の味わいは原料の香りや旨みが出やすく豊かな風味を楽しめる。アルコール度数は45度以下のものとなっている。一方で焼酎甲類はアルコール度数が36度以下、すっきりとした味わいをリーズナブルな価格で楽しめる焼酎だ。
焼酎乙類は全て本格焼酎?
基本的には焼酎乙類は本格焼酎とも呼ばれることが多いが、実際には焼酎乙類でも本格焼酎ではないものが存在する。これは本格焼酎の定義に指定された原料以外のものや、添加物を使用しないことといった規定があるためである。本格焼酎を購入したい場合には「本格」という表記がされているか確認しよう。
4. 本格焼酎のおすすめの銘柄は?
最後に本格焼酎のおすすめ銘柄を紹介する。人気の焼酎は入手が難しいものもあるが、酒販店やオンラインストアなどで抽選販売を行っている場合もあるので、気になる本格焼酎を探してみよう。
佐藤酒造有限会社「本格焼酎 佐藤」
鹿児島県霧島市にある認知度の高い酒造。大量生産を行わないため入手が難しくプレミア焼酎としても知られている。本格焼酎初心者も、焼酎好きの人も楽しめる人気のお酒だ。
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株式会社黒木本店「本格焼酎 百年の孤独」
自家培養した純粋酵母を用いた上品で力強い本格焼酎。ココナッツや麦焼酎ならではの香ばしい麦の風味を楽しめるプレミア焼酎である。
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有限会社中村酒造場「本格焼酎 なかむら」
鹿児島県霧島市の国分平野にある酒造場。麹造りを石造りの麹室で行う伝統的な手造りの製法によって生み出される上品な香りや味わいが特徴の本格焼酎である。
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結論
本格焼酎は焼酎乙類の中でも特にこだわって造られた焼酎だ。「佐藤」や「百年の孤独」など人気が高く入手が難しいプレミア焼酎の多くもこの本格焼酎である。酒販店やオンラインショップなどで購入して豊かな香りや旨みを楽しんでみよう。