目次
1. 二日酔いにラムネは効く?効果の真偽を検証

二日酔いにラムネが効くと聞いても、その意外性からはじめはなかなか信じられる情報ではないと感じるだろう。本項では、二日酔いにラムネが効くという効果の真偽を解説する。
二日酔いにラムネは効くのか?
まず二日酔いにラムネが効くのかということだが、ずばり答えはYESである。しかしラムネの清涼感のある味わいがその理由というわけではなく、二日酔いのメカニズムに基づいたれっきとした理由があるのだ。一般的に二日酔いの症状はアルコールが分解されてできる有害物質「アセトアルデヒド」が体内に残ってしまうことと、過度の飲酒によって起こる低血糖状態が原因とされている。アセトアルデヒドの分解には水分摂取が必要不可欠だが、低血糖状態にはブドウ糖の摂取が重要である。ラムネは手軽にブドウ糖の摂取が可能なため、二日酔いにおすすめであるといえるのだ。
ラムネ選びのポイント
一般的に販売されているラムネであれば、どの種類でもよいというわけではないことも覚えておこう。低血糖状態の回復に最も効果があるのは、ブドウ糖を直接摂取することである。砂糖を摂取するだけでは体内で吸収されるのに時間がかかってしまうためだ。原材料にブドウ糖が多く含まれているラムネを選ぶとよい。おすすめは青いボトルでお馴染みの「森永ラムネ」で、こちらはブドウ糖が90%も配合されているため二日酔いにも大きな効果が期待できるだろう。
2. 二日酔いに効くラムネの食べ方は?いつ・何粒が良い?

ラムネが二日酔いに効くといっても、食べ過ぎてしまっては血糖値が急激に上がってしまい、逆に体調を崩してしまう可能性もあるので注意が必要だ。ここでは二日酔いに効くラムネの食べ方について解説する。正しくラムネを摂取して、しっかりと二日酔いの対策をしよう。
正しいラムネの食べ方
では、正しいラムネの食べ方を解説しよう。まず食べるタイミングだが、基本的には飲酒後がよいとされている。飲酒後の低血糖状態をラムネで回復させるというイメージだ。また食べる量だが、ブドウ糖が多く含まれるラムネの場合、体内への吸収の早さを考えると大体2粒から3粒あたりが適量だろう。ちなみにブドウ糖の一日の摂取量の目安は150gとされる。前述の通り、多く摂取するほど二日酔いに効くというわけではないので十分に注意して、正しくラムネを摂取しよう。
3. 二日酔い以外にラムネの効果はある?糖尿病にも良い?

普段何気なく口にするラムネが、実は二日酔いにも効くということをわかってもらえただろう。本項では、二日酔いのほかにも期待できる効果がラムネにあるのかを解説していこう。
知っておきたいラムネの効果
二日酔いのほかにラムネが効くとされる症状には、眠気や集中力低下がある。これらにもラムネが効く理由は、前述した低血糖状態に関わりがあるのだ。一般的に低血糖状態になると頭がボーっとしたり、眠気に襲われることがある。これは脳にブドウ糖が行き届いていないサインでもある。つまり、ブドウ糖を多く含むラムネを摂取した場合、眠気の改善や脳の活性化にも期待が持てるということになるのだ。また、糖尿病の人の低血糖状態の改善にもラムネが用いられることは多く、医療の場でもその効果は証明されている。
4. 二日酔いを治すのにラムネばかり食べても太らない?

二日酔いをはじめ、さまざまな症状に効果があるラムネだが、ここで気になるのがカロリーだろう。二日酔い改善のためとはいえラムネを食べ過ぎてしまっても太らないものなのか、カロリーや原材料をもとに解説しよう。
ラムネのカロリーはどれくらい?
まずラムネのカロリーを前述の「森永ラムネ」で確認してみよう。森永ラムネのひと粒あたりのカロリーは2.6kcalである。こう見るととても少なく感じるが、二日酔い改善のために一度にラムネを食べ過ぎてしまったり、ガムや飴のように1日を通して食べ続けてしまうと、思った以上の高いカロリーを摂取してしまうことになる。適量を守って食べることが重要なのである。
ラムネは太りやすい?
では結局のところラムネは太りやすいものなのかということだが、答えはNOだろう。とくにブドウ糖が多く含まれるラムネの場合、数粒食べるだけで血糖値が上がり満腹中枢を刺激するため、ダイエット中にも最適といえるのだ。ついつい間食をしてしまってダイエットに失敗してしまうという人にはとくにおすすめしたい。口が寂しくなり空腹による集中力低下を感じたら、ラムネを数粒食べてみよう。空腹感が和らぐとともに、ブドウ糖により集中力向上にも期待が持てるので、まさに一石二鳥といえるだろう。
結論
ラムネが二日酔いに効くということを意外だと思った人は少なくないだろうが、実はこれだけの効果があるのだ。ラムネは二日酔いを治す直接的な薬ではないが、正しく摂取することでさまざまな効果に期待できる優れものなのである。次に飲み会へ行くときは、バッグにラムネを持参してみてはいかがだろうか。