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一升瓶のサイズはどれくらい?送るときにも役立つ基礎知識を紹介

一升瓶のサイズはどれくらい?送るときにも役立つ基礎知識を紹介

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

2020年10月25日

一升瓶を目にしたり、自分用に購入したことはあるだろうか。一升瓶を2本購入し、地鎮祭などに使った経験のある人もいるだろう。お酒の専門店だけでなく、近年ではスーパーマーケットでも販売されていることが多い。そんな一升瓶だが、おおよそどれくらいのお酒が入るのだろうか。一升瓶について解説しよう。

  
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1. 一升瓶のサイズはどのように変遷してきた?

一升瓶の歴史は、実は明治時代ごろまで遡る。一升瓶がどのような規格のサイズで定義されているか、またどのような経緯で使われるようになったのかを紹介しよう。

一升瓶とは

一升瓶は、食品に使われる瓶である。日本酒のイメージが強いが、ワインやウイスキー、ブランデーも一升瓶のサイズで売られている。近年ではペットボトルが普及してしまいお酒以外のイメージは少ないが、以前は醤油やみりんも一升瓶に入れて販売されるのが普通であった。液体の食品専用のガラス瓶が一升瓶である。

一升瓶の規格

一升瓶のサイズの規格はJIS(日本工業規格)によれば、容量は1800±15ml、高さは395±1.9mm、底部直径は105.3±2.5mm、注ぎ口の直径は30±0.3mmと非常に細かい規定がある。JIS規格では一升瓶と呼ばれるよりも「1.8l丸正瓶」と呼ばれることが多い。また一升瓶はリユース瓶である。そのまま捨てずに、回収に出そう。

一升瓶の歴史

一升瓶が誕生したのは、1901年のことである。それまでは酒を買うのは量り売りであった。そのため、酒屋に徳利などを持参し、桶から量って売ってもらっていたのである。一升瓶が開発された経緯には、ビール瓶との関係があった。1889年に国内でビールが瓶詰めされて売られ始めたため、お酒を瓶に入れて売るのが当たり前になったのである。また一升瓶に詰めて売ることで、酒屋が水増しして酒を売る問題の解決を図ったという。とはいえ一升瓶を使ったからといって水増し問題は解決せず、昭和の頃まで問題が続いていくことになった。

2. 一升瓶のサイズはどれくらい?重さやさまざまな単位についても確認

規格が厳しい一升瓶だが、あまりサイズや容量がピンとこない人もいるのではないだろうか。そこで、一升瓶はお猪口で何杯分か、また日本酒を作る醸造タンクからは何本の一升瓶ができるのかを紹介しよう。

一升瓶はお猪口何杯分?

お猪口の容量は45mlといわれている。一升瓶サイズの容量は1800mlなのでおおよそ40杯分といえるだろう。一方徳利は180ml分入るといわれている。一合徳利で換算した場合、1合は180mlであるためだ。しかし店の一合徳利は必ずしも一合入っているとは限らず、「正一合」と謳っているところ以外は8割程度の150ml程度のところが多い。

日本酒タンクで一升瓶何本できるのか

日本酒タンクではおおよそ1500kgの白米を仕込む。これは削る前の量なので50%精米の場合は3000kgの玄米が必要だ。蒸した白米に麹や水を足していき、最終的には絞る前のもろみが3500l程度できる。絞ることで原酒が3000l程度得られ、さらに加水や火入れをすることで3240l程の日本酒が完成する。つまり、日本酒タンク1杯分でおおよそ1800本分の一升瓶ができあがるのだ。

一升瓶の重さ

一升瓶はそれ自体が重いことがある。日本酒が一升入った瓶のうち、瓶自体の重さはおおよそ950gといわれる。7合瓶が400g程度なので、一升瓶サイズの瓶はかなり重い。ちなみにビールの特大瓶はそれ自体の重さは1200gだ。こちらも2l近く入るのでサイズが大きければ瓶自体も重いことがわかる。

3. 一升瓶のサイズは何ml?

一升瓶に入るお酒の量は、厳密にいえば1800mlではない。一升瓶サイズに入る日本酒の量や、飲み干すにはおおよそ何日かかるのか、また日本酒が傷まないようにするコツも紹介しよう。

一升瓶の日本酒の量とは

実は、一升瓶サイズの瓶に入っている日本酒は1800mlよりも多い。一升瓶の容量は1800ml±15mlとしたが、プラス側にふれなければいけないとされているためだ。そのため一升瓶は約一升入る瓶という方が正しいのである。

一升瓶を飲み干す目安

日本酒は開栓しなければ、基本賞味期限はない。日光の当たらない、冷暗所であれば変質せずに生酒で9ヶ月程度は美味しく飲める期間がある。ただし一升瓶であれどんなお酒でも、開栓後は一週間以上置いておくと劣化してしまい、味が完全に落ちてしまうのだ。開栓して時間の経ったお酒は酒屋などで売っている古酒とは違い、熟成したものではない。そのため、サイズが大きいお酒であっても、味が変わらない2、3日以内に飲み干す方がいいとされている。

日本酒を傷ませないために

前述の通り、開栓すればどんなお酒でも劣化が始まる。一升瓶サイズでも5日以内に飲み干すか、飲み干せない場合は料理酒として使うなどして、早めに使い切るようにしよう。また保存する場合は、普通の日本酒であれば気温が20度程度、生酒の場合は5度程度の場所が適している。温度だけでなく、光の当たらない場所であることや空気に触れさせないことも重要だ。

4. 一升瓶を宅配する際の箱のサイズは?

最後に、一升瓶を宅配便などで送る場合について解説する。一升瓶のサイズは特殊なので箱があるのかわからない人もいるだろう。一升瓶を割らず、綺麗にきちんと箱に収める方法を紹介するので参考にしてほしい。

一升瓶を送るには

一升瓶などの割れやすいものを送る際、まず必要なのは瓶が動かないことである。瓶は横からの圧力に弱いので、緩衝材や紙などに包み、動いてしまわないようにとにかく隙間を埋めることが重要だ。また、取扱注意や割れ物注意のシールを貼ることも望ましい。どうしても心配な場合は補償もつけて発送しよう。

一升瓶の入る箱

最近では、一升瓶のサイズ専用の宅配用段ボール箱が販売されている。ヤマト運輸が販売する「酒BOX」では1本用サイズと2本用サイズがそれぞれ用意されている。また、プレゼント用の袋もヤマト運輸ではないが販売されている。幅170mm、奥行き160mm、高さ475mmで、底板がついている袋だ。誰かに贈る際は一緒に購入してもいいだろう。

一升瓶を送るときの注意点

一升瓶サイズのお酒を送る場合、中身が24度以下のお酒であれば5l以上を送ってもいいのだが、24度以上70度以下のお酒の場合は5l以上送ることはできないので注意しよう。また送る場合はどんなお酒なのか、また度数はどれほどなのかを必ず明記して送ることが必要だ。

結論

一升瓶は明治時代に作られ、現代でも使われている瓶である。中身は一升かと思われがちだが、実は少しだけ多くすることが規格で決まっている。飲み切るのに少し時間がかかっても、5日程度を目安に保存方法をしっかり確認しよう。また宅配する場合は度数によって送ることのできる容量が決まっている。中身や度数を明記しなければならないことに注意し、割れないように専用の箱なども上手に活用しよう。
  

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