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グランマルニエとはどんなお酒?カクテルレシピや活用法などを紹介

グランマルニエとはどんなお酒?カクテルレシピや活用法などを紹介

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2020年11月19日

グランマルニエとは、フランス生まれのオレンジリキュールである。数あるオレンジリキュールの中で唯一無二の名酒として称えられる銘柄であり、その深い歴史や気品あふれる味わいはオレンジリキュールの最高峰とも呼ばれている。カクテルとして楽しむだけでなくお菓子作りの材料としても活用されるなど、さまざまな用途で使われるグランマルニエの魅力を一挙紹介しよう。

  

1. オレンジリキュールの代表格・グランマルニエとは

はじめに、グランマルニエの歴史や製法、また味わいやアルコール度数など、グランマルニエについての基本を解説していこう。実際にグランマルニエを手にする前に覚えておきたい。

グランマルニエの歴史

グランマルニエ誕生の歴史は深く、1880年までさかのぼる。考案者であるマルニエ・ラポストール氏は、フランスを代表する高級ブランデーであるコニャックと、当時は貴重品とされたオレンジを組み合わせることを思い付いた。コニャックの上品な香りとビターオレンジの味わいの融合、これが現在にも続くグランマルニエ誕生のきっかけとなったのである。現在、最も流通量が多く手に入りやすいグランマルニエの種類は、正式名称で「グランマルニエ・コルドンルージュ」という。こちらも含めて覚えておこう。

グランマルニエの製法

グランマルニエは当時の製法を守って、現在も手間暇をかけて丁寧に作られている。原料に使用されるコニャックは、グランマルニエのためだけに作られたコニャックを使用し、オレンジはハイチの自社農園で栽培されたシトラス・ビガラディアの中でも、とくに厳選されたものだけを手摘みで収穫して使用している。コニャックとオレンジ蒸留酒はマスターブレンダーによってブレンドされ、その後熟成期間で味わいにさらなる奥行きをプラス、こうしてグランマルニエはできあがるのだ。オレンジリキュールの最高峰といわれる理由には、こうした一切の妥協のない製法のこだわりにもある。

グランマルニエの味わいや度数

グランマルニエの味わいは、コニャックの重厚感のあるまろやかさの中に、ビターオレンジの酸味、苦みが絶妙にマッチしたものとなっている。アルコール度数は40度と高いが、その味わいは強いアルコール感を感じさせないことも特徴だ。

2. グランマルニエの飲み方やカクテルレシピ

グランマルニエの飲み方には、ぜひカクテルをおすすめしたい。シンプルなレシピでも、とても美味しく楽しめる。グランマルニエはオレンジリキュールなので、オレンジジュースをはじめ、柑橘系の味わいのカクテルと相性がよい。いくつかレシピを紹介しよう。

グランマルニエ・オレンジ

グランマルニエ・オレンジは、グランマルニエとオレンジジュースのみのシンプルなカクテルである。氷を入れたグラスにグランマルニエを注ぎ、好みの分量だけオレンジジュースを加えて混ぜ合わせたら完成だ。シンプルながらグランマルニエのリッチな風味を楽しめ、カクテル初心者の人にもおすすめしたい。

グラン・オー

グラン・オーは、グランマルニエ・オレンジにソーダを加えたカクテルだ。氷を入れたグラスにグランマルニエとオレンジジュースを注ぎ、しっかり混ぜ合わせて冷やし、そこにソーダを適量加えて軽くかき混ぜる。カットレモンやベリーを添えて、見た目も本格的に楽しもう。

グラン・マルガリータ

グラン・マルガリータはシェイカーを使用して作る本格カクテルだ。グランマルニエ30ml、テキーラ40ml、ライムジュース20mlをしっかりシェイクして、カクテルグラスに注いだら完成。アルコール度数が高めの大人のカクテルだが、その鮮やかな色合いは特別な日にぴったりである。

3. グランマルニエを使ったお菓子

グランマルニエはお菓子の香り付けや味のアクセントなどとして、多くのパティシエからも高い支持を受けている銘柄である。グランマルニエと相性のよいお菓子の種類は幅広く、わずか数滴加えるだけで、いつものお菓子が高級スイーツに変わるという表現がされることも。ここではグランマルニエを使ったお菓子の例をいくつか紹介していこう。

さまざまなお菓子作りで大活躍

グランマルニエはさまざまな種類のお菓子と相性がよい。ケーキやガレットなどの焼き菓子全般にはもちろん、チョコトリュフや蒸しパンの隠し味に、またムースやプリン、パンナコッタの味のアクセントになど、とても幅広く活用できる。お菓子作りで一度使えばやみつきになるともいわれるグランマルニエを、ぜひ自宅で試してみてはいかがだろうか。

4. グランマルニエはコアントローで代用可能?

コアントローとは、グランマルニエと同じくオレンジリキュールの一種である。しかしコアントローは、オレンジ色のリキュールであるグランマルニエとは違い無色のリキュールであるため、オレンジリキュールの中でもホワイトキュラソーというリキュールに分類される。では、グランマルニエがない場合、コアントローでも代用できるのか検証していこう。

コアントローで代用はできる?

グランマルニエの味わいはコニャック特有の重厚感のあるコクや、ビターオレンジの苦みもしっかりと付いたものだが、コアントローはグランマルニエと比べるとさっぱりとした味わいであることが特徴だ。オレンジのさわやかな風味がすっと鼻に抜けるような味わいは、カクテルはもちろん、お菓子の香り付けとしても活用できる。無色のリキュールのため、カクテルやお菓子の色付けはできないものの、コアントローでグランマルニエの代用は十分に可能であるといえるだろう。

コニャックをブレンドしたコアントローとは

どうしてもグランマルニエの色味、味わいに近づけたいが、グランマルニエが手に入らないという場合は、コアントローにもコニャックをブレンドして作られた「コアントロー・ノワール」という種類がある。オレンジ色をしたリキュールのため、カクテルやお菓子の色付けも可能なうえ、味わいに重厚感のあるまろやかさもプラスされており、よりグランマルニエの代用として近いものといえるだろう。ぜひこちらも検討してみよう。

結論

グランマルニエには深い歴史があり、カクテルだけでなくさまざまなお菓子作りでも活用できることをわかってもらえただろう。グランマルニエのグランとは、フランス語で偉大という意味を持つ。その自信と輝きに満ちた味わいを、ぜひ一度じっくりと体験してみてもらいたい。
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  • 更新日:

    2020年11月19日

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