1. ライウイスキーとは?歴史や定義・味わいなどの基本的な特徴についてご紹介
ライウイスキーは主原料にライ麦を使用して造られるウイスキーだ。ライ麦は寒冷地でも育ちやすくヨーロッパ北部や北アメリカなどを中心に栽培されてきた。ライウイスキーのアルコール度数は40度程度とほかのウイスキーと変わらないが、味わいが個性的だ。やや苦みがありスパイシーな風味も感じられ、独特の味わいを楽しむことができる。
ライウイスキーの定義
ライウイスキーと名乗るためには以下の3つの条件をクリアする必要がある。
1.原料の51%以上にライ麦を使用すること
2.アルコール度数40〜80度以下で蒸留すること
3.オークの新樽(内側を焦したもの)で熟成すること
1.原料の51%以上にライ麦を使用すること
2.アルコール度数40〜80度以下で蒸留すること
3.オークの新樽(内側を焦したもの)で熟成すること
2. ライウイスキーは他の種類のウイスキーとどう違う?特徴も合わせて確認
ライウイスキーについて基本的な味わいなどを理解したところで、ほかのウイスキーをみてみよう。バーボンウイスキーはライウイスキーと同様にライ麦が含まれているものもあるが、トウモロコシを51%以上使用したウイスキーだ。そのためライ麦を主原料としているライウイスキーとは異なる。さらに原料の80%以上にトウモロコシを使用しているものはコーンウイスキーと呼ばれる。どのような原料がメインに使用されているかということを意識するとウイスキーの種類を理解しやすい。
カナディアン・ライウイスキー
アメリカで多く生産されているイメージが強いライウイスキーだが、実はカナダでも造られている。カナディアンウイスキーはベースとなるウイスキーとスパイシーなフレーバリングウイスキーがブレンドされる。このフレーバリングウイスキーにライウイスキーを使用し、原料が51%以上となるとカナディアンライウイスキーとなる。アメリカのライウイスキーとは違い、樽で3年以上熟成することなどいくつかの条件があり正確には同じウイスキーではないので注意しよう。
3. ライウイスキーはどうやって造られる?具体的な製法を解説
ライウイスキーは主原料のライ麦などの穀物と酵母、水を使用して造られる。製造工程はほかのウイスキーと同じだ。はじめに仕込み水に原料を混ぜて糖化させる。次に酵母を加えて発酵させることでアルコール分が生まれる。その後蒸留の工程を経てアルコール度数を高める。ライウイスキーに限らずウイスキーはアルコール度数が40度程度のものが主流だ。最後に熟成やブレンドを経てウイスキーとして出荷される。同じライウイスキーでも熟成期間が違うと味わいも大きく変わる。
4. ライウイスキーのおすすめの飲み方は?合うおつまみもご紹介
ライウイスキーはほかのウイスキーと同様にさまざまな飲み方で楽しむことができる。ロックやストレート、トワイスアップなどで飲めばライウイスキーの個性的な風味を強く感じられる。一方でお酒の味が強いものや個性的な風味が苦手という人はライウイスキーをハイボールや水割りにすると飲みやすい。
ライウイスキーのおつまみ
ライウイスキーは独特の香りや苦みが特徴なので、ウイスキーの風味を邪魔しないおつまみがおすすめだ。ナッツやチョコレートといった定番のおつまみ以外にも燻製料理などとも相性がよい。
5. ライウイスキーのおすすめの銘柄は?
ライウイスキーはスーパーや酒販店などでも購入できる。自宅でゆっくりと試してみたい人は以下のおすすめ銘柄から試してみてはいかがだろうか。
サントリー「ジムビーム ライ」
昔ながらの味を変えずややクセのある仕上がり。ライ麦の独特なスパイシーさが楽しめる。苦みが特徴のためカクテルのベースとして使用しても美味しい。
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サントリー「ノブクリーク ライ」
ライウイスキーでありながら甘い香りが楽しめる。力強さやスパイシーな香りもしっかり感じることができる飲みやすいライウイスキー。
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結論
ライウイスキーはライ麦を主原料としたウイスキーだ。アメリカを中心に製造されており、独特の香りや苦みを楽しむことができる。個性的な味わいが苦手という人は水割りやハイボールなどにすると飲みやすいので好みに合わせて試してみよう。