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芋焼酎の糖質について徹底解説!本格焼酎をヘルシーに楽しもう

芋焼酎の糖質について徹底解説!本格焼酎をヘルシーに楽しもう

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2020年11月13日

お酒は好きだけれど、糖質が気になるという人は多いのではないだろうか。普段お酒を選ぶ際、なるべく糖質の少ないものから選ぶように意識している人もいるだろう。そこで本記事では、多くの焼酎ファンから愛される芋焼酎の糖質について解説していこう。焼酎は好きだが糖質制限を考えている人には、ぜひ参考にしてもらいたい。

  

1. 芋焼酎の糖質は?プリン体・カロリーも合わせて確認

市販されている焼酎のボトルやパックに貼られた、「本格焼酎は糖質ゼロ」の表示を見たことがあるだろうか。その表示の通り、芋焼酎を含む「本格焼酎」に分類されるものには、糖質が含まれていないのである。では、なぜ糖質ゼロになるのか、芋焼酎の製造工程から確認していこう。また、糖質に次いで気になるプリン体やカロリーについても解説する。

芋焼酎が糖質ゼロである理由

芋焼酎の原料になるサツマイモは、野菜の中では糖質が高い方に分類され、糖質制限には向いていないとされる。では、なぜ芋焼酎は糖質ゼロなのだろうか。その答えはシンプルで、芋焼酎は蒸留酒だからである。蒸留の過程で原料からアルコールや香り成分だけが抽出されるため、もともと含まれる糖質が取り除かれるのだ。このことから、芋焼酎を飲んだときに感じるふくよかな甘みは、サツマイモの糖質ではなくサツマイモの風味であることがわかるだろう。

芋焼酎にプリン体は含まれている?

プリン体は食物全般に含まれる成分であり、痛風の原因にもなることから摂取し過ぎないよう気を付けている人もいるだろう。しかし芋焼酎は糖質ゼロであることに加え、プリン体も含まれていないのだ。

気になるカロリーは?

糖質ゼロ、プリン体ゼロと身体に嬉しい芋焼酎だが、カロリーも気になる部分だろう。実は焼酎はアルコール度数が高い分、ビールなどに比べカロリーが高くなることをご存知だろうか。芋焼酎100gあたりのカロリーは約146kcalとなる。カロリーが気になる人はロックやストレートだけでなく、水割りやお湯割りなど、低カロリーの割り材と飲むことをおすすめしたい。

2. 芋焼酎は糖尿病のリスクはある?

糖尿病の原因にはさまざまなものがあるが、食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足やストレスなど、生活習慣は糖尿病の大きな原因のひとつとされている。では芋焼酎だけを飲んでいれば、糖尿病のリスクは減るのだろうか?

芋焼酎を飲んでいれば糖尿病にならない?

芋焼酎に含まれる糖質はゼロであり、それに加えてプリン体もゼロであることを前述したが、芋焼酎を飲んでも糖尿病にはならないのかということについて解説しよう。糖尿病は糖質の摂取量も原因のひとつに大きく関わるので、ビールや日本酒など糖質が含まれているお酒を好む人は、飲み過ぎてしまうと糖尿病のリスクがあることはわかるだろう。では、糖質が含まれていない芋焼酎には糖尿病のリスクがまったくないのかという疑問だが、リスクは抑えられるとしても、まったくないとはいえない。その理由は、いくら糖質が含まれていないからとはいえ、アルコールそのものが血糖値に大きな影響を与えるからである。どのお酒にもいえることであり、芋焼酎は身体にやさしいイメージがあるとしても、適量を守って飲もう。

3. 芋焼酎以外の焼酎の糖質は?

では、芋焼酎以外の焼酎の糖質について、確認していこう。焼酎は蒸留方法により単式蒸留焼酎、連続式蒸留焼酎のふたつに分けられる。単式蒸留焼酎の蒸留は昔ながらの単式蒸留器で行われ、原料由来の香りが活きた味わいが特徴である。芋焼酎は単式蒸留焼酎に分類される。それに対して連続式蒸留焼酎の蒸留は連続式蒸留器で行われ、ピュアでクセのない味わいはチューハイ作りなどに最適である。これらふたつの糖質について解説する。

単式蒸留焼酎の糖質

冒頭で本格焼酎について触れたが、芋焼酎を含む単式蒸留焼酎こそ、本格焼酎なのである。近年の本格焼酎のアピールポイントは前述の通り糖質ゼロ、プリン体ゼロであることなので、単式蒸留焼酎には糖質は含まれていないのだ。

連続式蒸留焼酎の糖質

割って飲むことが好まれる連続式蒸留焼酎は、糖質が含まれているというイメージを持つ人もいるかもしれないが、こちらも蒸留酒であるため糖質は含まれていない。連続式蒸留焼酎は単式蒸留焼酎に比べて安価で手に入るが、それは決して焼酎の質に甲乙を付けるものではないことを覚えておこう。

4. 芋焼酎は銘柄によっては糖質がある?糖質ゼロのおすすめ銘柄も紹介

では、ここでは芋焼酎のおすすめの銘柄をいくつか紹介しよう。芋焼酎は銘柄によって糖質があるのかという疑問を持つ人もいるかもしれないが、その答えはNOである。どの銘柄にも糖質は含まれていないので、糖質制限中の人でも安心して楽しめる。

山岳酒造「山岳」

山岳は安価で手に入る芋焼酎だが、芋独特のクセが少なく、芋焼酎に慣れていない人にとっても飲みやすいことで人気の銘柄である。これから芋焼酎を飲む人は、まず山岳から試してみてはいかがだろうか。

甲斐商店「伊佐美」

伊佐美はプレミアム芋焼酎の元祖ともいわれる銘柄である。仕込みに黒麹を使用した濃厚な味わいながら、バランスのとれた味が特徴だ。高級芋焼酎に興味がある人は、まず伊佐美を飲んでみよう。

霧島酒造「赤霧島」

赤霧島は芋焼酎を代表する銘柄といってもいいほど、全国的に高い人気を誇る芋焼酎である。原料のサツマイモにはムラサキマサリという紫芋が使用されており、芋焼酎とは思えないほどの甘みと香りが特徴だ。また、同じ霧島酒造が販売する「黒霧島」は赤霧島に比べ安価で購入可能であり、こちらもファンが多い芋焼酎となっている。

結論

芋焼酎の糖質について解説してきたが、芋焼酎を含め、普段お酒売り場で目にする焼酎には糖質が含まれていないことをわかってもらえただろう。適量を守って飲めば、糖質制限やダイエットにも向いているといえる。正しく芋焼酎と付き合って、ヘルシーに楽しんでもらいたい。
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  • 更新日:

    2020年11月13日

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