1. マリブサーフってどんなお酒?

はじめに、マリブサーフとはどのようなカクテルなのか、解説していこう。飲む前に基本的なことを知っておくことで、よりマリブサーフを楽しめるはずだ。ここではカクテルについての解説に加え、カクテルベースに使われるリキュール、マリブについても触れていく。
マリブとはどんなリキュール?
マリブとは、主にジャマイカやバルバドスなど、カリブ海エリアが原産のホワイトラムをベースにしたリキュールである。ココナッツの果肉を蒸留して作られた原液がブレンドされており、マリブならではの厚みのあるココナッツの風味、またどんなカクテルにも合わせやすいバランスのとれた味わいが特徴である。イギリス原産のリキュールだが、マリブという名前の由来はアメリカ・カリフォルニアのビーチタウン、マリブからそのままとって、名づけられたという。ヨーロッパやアメリカはもちろん、日本でも若い世代を中心に高い人気を誇るリキュールだ。
マリブサーフの味わいや度数
マリブサーフの味わいは、カクテル名からもイメージできるように、さわやかな風味とのどごしが特徴である。ココナッツの甘い香りとブルーキュラソーの酸味が絶妙にマッチした味わいに、トニックウォーターの炭酸が心地よくのどを刺激する。暑い夏にビーチで楽しみたいような、見た目でも味わいでも楽しめるカクテルだ。アルコール度数は7度あたりとなっているが、アルコール感をほとんど感じさせない味わいなので、カクテル初心者の人でも、お酒があまり得意でない女性でも安心して楽しめるカクテルといえるだろう。
誕生酒についても知っておこう
誕生花や誕生石という言葉は聞いたことがあるだろうが、誕生酒というものも存在することをご存じだろうか。1年365日、それぞれの誕生日にちなんだカクテルを誕生酒と呼ぶのである。マリブサーフは7月2日の誕生酒で、人物のイメージを示す酒言葉は「平和で未来を思う心の持ち主」である。もし友人やパートナーの誕生日が当てはまっていたら、ぜひマリブサーフで祝ってみてはいかがだろうか。
2. マリブサーフのカクテルレシピ

ここではマリブサーフのカクテルレシピを紹介しよう。カクテル作りと聞くと、多くの材料を揃えたり、カクテルシェイカーを使ったりと、どこか素人では作るのが難しいというイメージを持つ人もいるだろう。しかしマリブサーフのカクテルレシピはいたってシンプルである。自宅でも手軽に実践しやすいので、カクテル初心者の人にもおすすめだ。
自宅でマリブサーフを作ろう
マリブサーフで使う材料は、まずカクテルベースのマリブ、次にカクテルに鮮やかな青色をつけるブルーキュラソー、そしてトニックウォーターがあればよい。分量とレシピは、マリブを30ml、ブルーキュラソーを10ml、トニックウォーターを80ml、氷を入れたグラスに注いで、軽くかき混ぜるだけで完成だ。カクテルベースのマリブをはじめ、ブルーキュラソーやトニックウォーターも、すべてスーパーマーケットで簡単に手に入るので、材料集めに苦労することもないだろう。ぜひ自宅で少し特別感のある青いカクテル、マリブサーフを楽しんでみてほしい。
美味しく作るコツは?
マリブサーフを美味しく作るコツは、前述のレシピ通りに作ればもちろんOKだが、せっかく雰囲気も楽しむのであれば、グラス選びやちょっとした飾りつけなどにこだわってみてはいかがだろうか。マリブサーフに合うグラスには、細長いコリンズグラスなどがおすすめ。また、仕上げにグラスのふちにカットレモンなどを添えると、見た目にもさらに清涼感がアップするだろう。好みのアレンジで、マリブサーフをもっと楽しんでみよう。
3. マリブサーフ好きにおすすめのカクテル

最後に、マリブサーフが好きという人におすすめしたいカクテルをいくつか紹介していこう。マリブのココナッツの風味が好きという人もいれば、清涼感のある青いカクテルをもっと知りたいという人もいるだろう。シーンに合わせて、いろいろと試してみてほしい。
マリブコーク
マリブコークは、マリブをベースにしたカクテルの定番である。レシピはシンプルで、30mlのマリブに、適量のコーラを加えるだけで完成だ。コーラののどごしにココナッツの風味が加わり、ついつい飲み進めてしまうカクテルである。レモンやライムをしぼり入れても美味しい。マリブを手にしたなら、一度は試しておきたいカクテルだ。
マリブパイン
マリブパインもまた、シンプルながら人気のカクテルである。こちらもマリブコークと同じく、30mlのマリブに適量のパイナップルジュースを加えるだけで完成。フルーティーな味わいの中にやさしく香るココナッツの風味が見事にマッチする。パイナップルジュースだけでなく、オレンジジュースやアップルジュースなどとも相性がよいので、いろいろと試してみよう。また、フルーツジュースを選ぶ際は、果汁100%のフレッシュジュースを選ぶようにしたい。
チャイナブルー
チャイナブルーはベースにライチリキュールを使ったカクテルである。マリブサーフと同じく鮮やかな青色が特徴のカクテルだ。ライチリキュールを30ml、ブルーキュラソーを10ml、グレープフルーツジュースを80ml、氷を入れたグラスに注いで、混ぜ合わせたら完成だ。ライチの香りとグレープフルーツジュースの酸味がマッチした味わいは、女性を中心に高い人気がある。マリブサーフと並び青いカクテルの定番として、覚えておこう。
ブルーラグーン
ブルーラグーンは「青い珊瑚礁」というカクテル名の通り、透き通るような青色が特徴のカクテルである。ベースにウォッカを使った本格的なカクテルだ。ウォッカを30ml、ブルーキュラソーを10ml、フレッシュレモンジュースを20ml、カクテルシェイカーを使ってシェイクしたら、シャンパングラスに注いで完成だ。キレのある味わいとさわやかな酸味が特徴の、大人のカクテルである。混ぜ合わせるだけのレシピではないので少し難易度は上がるが、青いカクテルのバリエーションとして押さえておきたい。
結論
マリブサーフは飲む人を選ばず、誰にとっても飲みやすい味わいのカクテルである。自宅でも手軽にリゾート気分を味わえるところも人気のポイントのひとつといえるだろう。夏のカクテルとして紹介したが、季節を問わず、気分をリフレッシュしたいときにもおすすめしたいカクテルだ。ぜひシーンに合わせて、自由にマリブサーフを楽しんでみてほしい。