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とうもろこし焼酎って?変わり種焼酎の飲み方や銘柄を紹介

とうもろこし焼酎って?変わり種焼酎の飲み方や銘柄を紹介

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

鉛筆アイコン 2020年12月10日

とうもろこし焼酎をご存知だろうか。その名の通りとうもろこしできた焼酎である。とうもろこしという一見変わった材料でできているが、バーボンウイスキーのような味わいが特徴だ。そんなとうもろこし焼酎について飲み方や銘柄、おつまみなどを紹介しよう。

  

1. とうもろこし焼酎とは?味わいや香りなど基本的な特徴についてご紹介

とうもろこし焼酎とは一体どんなお酒なのだろうか。まずはとうもろこし焼酎の味わいや香りなどを紹介しよう。

とうもろこし焼酎とは?

とうもろこし焼酎は、その名の通りとうもろこしを使って作る焼酎だ。とうもろこしを使うお酒には同じく蒸留酒であるウイスキーのひとつ、バーボンがあるが、バーボンとの違いは使う素材が定まっていないことである。中には10年以上熟成させ、バーボンよりも多くとうもろこしを使うことでとうもろこしの味わいをしっかりと出したものや、昆布や米など北の産物を混ぜて発酵させ蒸留したものまで個性的なものが多くある。また焼酎甲類といって連続蒸留器で作る焼酎もあるが、これはとうもろこしのほかにも麦や米、糖類も含めて発酵させ蒸留したものである。こちらはとうもろこしの風味が少なく、とうもろこし焼酎とはいえない。

とうもろこし焼酎の味わい

とうもろこし焼酎はとうもろこしの香りが強く、味わいも香りもともに上質なバーボンウイスキーのようだといわれることがある。一方、同じとうもろこしを使う焼酎甲類はクセが少なくクリアでピュアな味わいが特徴だとされている。とうもろこし焼酎はむしろとうもろこし特有のクセがあり、それが特徴的な味わいになっているといえるだろう。

2. とうもろこし焼酎のおすすめの飲み方は?

とうもろこし焼酎を飲む場合、どんな飲み方があるのだろうか。香りを生かした飲み方を紹介しよう。

とうもろこし焼酎をお湯割りで

とうもろこし焼酎の香りを楽しむために、お湯割りで飲んでみるのはいかがだろうか。お湯割りはまず150cc程度の陶器などの入れ物を用意する。次に容器に70℃から80℃程度のお湯を入れ、最後に焼酎を入れる。先にお湯を入れることで香りが開き、なおかつお湯と焼酎がよく混ざるのである。

とうもろこし焼酎をソーダ割りで

とうもろこし焼酎の中には、ソーダ割りが美味しいとされるものがある。まず冷やしておいたグラスに氷をたっぷり入れ、焼酎を注いだあと炭酸水を注ぐ。比率はおおよそ焼酎1に対しソーダ2がよいとされる。また好みでミントやレモンを添えても美味しい。

パーシャルショットに挑戦

とうもろこし焼酎を飲む際、凍らせて飲む「パーシャルショット」に挑戦してみてはいかがだろうか。冷凍庫に入れて冷やすことで、完全には凍らないがしゃりしゃりとした食感になったり、度数が高ければトロトロとした飲み心地になる。パーシャルショットは口の中で一気に香りが花開くので、不思議な飲み心地でもある。ぜひとうもろこし焼酎で試してみよう。

3. とうもろこし焼酎で人気な銘柄やとうもろこしを使ったお酒

とうもろこし焼酎の中でも3つのおすすめ銘柄を紹介する。コニャック樽で熟成させるものなど、蔵ごとの個性が光るものが多いので一度手に取ってみてほしい。

山元酒造株式会社「とうもろこし焼酎 赤ひげ 32度」

とうもろこしを主軸に、麦をブレンドし、米麹で発酵させた山元酒造の「とうもろこし焼酎 赤ひげ」はコクがある味わいが特徴である。また蔵で長期保存させることでまろやかな口あたりに仕上がっているのも魅力のひとつだ。

大石酒造場「極上大石 とうもろこし焼酎 38度」

このとうもろこし焼酎の特徴はなんといっても熟成にコニャック樽を使っていることであろう。フランスから買い付けたコニャック樽で熟成させることで、柔らかな樫の樽の香りがつくのである。とうもろこしだけが原材料でありとうもろこしの味わいを存分に楽しめるのが特徴だ。またガラス瓶ではなく陶器のような入れ物もおしゃれである。

高千穂酒造「ジャーボン 長期貯蔵 とうもろこし焼酎 30度」

ジャーボンとはジャパニーズバーボンを略した言葉である。まさにバーボンのような味わいの理由は、麹にもとうもろこしを使うこだわりのおかげだ。また樫の樽で熟成させているのもバーボン感を増す一因である。すべてをとうもろこしで仕込んだ稀なお酒なので、一度飲んでみるのもおすすめだ。

4. とうもろこし焼酎に詳しくなって実際に飲んでみよう

とうもろこし焼酎はバーボンに似た味わいととうもろこし特有の香りが独特な焼酎である。実際に飲む場合、どんなおつまみが合うのかをとうもろこし焼酎の特徴から考えてみよう。

とうもろこし焼酎に合わせるおつまみとは?

焼酎に合わせるおつまみは、一般的にその焼酎に使われた原料との相性が肝心だとされる。そのためとうもろこし焼酎の場合は、とうもろこしに合うおつまみの味わいがよいといえるだろう。また焼酎を飲む際のおつまみは肝臓や胃の保護にも意味がある。そのためタンパク質などを多めに摂れるおつまみがよいといえそうだ。

とうもろこし焼酎にチーズはいかが?

とうもろこし焼酎を飲む際、とうもろこしの甘い味わいには塩気のあるチーズなどはいかがだろうか。チーズはほかの焼酎にも相性がよく、また胃の粘膜の保護をしてくれるので焼酎を飲む際には食べたいおつまみだ。また焼酎が作られた場所の郷土料理とその焼酎の相性もよいので、もしとうもろこし焼酎を買った場合は原産地の郷土料理を作っておつまみにしてもよいだろう。

結論

とうもろこし焼酎は、その名の通りとうもろこしでできた焼酎だ。日本のバーボンと呼ばれる銘柄があるほどバーボンウイスキーと似ている。蔵ごとに違う味わいのとうもろこし焼酎は、飲み比べることでその特徴がいっそう際立つはずだ。一度飲んでみてほしい。
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  • 更新日:

    2020年12月10日

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