目次
- 1. ラムコークとはどんなカクテル?
- 2. ラムコークとキューバリブレの違いは?
- 3. ラムコークの作り方とアレンジレシピ
- 4. ラムコークにおすすめのラム酒
- 5. ラムコークはご家庭で手軽に楽しめるカクテル
- ライムを入れるのがキューバリブレ、入れない(orレモンを入れる)のがラムコーク
- ホワイトラムで作るのがキューバリブレ、厳密なこだわりがないのがラムコーク
- キューバ産のラム酒を使うのがキューバリブレ、こだわらないのがラムコーク
- ホワイトラム:30ml
- コーラ:100ml
- 氷:適量
- グラスに氷を入れる
- ラム酒・コーラの順で注ぎ入れる
- 軽く混ぜれば完成
1. ラムコークとはどんなカクテル?

ラムコークとはどんなカクテルなのか、まずは基本的なところから見ていこう。
ラム酒をコーラで割ったカクテルのこと
ラムコークとはその名の通り、ラム酒をコーラで割ったカクテルである。基本的なレシピで使用するのはラム酒と氷、コーラだけだが、ライムやライムジュースを入れることもある。好みやお店の趣向などで変わるカクテルというわけだ。
なお「コーク」はご存知コカ・コーラのことなので、基本的にはコカ・コーラを使う。似た炭酸ドリンクのドクターペッパーを使うと「ウィッチドクター」という別のカクテルになるので覚えておこう。
ラムコークのアルコール度数と味わい
ラム酒のアルコール度数は40〜50度と意外に高い。そこへコーラを加えることによって、概ね10〜13度程度に収まるとされている。もちろんラム酒とコーラの割合で変わってくるのであくまで目安として覚えておこう。
ラムにこだわらない限りコーラの味わいが強く、いってしまえば「ほぼコーラ」といった感じだ。ただしスパイスの香りにこだわったラムを使えば、コーラとラムの香りが混じり合って大人な味わいになる。
ラムコークのカクテル言葉
花に花言葉があるように、カクテルにもカクテル言葉なるものがある。ラムコークの場合は「もっと貪欲にいこう」である。励ましたり決起したりなど、さまざまな場面で使えそうな言葉だ。
2. ラムコークとキューバリブレの違いは?

ラムコークと似たカクテルに「キューバリブレ」がある。双子カクテルとも呼ばれるが、両者にはどのような違いがあるのだろうか?
キューバリブレとは
キューバの独立を祝して作られたカクテルがキューバリブレである。キューバがアメリカと協力してスペインから独立した際「Viva Cuba Libre!(自由なるキューバ万歳)」と勝利を祝って叫んだといわれている。同じ頃、アメリカの将校がラム酒とコーラを混ぜる飲み方を発見したことが重なり、キューバリブレが誕生したといわれている。
ラムコークとキューバリブレの違い
明確な定義や基準はないようだが、細かく見ていくとこのような違いがあるといわれている。
キューバリブレとバカルディコーラ
キューバリブレはバカルディ社のラム酒で作ったのが始まりとされている。1900年、キューバの独立を祝うカクテルとして作られたのがバカルディコーラといわれている。ラム酒とコーラを入れ、カットライムを絞るというシンプルなカクテルだ。
【コカ・コーラ以外で作る場合は「ラムコーラ」?】
前述したようにラムコークの「コーク」はコカ・コーラの愛称であり、実際に「コーク(Coke)」で商標登録されている。そのため厳密にいうと、ラムコークをコカ・コーラ以外のコーラで作った場合「ラムコーラ」となる。バカルディコーラが「コーラ」なのもそうした理由からであろう。
3. ラムコークの作り方とアレンジレシピ

ラムコークをご家庭で楽しみたいという方も多いだろう。簡単に作れるのでぜひチャレンジしてみてほしい。基本のレシピを紹介する。
ラムコークの作り方
【材料】
【レシピ】
ラムコークのアレンジレシピ
アレンジレシピといっても難しいものではない。まず1つめが「レモンラムコーク」だ。先ほどのラムコークに10mlのレモンジュースを足すだけでさっぱりした風味のカクテルが完成する。
もう1つが低カロリーラムコーク。こちらはダイエットコーラで作るだけというシンプルなものだ。そもそもラム酒自体カロリーが低いお酒なので、ダイエット中の方も飲みやすいカクテルであるが、コーラで割るとなるとカロリーや糖質が気になる方もいるだろう。そんなときはぜひダイエットコーラで割ってみてはいかがだろうか。
ラムコークには「辛め」のおつまみが合う
バカルディ社の公式ホームページでは、ラムコークに合うおつまみをいくつか紹介している。たとえば魚肉ソーセージを薄切りにしてブラックペッパーをふりかけ、600Wの電子レンジでカリカリになるまで焼いた「ギョニソーチップス」がある。
ほかにも、ピザ用チーズと湖池屋「スティックカラムーチョ ホットチリ味」を混ぜ、フライパンで焼き目がつくまで焼く「カリチームーチョ」などを紹介している。いずれも簡単なのでぜひ作ってみよう。
4. ラムコークにおすすめのラム酒

ご家庭でラムコークを作るのであれば、ぜひラム酒にもこだわってみよう。おすすめのラム酒を3つ紹介する。
ロン「サンチアゴ・デ・クーバ アネホ 7年」
7年熟成させたキューバラムらしい味わいのラム酒。コーヒーのようだともいわれる芳醇さと熟成による甘い味わいが特徴だ。
キャプテンモルガン「スパイストラム」
スパイスの香りが特徴的なラム酒。トロピカルな風味とスパイシーさ、バニラの香りといった独創的な味わいはコークと相性抜群だ。
クラーケン「ブラック スパイスド ラム」
イカ墨のような黒い色合いが特徴的なラム酒。クローブや胡椒、シナモンやバニラなどのスパイスあるいはハーブの香りが特徴で、ラムコークにすると飲みやすくなる。
5. ラムコークはご家庭で手軽に楽しめるカクテル

ラムコークは、ラム酒さえ手に入れればあとはコーラで割るだけという簡単なカクテルである。シンプルであるがゆえ、ラム酒にこだわることをおすすめしたい。紹介したラム酒はもちろんだが、ほかにもさまざまな銘柄のラム酒が販売されているので、少しずつ試してみて自分好みの味わいに仕上げてみてはいかがだろうか?
結論
「もっと貪欲にいこう」というカクテル言葉のラムコークは、自分自身を奮起させたいとき、メンバーに喝を入れたいときなどさまざまなシーンに合うお酒だ。爽やかな甘さからつい飲みすぎてしまいがちだが、ラム酒のアルコール度数は意外と高いので分量や飲み過ぎにはくれぐれも気をつけてほしい。