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マールとはどんなお酒?希少なブドウの蒸留酒をじっくりと味わおう

マールとはどんなお酒?希少なブドウの蒸留酒をじっくりと味わおう

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

監修者:管理栄養士 水島知美

2020年12月30日

マールとは、フランスが原産の蒸留酒であり、ブランデーの一種に分けられるお酒である。日本ではあまり馴染みがない名前かもしれないが、フランスでは食後酒の定番として広く愛されているお酒だ。本記事ではそんなマールの魅力をじっくりと解説していこう。マールの基本的な特徴をはじめ、似たお酒であるグラッパとの違い、また日本でも手に入るおすすめの銘柄などを紹介する。

  
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1. マールとは?味わいや香りなどの基本的な特徴を解説

はじめに、マールとは一体どのようなお酒なのか、基本的な特徴について解説する。実際にマールを飲む前にしっかりと基本を押さえておけば、より美味しく味わうことができるだろう。

マールとはどんなお酒?

マールとは、原料にブドウを使用した蒸留酒である。ブランデーファンの人なら、フランスが原産のブドウを使用した蒸留酒と聞くと、コニャックやアルマニャックがすぐ頭に思い浮かぶだろうが、実はこのマールも原料は同じく、ブドウである。しかしそれらとは異なる点があり、マールは原料にブドウのしぼりかすを使用しているのである。ワインの製造工程で残ったブドウの果皮や種などのしぼりかすを再発酵させた後に、蒸留して作られているのだ。しぼりかすからできあがるお酒ということから、日本では以前からあまりよいイメージを持たれていなかったそうだが、近年は味のよい銘柄が多く販売されており、日本でも知名度上がっているお酒である。

マールという言葉の意味

マールという言葉は、フランス語で「しぼりかす」を意味する。また、マールとは略称であり、正しくはオー・ド・ヴィー・ド・マールという。オー・ド・ヴィーという言葉もよく聞かれる言葉だが、こちらは「蒸留酒」を意味している。豆知識として、覚えておこう。

マールの味わいや香り

マールの味わいは、原料がブドウのしぼりかすというイメージから、渋みの強いものなのではと思う人も少なくないだろうが、実際は違う。ブドウのしぼりかすとはいえ、二番しぼり果汁にもブドウの香りや味わいはしっかりと残っていることが特徴だ。また、樽で熟成されることにより、芳醇な香りと甘みのある奥深い味わいになる。常温はもちろん、キリッと冷やしても美味しく飲めるのだ。

マールの度数

マールのアルコール度数は、一般的なブランデーと同じく、40度あたりが平均となっている。一気にたくさん飲むお酒ではないので、少量をゆっくりと時間をかけて楽しみたい。

2. マールのブランデーとグラッパは違う?それぞれの特徴も合わせて紹介

ここではマールに似たお酒、グラッパについて解説しよう。マールとグラッパはたびたび混同されやすい種類なので、違いはしっかりと覚えておきたい。

グラッパとはどんなお酒?

マールはフランスが原産だが、グラッパはイタリアが原産のお酒である。製法は基本的にどちらも同じであり、ワインの製造工程で残ったブドウのしぼりかすが原料となっている。もともとグラッパは、当時上流階級の人の贅沢品とされたワインに代わる庶民のお酒として、ブドウ農家の農民たちのアイデアによって生まれたお酒であり、15世紀頃にはすでに国外への輸出も始まっていたという。このことから、グラッパはイタリアで古くからの歴史を持つ、伝統のお酒であることがわかるだろう。

マールとの味わいの違い

マールは全体的にクセがなく、バランスのとれた味わいや香りが特徴となっているが、グラッパはブドウの個性が主張する力強い味わいが特徴である。その特徴から、グラッパはクセのある味わいと表現されることが多いが、その独特のクセこそ、グラッパが高い人気を誇るひとつの理由ともいえる。アルコール度数はマールと変わらず、平均して40度あたりとなっている。マールの味わいが気に入ったら、ぜひグラッパにもトライしてみよう。

3. マールのおすすめ銘柄は?

最後に、おすすめしたいマールの銘柄をふたつ紹介する。日本ではスーパーマーケットのお酒売り場に並ぶほどメジャーなお酒ではないので、よほど品揃えのよい場所でないと見つけるのは困難といえる。購入する際は、酒屋や通販を利用しよう。さまざまな種類のマールが購入可能だ。

モエ・エ・シャンドン・マール・ド・シャンパーニュ

モエ・エ・シャンドン・マール・ド・シャンパーニュは、世界有数の規模を誇るシャンパンメーカー、モエ・エ・シャンドン社が製造するマールだ。シャンパンの製造に使用される品種、ピノ・ノワール、シャルドネのしぼりかすから作られている。有名ブランドのマールながら比較的手に入りやすい価格で手に入るので、初めてのマールにもおすすめしたい。価格は700mlのボトルで6,000円あたりで販売されている。

コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ・マール・ド・ブルゴーニュ

コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ・マール・ド・ブルゴーニュは、ブルゴーニュ産の高級マールを代表する銘柄として知られている。ブルゴーニュ地方でも5本の指に入るといわれるブドウ園で収穫された、最高級のブドウのしぼりかすのみを原料に作られている。このことから、究極のマールとも称される高級品だ。価格は700mlのボトルで30,000円あたりと高いが、マールファンなら一度は飲んでおきたい逸品である。

結論

マールはブドウのしぼりかすを原料に作られるお酒だが、決してワインの残り物という味わいではなく、マールならではの特別な味わいを持っていることをわかってもらえただろう。ワインファンだけでなくブランデーファンからも愛されるマールを、ぜひ一度自宅で味わってみてはいかがだろうか。
  • 更新日:

    2020年12月30日

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