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マルスウイスキーを徹底解説!老舗蔵元が造る地ウイスキーを味わおう

マルスウイスキーを徹底解説!老舗蔵元が造る地ウイスキーを味わおう

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

鉛筆アイコン 2021年1月 3日

古くからウイスキーの製造が盛んな日本は、スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダと肩をならべ、世界5大ウイスキーの産地として数えられている。そんな世界からも称賛されるジャパニーズウイスキーには数多くの種類が存在するが、本記事では日本有数の歴史を持つ地ウイスキーとして知られるマルスウイスキーを紹介しよう。ジャパニーズウイスキーの深い歴史も含め、マルスウイスキーについてじっくりと解説する。

  

1. マルスウイスキーとは?味わいや香りなどの基本的な特徴をご紹介

はじめに、マルスウイスキーについての基本的な解説からしていこう。マルスウイスキーとは一体どのようなウイスキーなのか、歴史や味わいなども含め、飲む前に確認しておきたい。

マルスウイスキーとは

マルスウイスキーとは、本坊酒造が製造するウイスキーである。本坊酒造は鹿児島で1872年に創業した老舗であり、古くから焼酎の製造をはじめ、ワインや梅酒などの製造も行ってきた、鹿児島を代表する大手酒造メーカーだ。マルスウイスキーが誕生したのは1949年のことで、製造規模は小さかったものの個性あふれるウイスキー造りにこだわり、知名度を徐々に広げてきた。1960年より蒸留所を鹿児島から山梨に移設、その後1985年には長野県に蒸留所を受け継ぎ、1980年代に起こった地ウイスキーブームの先端を行くブランドとして、瞬く間に高い評価を得たのである。このような実績から、マルスウイスキーは当時より「地ウイスキー西の雄」と称されている。2016年には鹿児島県にも蒸留所を新設、マルスウイスキー発祥の地で、ジャパニーズウイスキーの新たな可能性を見出すべく、現在でも挑戦は続いている。

マルスウイスキーの生みの親

マルスウイスキーの生みの親である人物は、岩井喜一郎氏だ。明治時代後期より蒸留器の開発を手掛けており、「ジャパニーズウイスキーの父」としても知られるニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝氏の直属の上司にあたる。また岩井氏は、今後来る本格ウイスキーの時代の到来を予見して、竹鶴氏をスコットランドへ派遣した人物でもある。竹鶴氏は帰国後、スコットランドでの研修の結果をレポートにまとめ、岩井氏に提出した。実はこのレポートの内容こそ、現在に続くジャパニーズウイスキーの原点なのである。このレポートは通称「竹鶴レポート」と呼ばれていることでも有名だ。岩井氏はその後、大阪帝国大学の講師として酒精の分野を担当、ここで後の本坊酒造の会長、本坊蔵吉氏と出会う。そして1945年、岩井氏は本坊酒造の顧問として就任し、マルスウイスキーの歴史が始まるのである。

マルスウイスキーの味わいや香り

マルスウイスキーの味わいや香りは、地ウイスキーならではの個性があふれた、味わい深く香り高いものとなっている。長野県のマルス信州蒸留所、鹿児島県のマルス津貫蒸留所ともに、ウイスキー造りに適した気候、良質な水資源に恵まれていることから、それぞれ個性が違った味わいや香りの銘柄が販売されている。飲み比べも楽しめるので、ぜひ自分の好みの銘柄を探してみよう。

工場見学はできる?

マルスウイスキーの蒸留所はそれぞれ休館日を除き、自由に見学が可能だ。30分の蒸留所見学に加え、併設のバーや売店での自由時間も用意されている。バーではウイスキーファンお楽しみの、マルスウイスキーの試飲もあり、有料ではあるが、さまざまな銘柄をテイスティングできる。売店では蒸留所限定のマルスウイスキーや、マルスブランドのワイン、本坊酒造の本格焼酎など種類豊富なお酒類の販売をはじめ、オリジナル商品や地域特産品なども購入可能だ。ウイスキーファンの人は、ぜひマルスウイスキーの蒸留所へ、大人の社会見学に出かけてみてはいかがだろうか。

2. マルスウイスキーのおすすめの飲み方は?

マルスウイスキーは飲み方を選ばず、自分の好みのスタイルで楽しめるところも人気のポイントである。どのような飲み方でも、マルスウイスキーの個性がしっかりと際立つだろう。ウイスキーファンの人なら、ストレートやオン・ザ・ロック、水割りで飲むことをおすすめしたいが、これらの飲み方ではアルコール感が強くて飲みづらいという人は、飲み方をアレンジしてみてはいかがだろうか。

飲み方をアレンジしてみよう

お酒があまり得意でないという人には、まずハイボールをおすすめしたい。ウイスキーをソーダで割るだけのシンプルなレシピながら、近年高い人気を誇るウイスキーの定番の飲み方である。マルスウイスキーをベースにすることで、より味わい深い本格ハイボールが楽しめるだろう。また甘口が好みの人は、カクテルでマルスウイスキーを味わってみてはいかがだろうか。スイートベルモットと合わせた「マンハッタン」や、アマレットと合わせた「ゴッドファーザー」など、ウイスキーはさまざまなリキュールとも相性がよい。いろいろと試してみよう。

3. マルスウイスキーのおすすめ銘柄は?

最後に、数あるマルスウイスキーの中から、おすすめしたい銘柄を4つ紹介しよう。これからマルスウイスキーを飲むという人には、ぜひ参考にしてもらいたい。ほしい銘柄が近場で手に入らない場合は、本坊酒造の公式サイトをはじめ、さまざまな酒屋からも通販で購入が可能なので、ぜひ利用してみよう。

マルス・3&7

マルス・3&7は、さまざまなタイプの原酒をブレンドして造られているブレンデッドウイスキーだ。ホワイトオーク樽のウッディな香りが味わいのアクセントになっていることが特徴である。720mlのボトル入りで、1,500円あたりで販売されている。

マルス・エクストラ

マルス・エクストラは、マルスウイスキーが「地ウイスキー西の雄」として一世を風靡した時代より続く、マルスウイスキーを代表するロングセラーである。時代を感じさせるような、一升瓶に入ったブレンデッドウイスキーとして有名だ。1800mlという大容量ながら価格帯は安く、2,500円あたりで販売されている。

岩井トラディション

岩井トラディションは、マルスウイスキーの生みの親、岩井喜一郎氏への感謝と尊敬の念を込めて造られているブレンデッドウイスキーである。複雑で心地よい香りと、やさしい口当たりながらしっかりとした重厚感のある味わいが特徴だ。販売店限定銘柄のため流通量が多くないが、750mlのボトル入りで、2,200円あたりで販売されている。

マルス・モルテージ・越百

マルス・モルテージ・越百は、タイプの異なるモルト原酒だけをブレンドして造られているブレンデッドモルトウイスキーだ。越百と書いて「こすも」と読む。中央アルプスに連なる山のひとつである「越百山」と、宇宙を連想させるコスモという呼び名をかけた銘柄となっている。ふくよかな甘い香りに、ほのかなスモーキーさがアクセントとなり、丸みのあるやわらかな味わいが特徴だ。700mlのボトル入りで、4,600円あたりで販売されている。

シングルモルトについて

マルスウイスキーは現在ブレンデッドウイスキーが主力の銘柄となっているが、シングルモルトウイスキーも存在する。シングルモルト・駒ヶ岳やシングルモルト・津貫などさまざまな銘柄を製造していたが、現在はすべて製造が終了している。まだ購入できる銘柄もいくつか存在するので、興味があったら調べてみよう。

結論

マルスウイスキーと聞いて、はじめはピンとこなかった人もいるかもしれないが、実はジャパニーズウイスキーの歴史を語るうえで重要な存在のウイスキーブランドなのである。まだマルスウイスキーを飲んだことがないという人は、ぜひ一度手に取って、その深い歴史も思い浮かべながら、じっくりと味わってみよう。
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  • 更新日:

    2021年1月 3日

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