1. ビール用のタンブラーとは?それで飲むとどうなるの?

タンブラーとは、飲み口がやや広がった形状のグラスのことを指す。ビール専用のタンブラーには数多くの種類があり、ビールグラスとして高い人気を誇っているが、タンブラーでビールを飲むことでどのような変化があるのだろうか。タンブラーの基本について、じっくりと解説していこう。
ビール用のタンブラーとは
ビール用のタンブラーが普通のグラスと違う一番の特徴とは、その保冷効果だろう。タンブラーは素材にもさまざまな種類があり、どれも優れた保冷効果に期待できるので、ビールがぬるくなりにくいのである。また、タンブラーの形状によってはビールの泡立ちがよりきめ細かくなるものもあり、さらに味わい深くビールを楽しめるのである。このようにタンブラーとは、普段の家飲みの時間を手軽にワンランクアップさせてくれる、便利アイテムなのだ。
ビール用以外のタンブラー
ビール用だけでなく、デイリーユースで大活躍の飲み口付きのタンブラーも存在する。近年コーヒーショップでもオリジナルのタンブラーが販売されていることでも広く知られているだろう。前述した保冷効果だけでなく、タンブラーには保温効果もあり持ち歩きやすく、また手軽に飲めることから注目を浴びている製品である。水筒と混同しやすい形状ではあるが、密閉度の違いからこれらは別物の種類となることを覚えておこう。
2. ビール用のタンブラーの選び方

ビール用のタンブラーには多くの種類があり、最初はどれを選べばよいのか悩んでしまうかもしれない。もちろん容量やデザインで選んでもOKだが、ここでは素材で見るタンブラーの選び方のポイントを紹介しよう。素材それぞれの特徴でビールの味わいも変わる。ぜひお気に入りのタンブラーを見つけてほしい。
チタン製のタンブラー
チタン製のタンブラーは、軽量でありながら丈夫であることが特徴だ。金属臭もなく、ビールの味わいを損ねる心配もない。保冷効果は比較的高く、ビールの泡立ちがよいことも特徴だ。チタン製ならではの洗練されたデザインのタンブラーが多く、贈り物としても高い人気を誇っている種類である。
ステンレス製のタンブラー
ステンレス製のタンブラーは、ビール用のタンブラーの主流である。一番の特徴を挙げるなら、その優れた保冷効果だろう。タンブラーの内側と外側が二重の構造になった「真空断熱構造」が採用された種類が多く、外の温度がビールに伝わりにくく長く冷たさを保つことができるのである。比較的安価で手に入りやすいところも人気のポイントだ。
陶器製のタンブラー
陶器製のタンブラーは、何よりクリーミーな泡立ちを楽しめることが特徴である。また金属製にはない温かみがあるので、金属特有の冷たさが苦手という人にもおすすめしたい。ビールの泡をできるだけ長く楽しみたいという人は、陶器製のタンブラーを選ぼう。
銅製のタンブラー
銅製のタンブラーは、温度を手でも感じられることが特徴だ。ビールの冷たさがすぐにタンブラー全体に伝わるので、よりビールの清涼感がアップして楽しめる。また、その独特な色合いから、目でも楽しみながらビールを味わうことができる。
3. ビール用のタンブラーで美味しく飲む方法は?

ここではタンブラーでビールを飲む際、さらに美味しく楽しむためのコツについて解説する。もちろんそのままタンブラーに注ぐだけでも美味しく飲めるが、せっかくであればひと工夫加えて、より本格的に味わってみよう。
さらに美味しくビールを楽しむコツ
ビールはキンキンの冷たさで飲みたいという人なら、ビールを飲む前にタンブラーをあらかじめ冷蔵庫で冷やしておくことをおすすめしたい。とくにステンレス製タンブラーなど、金属製のタンブラーであれば保冷効果が大きくアップすることに期待が持てるだろう。このような下準備は意外と怠ってしまいがちなのだが、より美味しくビールを楽しむために、ぜひ実践してみてほしい。
4. ビール用のおすすめタンブラーをご紹介

最後に、おすすめしたいビール用のタンブラーをいくつか紹介する。素材の特性に加え、メーカーにより機能性もさまざまである。タンブラー選びの参考にしてほしい。
サーモス・真空断熱タンブラー
世界初の初真空断熱魔法瓶を開発したことでも知られるメーカー、サーモスの真空断熱タンブラーは、優れた保冷効果によりビールの冷たさを長時間保てることに加え結露しにくいため、したたる水滴を拭く手間もない。容量にもバリエーションがあり、340ml、420ml、600mlと自分に合ったタイプを選ぶことができるのも嬉しいポイントだ。比較的安価で購入できるので、初めてのビール用のタンブラーにもおすすめしたい。
ホリエ・窯創り
長く使えるチタン製のタンブラーを探しているなら、ホリエの窯創りがおすすめ。非常に高価なタンブラーではあるが、高級感のあるデザインと金属とは思えないほどの滑らかな手触りは、唯一無二の逸品といえるだろう。また、タンブラーの内側に施された加工により、通常より泡立ちよく風味のよいビールの味わいが楽しめる。特別な人への贈り物にもおすすめだ。
ドウシシャ・オンドゾーン・フリージングタンブラー
「氷点下タンブラー」という言葉を聞いたことがある人はいるだろうか。タンブラーを冷蔵庫で冷やすというテクニックは前述したが、ここで紹介するのは、タンブラーを冷凍庫で冷やすことで注いだビールを瞬時に氷点下の温度まで下げることができるという、ドウシシャのオンドゾーン・フリージングタンブラーだ。氷点下まで冷えたビールの言い表せないほどの爽快感のあるのどごしを、ぜひ味わってみてほしい。
結論
タンブラーと一言で表してもこれだけの種類があり、さらに機能性やデザイン性も含めると、非常に多くの種類のタンブラーが存在することをわかってもらえただろう。これまでビールを飲むグラスにこだわりがなかったという人は、ぜひ本記事を機に自分に合ったタンブラーを手にとって、いつもとは少し違うビールタイムを楽しんでみてはいかがだろうか。