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リキュールで作るカクテルとは?色とりどりのカクテルとレシピを紹介

リキュールで作るカクテルとは?色とりどりのカクテルとレシピを紹介

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

鉛筆アイコン 2021年1月20日

カクテルを作るとき、色とりどりのリキュールを使えば味わいだけでなく見た目も美しいお酒に仕上がる。またカンパリなどのさっぱりとしたリキュールを使えば食前酒に、チョコレートやコーヒーなどのリキュールを使えばデザートカクテルにとシチュエーションに合わせても変化が楽しめるのだ。本記事では、そんなリキュールを使ったカクテルについて紹介しよう。

  

1. リキュールのうちカクテルで使うものとは?

カクテルに使うリキュールだが、突き詰めて考えてみるとお酒に果物などの味わいをつけたものだからカクテルとリキュールの差はないのでは? と考えるかもしれない。まずはリキュールやカクテルの定義について再確認しよう。

リキュールとは

リキュールは、いわゆるお酒の種類である。定義としては、蒸留酒にハーブやフルーツ、ナッツなどを溶かし、さらにシロップなどで味付けをしたお酒がリキュールだ。ビールやワインに溶かし込んだりするお酒はまた別の種類である。リキュールはカクテルのベースとなるお酒のひとつなのである。

カクテルとは

カクテルは基本的にベースとなるお酒に何か別のものを混ぜ、新しい味わいにした「飲み物」のことだ。混ぜるものはなんでもよく、ウイスキーをソーダで割ったハイボールやワインベースのものなどもカクテルといえる。氷や器具を使って冷やしながら混ぜるなど、さまざまな作り方があるのも特徴のひとつだ。

カクテルの作り置きはダメ絶対!

実は、カクテルを作り置きすると違法となる場合があるのをご存知だろうか。カクテルは厳密にいうと飲む直前に混ぜなければ法律違反になってしまう。もちろんテイクアウトもしてはいけない。家で作る場合も、飲む直前に混ぜるようにしよう。リキュールも、蒸留酒など20度以上のアルコール度数のお酒に漬けるのはいいがそれ以下の度数のものを使ってはいけない。さらに販売したりするのも違法になるので注意しよう。

2. リキュールを使ったカクテルにはどんなものがある?一覧にしてご紹介

カクテルは星の数ほどあり、リキュールベースのカクテルだけでもかなり多い。リキュールを使ったカクテルの中でも代表的なものを紹介しよう。

カシスオレンジ

居酒屋などでもよく飲まれるカシスオレンジは、れっきとしたカクテルである。カシスリキュールをベースにオレンジジュースを混ぜ合わせた簡単なカクテルである。

ファジーネーブル

ピーチリキュールをもとにオレンジジュースを混ぜたカクテルである。こちらもカシスオレンジのように女性人気が高いカクテルだ。カシスオレンジやファジーネーブルなどカシスや桃のリキュールをベースにしたカクテルは汎用性が高いため家で作っても楽しめるだろう。

グラスホッパー

チョコレートリキュールを使ったカクテルの中でもさっぱりと味わうことができるのがグラスホッパーである。チョコレートリキュールとミントリキュールを混ぜ、チョコミントのような味わいに仕上げた1杯はデザートにも最適だ。

バレンシア

アプリコットブランデーというリキュールとオレンジを混ぜ合わせたカクテル。アプリコットの甘い味わいとオレンジジュースのジューシーな飲み心地がフルーティーで美味しい。オレンジで有名なスペイン・バレンシア地方で生まれたとされており、色合いもはっきりとしたオレンジ色で美しい。

チャーリー・チャップリン

アプリコットブランデーを使ったカクテルをもう1つ紹介しよう。第二次世界大戦中に活躍した世界的な喜劇王の名前を冠した1杯で、アプリコットブランデーにフレッシュなレモンジュースとスロージン(スモモをスピリッツに漬け込んだリキュール)を混ぜたカクテルである。シェイカーがあれば作ることができるので、バレンシアとともに作ってみてもいいだろう。

楊貴妃

人名を冠したカクテルをもう1つ紹介しよう。楊貴妃は、白ワインに金木犀の花を漬け込んだ「桂花陳酒」を好んだといわれている。またフルーツはライチを好んだと伝えられておりこの2つの要素を混ぜ合わせたカクテルが「楊貴妃」である。材料は桂花陳酒、ライチリキュール、ブルーキュラソー、グレープフルーツジュースで、ライチやグレープフルーツのフルーティーさと金木犀の華やかな香り、ブルーキュラソーのエキゾチックな青い色合いが美しいお酒である。

3. リキュールを使ったカクテルの作り方は?

では家でも簡単にできるリキュールベースのカクテルのレシピを3つ紹介しよう。

チャイナブルー

ライチリキュールを使ってエキゾチックなカクテルを作ってみよう。前章で紹介した「楊貴妃」とは違いシェイカーを使う必要がないので、家でも簡単に作ることができる。

材料
ライチリキュール 30ml
ブルーキュラソー 10ml
グレープフルーツジュース 90ml

作り方
氷を入れたロンググラスに材料を注ぎ入れ、軽く混ぜて完成。

イースターエッグ

名前の由来は復活祭に使われるイースターエッグより。その名のとおり、このカクテルには卵黄を使ったリキュール、「アドヴォカート」が使われている。デザート感覚で飲めるカクテルである。アドヴォカートは炭酸飲料の7upや氷で割ると「スノー・ボール」というカクテルになるのでこちらも試してみよう。

材料
チョコレートリキュール
(モーツァルト・チョコレートクリーム・リキュールを使用) 30ml
アドヴォカート 30ml

作り方
氷を入れたロックグラスに材料をすべて注ぎ入れかき混ぜる。

アペロールスプリッツ

イタリア産のすっきりさわやか、鮮やかなオレンジ色が美しいリキュールが「アペロール」だ。こちらを使ったドリンクを紹介しよう。食前酒にぴったりのカクテル、アペロールスプリッツである。アペロールはソーダなどで割ってもオシャレで美味しいカクテルになるので、ぜひ試してみよう。

レシピ
氷を入れたワイングラスに辛口のスパークリングワイン、アペロールの順で1対1で注ぎ入れる。少量のソーダを加えオレンジを飾って完成。スパークリングワインがない場合は白ワインでも代用が可能だ。その場合は白ワインとソーダ、アペロールの比率は3:3:2である。

4. リキュールでカクテルを作るのにおすすめのものは?

最後に簡単にカクテルを作れてさらに汎用性が高いリキュールを3つ紹介しよう。

クレーム・ド・カシス

カシスオレンジやカシスウーロンなどでおなじみのクレーム・ド・カシスは、カクテル材料として優秀だ。白ワインと3:1で混ぜることで「キール」というカクテルになる。このキールは白ワインをシャンパンに変えることでキールロワイヤルというカクテルにも変化する。フランスのブルゴーニュ地方で作られ始めたため、できれば本場のブルゴーニュ産クレーム・ド・カシスを手に入れたい。

カンパリ

カンパリオレンジなどで有名なカンパリは、イタリア産のリキュールである。ハーブを主原料としている。本場では食前酒などとして気軽に飲まれることが多い。またジンやベルモットなどのお酒を混ぜて「ネグローニ」というカクテルにすることもある。独特の苦味と甘さがさわやかなため、すっきりと飲むことができるお酒である。

アマレット

こちらもイタリア産のリキュールである。材料は杏の種で、まるで杏仁豆腐のような甘い香りが特徴である。ゴッドファーザーやゴッドマザーなどのカクテルだけでなく、牛乳と割ってアマレットミルクとして飲むこともある。アマレットのルーツである「アマレット・ディ・サローノ」が特におすすめである。

結論

リキュールを使ったカクテルは紹介したもの以外にもたくさんある。これはリキュール自体がさまざまな味わいや香り、色合いであることが理由だ。単一のお酒だけでは作り出せない複雑で深みのある味わいもリキュールを組み合わせることで表現が可能だ。カクテルは見た目や香り、味などの要素が合わさってまるで1つの芸術作品のようなお酒である。紹介したほかにもさまざまなカクテルがある。いくつかのリキュールを組み合わせ、新たなカクテルを研究して生み出しても面白いだろう。リキュールやカクテルは飲むだけではなく、作るなどのさまざまな楽しみ方があるお酒なのである。
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  • 更新日:

    2021年1月20日

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