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プリン体とアルコールの関係は?お酒と健康の関係を紹介

プリン体とアルコールの関係は?お酒と健康の関係を紹介

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

鉛筆アイコン 2021年1月22日

プリン体ゼロ、と書かれたビールを見たことはないだろうか。プリン体はなんとなく悪者扱いされる存在だ。お酒を飲む際にどうにも気になる人もいるだろう。しかし、プリン体とは何者なのだろうか。そして、プリン体を摂取することでどんなメカニズムで害があるのだろうか。プリン体とアルコールの関係性について紹介しよう。

  

1. プリン体とは?アルコールの中に含まれているの?

プリン体とアルコールと尿酸値の3つは、何かとセットで聞くことが多いワードだ。だが、これらの言葉を正確に説明できるだろうか。まずはプリン体やアルコール、尿酸値に関して紹介しよう。

プリン体とは?

プリン体は、食物全般に含まれる成分である。旨み成分の主な正体はこのプリン体だ。プリン体は、なんと体内の細胞の増殖など生命活動に使われる、非常に大切な成分だ。しかも、体内にあるプリン体のうち体内で生成されるのが80%、食事などで摂るのが20%である。食べ物の中でも特にレバーや白子、干し椎茸、エビやイワシ、鰹などに多く含まれている。またアルコールの中でも醸造酒に多い。

プリン体の何がいけないの?

アルコールなどで摂取するプリン体は、生命維持に必要な物質だ。厳密には、消費されることで生成される尿酸が体に悪影響なのである。いわゆる痛風の原因になるのがこの尿酸だ。本来、尿酸は体から排出される成分。ある程度は体内にあるが、一定量で決まっている。排出量より生成量が上回った場合に痛風になるのである。

2. プリン体が含まれているアルコールは体に悪い?

プリン体は悪者ではなく、分解することで生成される尿酸が体に悪いことがわかった。ではプリン体が多いアルコールを避け、プリン体の少ないものなら大量に飲んでもいいのだろうか?プリン体とアルコールの関係について紹介しよう。

プリン体が多いアルコールを避ければいいの?

プリン体が尿酸の原因なのならば、プリン体の少ないお酒であれば問題ないと思う人もいるかもしれない。しかし実はアルコール自体が尿酸の生成原因である。アルコールは、体内に入ると尿酸の生成を促してしまうのだ。しかも、尿酸を濃縮させ、なおかつ排出を妨げる効果がある。そのため、プリン体が少ないお酒でも大量に飲めば意味がないのだ。またビールのプリン体はそこまで痛風に影響しないともいわれている。ただし、健康な人がビールを飲む分にはいいが腎機能が落ちるなどして尿酸の排出機能が衰え、尿酸値が高い人がビールを飲むことは大問題だ。自分の健康状態と向き合い、アルコールやプリン体と付き合っていこう。

尿酸値を下げるには?

尿酸は、体から排出することが可能だ。そこでアルコールを飲んだとしても尿酸を排出してくれるものを摂取すればいい。まずは水分を補給し、しかも排出効果のある麦茶やミネラルウォーターなどを取ろう。カフェインは利尿効果があるが、体内の水分だけを排出してしまうのであまり適さない。また果物などカリウムの多いものを取ることで、プリン体を摂ったとしても、付随する尿酸は排出できるのだ。

3. プリン体が含まれているアルコールは?

プリン体が含まれる、あるいは含まれないは痛風にそこまで影響しない、というものの、それでもプリン体の有無は気になるもの。そこでプリン体の多いアルコールを紹介しよう。

プリン体が多いアルコールは?

アルコールの中でも100ml中のプリン体が多いものは以下の4つだ。

地ビール 6.66mg~16.65mg
ビール 4.35mg~6.86mg
低アルコールビール 7.06mg
紹興酒 11.5mg

意外なのが、低アルコールビールの方が普通のビールよりも多く含まれているということ。このように、プリン体の含有率は度数によらないのだ。

プリン体が多い食品は?

では、アルコール以外でプリン体の多い食品を紹介しよう。たとえば体に良さそうなイメージのあるブロッコリースプラウトは100g中で129.6mg、あん肝60g中だと400mg。煮干しは100g中に746.1mgも入っている。実は、プリン体が多いと言われるお酒でも、食事で摂るものよりもかなり少ないことがわかるだろう。つまり、おつまみなどを考えることで、お酒の量も変わってくるのである。

アルコールの適正量は?

お酒を飲む場合、定められた1日の適正量がある。ビールであれば500ml、日本酒であれば1合、ウイスキーであればダブル2杯に相当するアルコール量が適切だ。とはいえ他にも肥満や水分不足でも痛風の原因になる。バランスのいい食事を心がけることが必要だといえよう。

4. プリン体の量が少ないアルコールとは?比較して紹介

最後に、プリン体の量が少ないとされるアルコールを紹介しよう。

プリン体の比較的少ないお酒とは

プリン体は、アルコール度数の高いお酒だから少ない、というわけではなさそうだ。以下のプリン体の比較的少ないお酒を見てみよう。それぞれ100ml中のプリン体含有量だ。

焼酎25度 0.0mg
ウイスキー 0.1mg
ブランデー 0.4mg
日本酒 1.2mg

このように、醸造酒の日本酒も含まれているのである。ただし、これらのお酒は度数が高いことが多く、酔いやすいお酒といえる。酔うと食欲旺盛になって食べすぎてしまいがちなので、どちらにせよ適量を嗜んだ方がいいだろう。

ノンアルコールビールはいかが?

アルコールを飲むときにプリン体や尿酸値を気にするという人は、ノンアルコールビールを飲むのはいかがだろうか。最近ではプリン体ゼロだけでなく、尿酸値を下げる効果のあるノンアルコールビールも販売されている。どうしても気になる人は、ノンアルコールビールに変えてもいいかもしれない。

結論

アルコールとプリン体の関係性について紹介した。プリン体はそれ自体が悪者ではなく、むしろ必要成分である。しかしプリン体を分解する際に生成される老廃物としての尿酸があまりよくない物質だ。アルコールが尿酸の排出も阻害してしまうことも問題だ。そのため、必要なのはアルコールを摂り過ぎないことと尿酸を排出することだ。健康に気をつけた上で、楽しくお酒ライフを楽しもう。
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  • 更新日:

    2021年1月22日

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