1. 広島の薬味酒・保命酒とは?

保命酒とは広島県の薬酒のひとつで、米を原料としたみりん酒に桂皮や高麗人参など16種類の生薬が調合されているお酒だ。もともとは江戸時代の吉備地域で、地酒に中国産の生薬を漬け込んだことが発祥とされている。アルコール度数は14度から40度程度のものまでさまざまだ。
保命酒の特徴
保命酒はみりんをベースとしていることから甘みが感じられる。甘みだけでなく生薬の苦味や風味が加わり独特の味わいとなっていることが特徴。賞味期限は1年から2年程度となっており長期間保存しやすく少しずつ飲みたいお酒だ。
2. 保命酒の美味しい飲み方

生薬の効果が期待できる保命酒は好みに合わせた飲み方ができる。保命酒はロックやストレートで飲むのが基本だが、アルコール度数を抑えたい人は水割りやお湯割りにして飲んでみよう。生薬の独特な風味も緩和され飲みやすくなる。
保命酒のカクテル
保命酒はカクテルにもアレンジすることができる。保命酒を50mlにりんごを少量加えてソーダを注ぎ入れれば保命酒アップルソーダの完成だ。りんごとソーダの発泡でさわやかに味わうことができる。ビターな味わいが好みの人は、保命酒を使ったアイリッシュコーヒーがおすすめだ。保命酒を30ml、ホットコーヒー適量をグラスに注ぎ仕上げに生クリームを40ml加える。保命酒の香りを活かしたゆっくりとした時間が過ごせるホットカクテルだ。
3. 保命酒のおすすめランキング

保命酒について理解したことろでおすすめの銘柄をランキング形式で紹介する。飲んだことがないという人は購入の際に参考にしてみてほしい。
1位.岡本亀太郎本店「保命酒 飲み比べ5種セット」
保命酒メーカーとして江戸時代から歴史を持つ岡本亀太郎本店の保命酒飲み比べセット。ベーシックな保命酒に度数が高いタイプの保命酒、梅、生姜、杏子の風味が加わった保命酒が、それぞれ100mlと少量ずつ購入できる。保命酒にはじめて挑戦する人だけでなく、ギフトにもおすすめだ。
2位.入江豊三郎本店「保命酒 ガラス瓶化粧箱入り」
明治19年に創業した入江豊三郎本店によるスタンダードな保命酒。食前や就寝前の飲用が推奨されている健康酒だ。さまざまな容量が販売されているので、はじめての人は小さなサイズから購入してみてもよいだろう。
3位.岡本亀太郎本店「四十度保命酒」
一般的には保命酒のアルコール度数は14度程度であるが、40度まで高めて海外のリキュールにも対抗できるようにと、力強い風味で甘さをやや抑えた味わいが特徴。ストレートやロックだけでなくカクテルにもおすすめだ。
4. 保命酒にはみりんやのど飴もある

保命酒はみりんをベースとしていることから、保命酒メーカーではみりん商品の販売も行われていることが多い。岡本亀太郎本店では「純米仕込本味醂 岡本亀太郎」など高品質なみりんが販売されている。米由来のやわらかい甘さと旨みが加わり、料理の味をワンランクアップさせてくれる商品だ。
保命酒のど飴
保命酒を使った商品でおすすめなのがのど飴だ。生薬の成分が含まれた飴はのどに優しく、お酒が苦手な人でも手軽に摂取できる。
結論
保命酒は16種類の生薬が含まれた広島県のお酒で、独特の風味と甘みが楽しめる。生薬が含まれていることから、健康酒としても親しまれてきた保命酒はぜひ就寝前や食前に飲んでみよう。またカクテルにしても美味しく味わうことができるので、生薬の苦味が苦手という人は試してみてはいかがだろうか。