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フローズンカクテルは淡雪のような飲み物!口の中で消える儚さを体感

フローズンカクテルは淡雪のような飲み物!口の中で消える儚さを体感

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

鉛筆アイコン 2021年2月12日

フローズンカクテルというと、どのようなものを思い浮かべるだろうか。フローズンダイキリなどの有名なものから、ノンアルコールカクテルのフローズンスタイルまで、さまざまなものがある。本記事ではフローズンカクテルにはどのようなものがあるのか、また作り方や種類などについても詳しく解説していこう。

  

1. フローズンカクテルとは

フローズンカクテルは近年になって開発されたカクテルスタイルの1つである。まるでシャーベットのような舌触りと氷を含むことで角のとれた味わいになり、ふわりとした雪のような一杯になるフローズンカクテル。フローズンカクテルの魅力についてまずは紹介しよう。

フローズンカクテルとそのはじまり

フローズンカクテルは、1950年代にミキサー(ブレンダー)が開発されたことでできたといわれるカクテルスタイルの1つだ。そんなフローズンカクテルの先駆けはハバナ。「スラッピー・ジョー」というバーでフローズン・ダイキリを提供したのが始まりだといわれている。このフローズン・ダイキリは文豪アーネスト・ヘミングウェイに愛されたカクテルとしても有名だ。

クラッシュドアイススタイルとの違い

フローズンカクテルに似たカクテルスタイルに、クラッシュドアイススタイルがある。似たようなカクテルでいえばクラッシュドアイススタイルの「サザンミントフラッペ」とフローズンスタイルの「フローズンモヒート」だろう。レシピを比較してみると、サザンミントフラッペはクラッシュドアイスをグラスに盛り、その上からサザンという焼酎やミントリキュールをかける。まるでかき氷のように作るのが特徴だ。一方のフローズンモヒートは氷と一緒にホワイトラムやミントの葉、ライムジュース、シュガーシロップをすべてミキサーにかけて作るのだ。より氷が砕けているのがフローズンスタイルといえるだろう。

2. フローズンカクテルの作り方やコツ

フローズンカクテルを実際に作る場合、業務用の大きなミキサーを使わなくてもブレンダーなどで代用が可能だ。家でもできるフローズンカクテルのレシピを紹介しよう。

フローズンマルガリータ

マルガリータというテキーラベースのカクテルがある。このカクテルをフローズンスタイルにしたのがフローズン・マルガリータだ。フローズンマルガリータのレシピはアサヒビールの公表するものを引用する。

材料
テキーラ 30ml
ホワイトキュラソー 15ml
ライムジュース 15ml
砂糖 小さじ2杯

作り方
材料と1カップのクラッシュドアイスをブレンダーやミキサーに入れてよく混ぜる。飲み口の広いソーサー型シャンパングラスの縁を濡らして塩をまぶしたものに盛って完成。

フローズンマンゴーカクテル

こちらは、たっぷりとマンゴーが味わえるフローズンカクテルのレシピだ。マンゴージュースなどを販売するメーカー・デルモンテの紹介するレシピを引用する。

材料
マンゴージュース 20ml
冷凍マンゴー 60g
白ワイン 10ml
炭酸水 25ml

作り方
炭酸水以外をブレンダーやミキサーにかけ、滑らかになるまで混ぜる。その後一度冷凍庫で5分ほど冷やし、最後にグラスに注いで炭酸水を上から注げば完成だ。

ヴァージンブルーハワイ

ノンアルコール・カクテルの中にも、フローズンスタイルのカクテルがある。こちらはミキサーを使わない方法なので、子どもでも安全に作ることができるのだ。また材料もジュースなので誰でも楽しめるノンアルコールカクテルでもある。こちらは株式会社キッズステーションの公表するレシピを引用する。

材料
ブルーハワイ味のかき氷シロップ 100ml
パイナップルジュース 150ml
ココナッツクリーム(ない場合は生クリームやココナッツミルクでも可) 70ml

作り方
ココナッツクリーム以外の材料をすべてジップロックに入れ、よく混ぜる。混ざったら冷凍庫に入れ、完全に凍るまで待つ。凍ったらココナッツクリームを入れて袋の上から揉み、半解凍程度にする。グラスに注げば完成だ。

ミキサーがない場合

ミキサーがないがフローズンカクテルが飲みたいと考える人には、ドウシシャ「ハピモミ」がおすすめだ。こちらの商品をあらかじめ冷やしておき、その中に材料を入れて揉むとフローズンスタイルのお酒ができあがるのである。揉むだけで作ることができるので、ミキサーの振動音が気にならないのも嬉しいポイント。ミキサーを買うには場所の余裕がないという人は、検討してみるといいだろう。

3. フローズンカクテルの種類

フローズンカクテルにはさまざまな種類がある。ここでは、いくつかのフローズンカクテルを紹介する。

フローズンダイキリのアレンジバージョン

フローズンダイキリは、アレンジされることが多くバナナやイチゴのアレンジが加えられることが多い。それぞれフローズンバナナダイキリ、フローズンストロベリーダイキリと呼ばれている。また変わり種ではシロップ漬けのアメリカンチェリーを使ったアメリカンチェリーのフローズンダイキリなども考案されている。基本のフローズンダイキリのレシピに加え、フルーツやフルーツのコンポートシロップなどを入れることでアレンジは無限大だ。ぜひカラフルなフローズンダイキリを作ってみてほしい。

フローズンマルガリータのアレンジバージョン

フローズンマルガリータも、アレンジされることがある。たとえばホワイトキュラソーの代わりにブルーキュラソーを使い、ライムジュースの代わりにレモンジュースを使ったフローズンブルーマルガリータというカクテルがある。見た目にも涼やかで、青い色合いがとても妖艶だ。夜のバーでロマンチックに頼みたいカクテルである。

そのほかのフローズンカクテル

フローズンカクテルは主にデザート感覚で飲まれるものが多いようだ。たとえば、「ドルチェ・アンド・バナーナ」とはクリームリキュールのビスコタにバナナリキュールやホワイトカカオリキュール、バナナと氷を混ぜて作るカクテルだ。チョコレートやバナナ、キャラメルなどの濃厚な甘みが口の中でさっぱりと広がるデザートカクテルである。ただし、どちらかというと食前酒向きのカクテルもある。「ブラッド・ハウンド」というカクテルはドライジンやいちご、ドライベルモット、スイートベルモットを使用したフローズンカクテルで、辛口である。フローズンカクテルといってもその種類はさまざまなのである。

4. フローズンカクテルの飲み方

フローズンカクテルをバーで飲む際に、ストローが2本ついてきたことはないだろうか。これはカップルで飲めという意味ではない。フローズンカクテルを飲む際に氷が詰まりやすいため、2本ついてあるのだという。また2本同時に吸って飲むと、グラスに口をつけて飲むのと変わらない速度で飲むことができるといわれている。もちろん、このストローは使わなくてもいい。必要ないと思う場合はバーテンダーに頼めば回収してくれることもあるので、気軽に頼んでみよう。ちなみに、フローズンカクテルを飲む場合以外にもストローがついてくることがある。この際、ストローが1本の場合は混ぜるためのマドラーとして利用するのだ。このストローで飲んでもいいが、細いのでかっこいいお酒の飲み方にはならないので知識として覚えておこう。

結論

フローズンカクテルはデザート感覚のものから食前酒として楽しめるものまで、幅広い種類がある。氷と混ぜられたアルコール分は、まさに淡雪のように口の中でスッと消えていく。一見難しそうだが、ミキサーやフローズン用の器具があれば簡単に作ることができるのも嬉しいポイントだ。クラッシュドアイスに材料をかけるクラッシュドアイススタイルとともに、大人の氷菓子をぜひ楽しんでみてほしい。
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  • 更新日:

    2021年2月12日

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