1. ラム酒の原料はなに?
ラム酒の原料はサトウキビだ。サトウキビをしぼった汁や砂糖をつくるときに副産物としてできる液体(モラセス)を使用している。サトウキビを原料としたラム酒は、イメージのとおり砂糖の甘さが特徴で、熟成されたタイプのものは濃厚でカラメルのような風味も感じられる。
ラム酒の発祥
ラム酒の発祥はカリブ海の島といわれており、時代は17世紀頃。ヨーロッパから原料であるサトウキビが持ち込まれ産地として成長していったとされている。海外のイメージが強いラム酒だが、日本でもラム酒を製造しているメーカーがあるので飲み比べをしてみるのもよいだろう。
2. ラム酒の原料の加工法は何種類ある?色や味などの違いも合わせて解説
ラム酒作り方には大きく2つの方法がある。原料や製法によって色や味わいに違いがあるので、それぞれの特徴を理解しよう。
インダストリアル製法
インダストリアル製法は、サトウキビから砂糖を作るときにできるモラセスという副産物を原料としている。モラセスを原料としたラム酒は製造しやすく、ほとんどのラム酒はこの製法を用いている。
アグリコール製法
アグリコール製法はサトウキビのしぼり汁を原料としている。サトウキビは収穫すると鮮度が落ちていくため、しぼり汁をそのまま使用するこの製法でつくられるラム酒は希少価値が高い。
3. ラム酒と同じ原料のお酒は?
ラム酒はサトウキビを原料としているが、同じくサトウキビを原料としたお酒にカシャッサというものがある。カシャッサはブラジルで栽培されたサトウキビを原料としており、ほとんどがブラジルな国内で消費される蒸留酒だ。サトウキビを原料とする蒸留酒ということで非常に似ているお酒だが、ブラジルではラム酒とカシャッサは法律でしっかりと区分されている。
カシャッサを使用したカクテル
カシャッサは、ラム酒と同様にカクテルにも使用できる。ブラジルではカイピリーニャがその定番だ。作り方はカシャッサにライムと砂糖を加えて混ぜるだけ。好みのフルーツを加えるフルーツカイピリーニャも、簡単に作ることができる。
結論
ラム酒の原料はサトウキビだ。砂糖と同じ原料ということから想像できるように甘さが特徴で、カクテルにも使用される。製法はインダストリアル製法とアグリコール製法の2つがあるので、ラム酒を選ぶ際には参考にしてみよう。