1. お酒のアップルジャックの意味とは?
アップルジャックはお酒の種類のひとつで、アップルブランデーと中性スピリッツを混ぜ合わせたものを表す。国や地域によってはアップルブランデーのことをアップルジャックと呼ぶこともあるが、アップルブランデーがベースとなっている蒸留酒であると理解しよう。
アップルジャックの歴史
アップルジャックは、かつて凍結濃縮法とよばれる原始的な方法でつくられていた。凍結濃縮法は冬に寒い場所にお酒を置いておくことで水分が凍結する。水分が取り除かれることでアルコール度数が上がり濃厚な甘みを生み出す手法だ。現在では先述のとおり、アップルブランデーと中性スピリッツを混ぜることでつくられている。
2. アップルジャックとアップルブランデーは同じもの?
アップルジャックは広い意味ではアップルブランデーといえる。アップルブランデーのようなフルーツを原料としたブランデーは、果汁を抽出して発酵させることで醸造酒をつくることから始まる。その後果汁からできた醸造酒を蒸留することでブランデーとなる。
アップルブランデーの呼び方
アップルブランデーの代表的なものにフランスでつくられるカルヴァドスがある。アメリカではカルヴァドスをアップルジャック、イギリスではアップルブランデーの中でも等級が低いものをアップルジャックと呼んでいたりと地域によって混同されている。
3. アップルジャックを使ったカクテルの作り方
アップルジャックはそのままでも美味しく飲むことができるが、アレンジをしたカクテルレシピを紹介する。ひと味違った味わいを楽しみたいときには挑戦してみてはいかがだろうか。
ジャックローズ
アップルブランデー(アップルジャック)30ml、ライムジュース15ml、グレナデンシロップ15mlをシェイクしカクテルグラスに注ぐ。ライムジュースはレモンジュースでも代用可能。ほどよい甘みが特徴的な味だけでなく、赤く美しい見た目も楽しめるカクテルだ。
アップルカー
アップルブランデー(アップルジャック)30ml、ホワイトキュラソー20ml、レモンジュース20mlをシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。やや辛口ながらもアップルジャックの甘みが感じられるコクのあるカクテルだ。
結論
アップルジャックはりんごの醸造酒を蒸留することでつくられるお酒だ。歴史的には凍結濃縮法が採用されていたが、現在では行われていない。アップルジャックはカクテルにも使用することができるのでさまざまな飲み方で楽しんでみよう。