1. ペルノとはフランスのアニスの酒

ペルノとはフランスのペルノリカール社が製造を行うリキュールで、スピリッツをベースにアニスをはじめとした15種類の薬草が加えられた独特の風味が楽しめるお酒だ。アルコール度数は40度となっており、水を加えると白く濁るという特徴がある。
ペルノの歴史
ペルノを語る上でかかせないお酒がアブサンだ。アブサン は1797年にペルノ氏によってつくられたが向精神作用があるとして製造や販売が禁止された。その後第一次世界大戦が終わり代替品として発売されたのがペルノであった。
2. ペルノとアブサンやリカールとの違い

ペルノはアニスをベースとしたリキュールであったが、同じくアニスを使用しているものにパスティスのリカールがある。リコリスが加えられたスパイシーな香りがタオ口調で、水割りが定番の飲み方だ。ペルノの発祥に大きく関わるアブサンはペルノと同様にアニスが使用されているが、ニガヨモギが含まれているという違いがある。またアブサンのアルコール度数は70度から80度程度のものが多く、ペルノの2倍近い数値となっている。
3. ペルノの飲み方やカクテル

ペルノのおすすめの飲み方は水割りだ。ペルノ1に対して水5の割合で合わせる。ペルノのもともとの緑がかった色味が水を加えることで白く濁っていく。色合いの変化が楽しめることがこの飲み方の醍醐味だ。
ペルノソーダ
ペルノはソーダで割っても美味しく飲むことができる。甘さが控えめなので食前酒としてもぴったりの飲み方だ。
カクテルも美味しい
ペルノとフルーツジュースを好みの割合で混ぜる。特にオレンジジュースやグレープフルーツなどの柑橘系との相性がよく甘さと酸味のバランスがよく飲みやすいカクテルに仕上がる。
4. ペルノは料理にも使える

ペルノそのまま飲んだり水割りにしたりとさまざまな楽しみ方ができるが、実は料理にも使用することができる。その代表的な使い方がペルノーソースだ。ペルノに白ワインヴィネガーやブイヨン、バター、生クリームを加えてつくることができる。ペルノの独特の香りが加わったソースは魚介によく合う。
結論
ペルノはアニスなどの薬草を使用したリキュールで、アルコール度数は40度となっている。そのまま飲むよりも水割りが一般的な飲み方だ。似ているお酒としてアブサンやリカールも存在するので薬草酒が好きな人は飲み比べをしてみてはいかがだろうか。