1. カンパリグレープフルーツとは?味わいや香りなどの基本的な特徴を解説

まずはカンパリグレープフルーツについて紹介しよう。カクテル言葉や誕生酒としての扱いも紹介する。
カンパリグレープフルーツとは?
カンパリグレープフルーツは、その名の通り赤いリキュールのカンパリと、グレープフルーツジュースを混ぜたシンプルなカクテルである。カンパリのほろ苦い味わいとグレープフルーツ特有の酸味とすっきりとした苦味が合わさり、爽快な味わいである。甘さが控えめでバランスのいい味わいは、食事との相性もよい。カンパリグレープフルーツは、誕生酒としては6月6日に割り当てられている。カクテル言葉は「勇気とチャレンジ力がある頑張り屋」だ。カンパリグレープフルーツは女性人気も高いので、自分で飲むだけでなくがんばり屋さんな女性にもおすすめしたい。
カンパリとは?
カンパリグレープフルーツで使うカンパリというリキュールは、1860年代にイタリア・ミラノで作られたハーブを主体とするリキュールだ。その製法や材料は現在でも極秘で、いわゆる秘伝のレシピがあるといわれている。正式に判明している材料は水とアルコールだけで、ビターオレンジピールなどが入っているといわれているが定かではない。カクテル材料などにも使われる、比較的有名なリキュールである。
グレープフルーツジュースの効能とは
カンパリグレープフルーツに使われるグレープフルーツジュースは、二日酔いやむくみを防止し、不規則な生活による肌荒れの改善効果があるといわれている。飲み会シーズンなどで少しでも二日酔いを軽減したいと思う場合には、ビールなどの代わりにカンパリグレープフルーツを選んでみてはいかがだろうか。
2. カンパリグレープフルーツの作り方は?

では、カンパリグレープフルーツを実際に家で作ってみよう。簡単なのでぜひ一度挑戦してみてほしい。
カンパリグレープフルーツのレシピ
カンパリグレープフルーツの材料は2つだけ、カンパリとグレープフルーツジュースだ。作り方は以下の通り。
まず、氷の入ったロックグラスなどにカンパリを45ml計量して注ぐ。一度氷とカンパリをよく混ぜてリキュール自体を冷やす。次にグレープフルーツジュースをグラスを満たす程度まで注ぎ、よく混ぜれば完成だ。
まず、氷の入ったロックグラスなどにカンパリを45ml計量して注ぐ。一度氷とカンパリをよく混ぜてリキュール自体を冷やす。次にグレープフルーツジュースをグラスを満たす程度まで注ぎ、よく混ぜれば完成だ。
カンパリグレープフルーツを混ぜる際のコツ
カンパリグレープフルーツなど、アルコール類とジュースで作るカクテルの場合は、フルーツジュースを入れる前に蓋をしたままよくふろう。振って対流が起きたジュースを、氷に当てずに注ぐことで薄まらずによく混ざってくれるのだ。また混ぜる際も氷にスプーンなどが当たらないようにしよう。混ぜる回数は早めに20回、上下に3往復程度動かすとうまく混ざる。
グレープフルーツジュースの選び方
カンパリグレープフルーツに使うグレープフルーツジュースは、できればストレートと書いてあるものを使おう。濃縮還元のものは果汁が100パーセントであっても糖分などを加えられているものが多い。また一度濃縮しているので、グレープフルーツの風味が飛んでいることもある。ストレートであれば絞ったそのままなので、グレープフルーツの風味を感じられるのだ。
3. カンパリグレープフルーツをより美味しくするには?

ベーシックなカンパリグレープフルーツの次には、さらにアレンジを楽しんでみよう。カンパリグレープフルーツのアレンジレシピや、デコレーションを紹介する。
スプモーニ
カンパリグレープフルーツの兄弟レシピといえば「スプモーニ」が有名だ。こちらはカンパリグレープフルーツにトニックウォーターを入れたカクテルで、薄いサーモンピンクのような色合いが美しいカクテルである。カクテルレシピは、カンパリ20ml、グレープフルーツジュース30cc、トニックウォーター適量だ。氷の入ったグラスに、まずカンパリ、次にグレープフルーツジュースを入れて混ぜ、最後にトニックウォーターを注いでグラスを満たし、軽く混ぜれば完成である。縁にミントを飾ってみたり、カンパリやグレープフルーツジュース、トニックウォーターの比率を変えることでオリジナルの味になる。
カンパリオレンジ
カンパリグレープフルーツのグレープフルーツジュースをオレンジジュースに変えたものがこちらのカクテルだ。割合としてはカンパリの量は45ml、オレンジジュースの量はグラスを満たす程度である。好みでオレンジを飾ってもよいだろう。カンパリグレープフルーツよりは甘口なので、グレープフルーツの酸味が苦手な人におすすめのアレンジレシピだ。
飾り切りでもっと華やかに
バーで提供されるような華やかなカクテルに仕上げたい場合は、果物の皮やフルーツ自体を使ってグラスにデコレーションをしてみるのも面白い。とくにグレープフルーツジュースを果物から絞る場合、皮が余ってしまうのでデコレーションに転用してみるとよい。味わいだけでなく見た目も個性的なカンパリグレープフルーツを作ってみるのも楽しいだろう。
結論
カンパリグレープフルーツは、ハーブの苦さと柑橘の苦さ、2つの苦さを合わせた大人の味わいのカクテルである。カンパリ自体は甘苦く、グレープフルーツは爽快な酸味と苦さを持っているため、ビールなどに似た「食事に合うお酒」といえるのだ。しかもグレープフルーツジュースは酒好きに嬉しい効能も持つ。アレンジレシピも含め、カンパリグレープフルーツを自分好みに楽しんでみよう。