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桜リキュールで春を咲き取り!桜薫るお酒の魅力やレシピについて解説

桜リキュールで春を咲き取り!桜薫るお酒の魅力やレシピについて解説

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

鉛筆アイコン 2021年3月 6日

日本では古より、桜を愛でる文化がある。桜の儚さは和歌をはじめ文学作品でも愛でられている。そんな桜を使った桜リキュールは、花を舌の上で楽しむお酒だ。桜の時期だけでなく、年中桜を楽しめるのが魅力である。儚い桜色の薫りは春を過ぎても、あるいは春が来る前でも味わえる季節の味わいだ。口の中で花を咲かせる桜リキュールについて紹介しよう。

  

1. 桜リキュールってどんな味?

日本独自のお酒のひとつに桜リキュールがある。しかし、あまり知名度が高くなく、飲んだことがある人も多くはないのではないだろうか。そこで、桜リキュールの基本的なプロフィールについて紹介しよう。

桜リキュールとは

日本には桜を見て楽しむだけでなく味わう文化がある。その桜をお酒にしたのが桜リキュールだ。スピリッツ(蒸留酒)に桜の葉や花を漬け込んで風味を移し、砂糖などを加えて造ったものだ。度数はおおよそ22度程度と高めである。味わいは甘く、また桜の香りが強いお酒だ。そのためそのまま飲んだり、カクテルにする以外にも製菓用として桜の香りづけに使われることがある。

桜リキュールとさくらんぼリキュール

日本には桜リキュールがあるが、海外ではさくらんぼのリキュールがある。たとえばポルトガルのジンジーニャは、さくらんぼの甘酸っぱい味わいが特徴のリキュールである。さくらんぼを使うため、桜リキュールよりも酸味が強いのが特徴だ。また、赤い色合いのものもあるが桜リキュールの場合は食紅で、さくらんぼリキュールの場合は果実の色合いだ。このように、桜を題材にしたリキュールでも違いがある。飲み比べるのも面白いだろう。

2. 桜リキュールの華やかカクテル

桜のリキュールはそのまま飲む以外にもカクテルとして飲む方法がある。度数が高く甘い桜リキュールを、ビールのように爽やかに飲む方法を3つ紹介しよう。

桜ソルティドッグ

まずは、塩味と桜、そして柑橘の爽やかな味わいを楽しめる桜ソルティドッグを紹介しよう。グラスの飲み口に塩をつける手間をかけるだけで、本格的なカクテルが手軽に飲めるのでおすすめだ。

材料
桜リキュール 30ml
グレープフルーツジュース(できればその場で絞ったもの)90ml程度

作り方
1 柑橘類の果汁などでロックグラスのふちを湿らせて、塩を皿に入れておいたところに押し当てつける。
2 氷を入れた1のグラスに材料を入れて混ぜる。

桜モスコミュール

本来、モスコミュールはウォッカを使うのだがそのウォッカを桜リキュールに変えたのが桜モスコミュールである。ウォッカよりは度数が低い桜リキュールを使うため、さっぱりと、しかも飲みやすいカクテルになる。

材料
桜リキュール 30ml
ライム 1/8個
ジンジャーエール 好みの量

作り方
1 ロンググラスにライムを絞り、その後そのライムをそのまま入れる。
2 桜リキュール、ジンジャーエールの順に入れて軽く混ぜる。

桜&TEA

桜リキュールと紅茶だけで作る、さっぱりカクテル。牛乳と一緒にシェイクしても美味しいが、ここではシェイカーがなくても作ることのできるものを紹介しよう。

材料
桜リキュール 30ml
無糖紅茶 60ml

作り方
氷を入れたグラスに全ての材料を注ぎ、混ぜる。

3. 桜リキュールのおすすめ3選

桜リキュールのおすすめを3つ紹介しよう。

サントリー「ジャパニーズクラフトリキュール 奏 Kanade〈桜〉」

桜のリキュールの中でも、大手酒造会社のサントリーが製造するのが奏シリーズの桜リキュールだ。奏シリーズはほかにも抹茶や白桃、柚子など日本独自の素材を使ったリキュールがある。繊細な味わいで和素材を味わえるのが特徴で、この奏シリーズの桜リキュールも桜の味わいをしっかりと細やかに味わうことができる。

株式会社北岡株式会社「さくらさらさら」

丸いボトルにふわふわと桜の花びらが漂うのが特徴のこちらのリキュールは、なんと中の桜も食べることができるのもポイントだ。甘酸っぱい味わいで、度数は11度。そのまま冷やして飲むのがおすすめの飲み方だ。

ドーバー「和酒 桜」

こちらは大島桜をメインに使った桜リキュールである。ドーバーの国産のリキュールシリーズ「和酒」の中でも、桜を使っているものはこちらだけだ。22度と度数は高めなので、カクテルなどで味わうとよいだろう。

4. 桜リキュールを使ったお菓子

桜リキュールはお菓子を作るのにも最適だ。そこで桜リキュールを使うお菓子のレシピをいくつか紹介しよう。

桜のムース

ムースとゼリーで2層にした華やかな味わいのデザート。一見難しそうだが、冷やし固める工程が多いためそこまで難しくはない。一度作ってみよう。

材料(2人分)
ムース
牛乳 200ml
桜あん 100g
生クリーム 100ml
クリームチーズ 50ml
ゼラチン 5g

ゼリー
桜の塩漬け 適量
お湯 200ml
ゼラチン 3g
砂糖 大さじ2
桜リキュール 大さじ2

作り方
1 まず下準備をする。桜の塩漬けは分量外の水で塩抜きをし、クリームチーズは室温に戻して柔らかくする。
2 まずムースを作る。鍋に牛乳と桜あんを入れ、火にかける。沸騰しないように桜あんを溶かしきる。その後火を止めてゼラチンを溶かす。
3 生クリームを6分立てにしてからクリームチーズを混ぜる。
4 2を3に入れて混ぜ、グラスに入れて冷やし固める。
5 ゼリーを作る。お湯にゼリーの材料の桜の塩漬け以外のものを溶かしてバットなどに入れ冷やし固める。
6 5が固まったらフォークなどでクラッシュゼリー上にして、4の上に置き、桜の塩漬けを飾って完成だ。

その他の桜のレシピ

桜リキュールで作るスイーツは他にもある。たとえばミルクわらび餅に桜のリキュールで作ったシロップをかければ、簡単に桜を感じる和風スイーツのできあがりだ。また、桜リキュールをアイスを作る際に混ぜれば、和風の桜アイスになる。さまざまなスイーツと相性がよいので、桜リキュールでオリジナルレシピを作るのも面白いだろう。

結論

桜リキュールは、桜カクテルだけでなくスイーツにも使うことができる日本のリキュールだ。さまざまな人に愛される桜は、お酒として嗜んでも楽しめるのである。ただそこまで知名度がないので知っていると通なお酒でもある。カクテルも自分好みのオリジナルカクテルを考え出したり、アレンジスイーツを考えるのも楽しい。ぜひ、自分だけの桜を楽しんでほしい。
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  • 更新日:

    2021年3月 6日

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